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聖女と巡礼
聖女巡礼メンバーにされてしまったみたいです。
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その後は、ディは自分の用事があるからと、僕にキスをして出て行った。
「また後で。愛しているよ。」
そう言いながら、名残惜しそうにしながらだ。
浄化巡礼の旅に、各国から代表しての精鋭部隊。そう、護衛としてメンバーの中に入って同行してくれるらしい。
その為の調整が部隊内であるらしい。
一つの国だけの精鋭部隊ならそこまではないのだろうが、大陸全土の問題であるからと、各国から代表者として集められた臨時精鋭部隊であるから、統率などに問題があったりするんだろうなって思った。
お互いが譲れないものとかきっとあるんだろうし…
僕にはよく分からないことではあるけれど、ディは大丈夫だと笑っていた。
僕自身は、巡礼メンバーと探索及び討伐予定だ。
この城から近い場所でとりあえず練習みたいな感じだ。
この城の近くだからと、今回だけメンバー以外の同行者は、この国の第一騎士団の者達だった。
次回からは、各国から集められた精鋭部隊と行く予定なんだとか。
精鋭部隊の調整を今日やってしまうんだと騎士団の団長さんが言っていた。
団長さんは精鋭部隊には選抜されていないらしい。
副団長さんと、他数名。この国の各騎士団から選ばれた者がこの国からの代表として精鋭部隊に入っているらしい。
その者達は、今は抜けてそちらに参加中だとか。
騎士団に連れられて来た場所は、遠くにお城が見えるぐらいの距離だった。
お城から言うと、やや南東に位置する場所。
少しだけ小高い感じがする平原から更に南側に林が見えた。
「この向こう側が予定された場所となります。従来は住民の憩いの場である美しい湖があり、ピクニックやボート遊びなどで楽しんでいた場所です。残念ながら、各地の瘴気による魔獣被害の影響で、ここにも小さな魔素溜まりが頻繁に発生し、小柄ではありますが、魔獣が発生しています。多少、魔物の生息も確認されております。」
そう団長さんが説明してくれた。
聖女であるアイ様が、『魔獣と魔物、一緒じゃないの?凶暴な方が魔獣だよね?』って呟いていたから、それに関しては、ロザリアン神聖国の第二皇子であるルディウス殿下が説明されていた。
「なるほどね。うん、ありがとう。ルディ。」
そう言って飛びついてお礼を言っていた。
本来なら不敬に当たる行為であるが、相手は聖女。誰もその行為を咎める者は居なかった。
逆に、微笑ましい者を見るような感じで見守っていた。
僕とスレイン以外がだ。
スレインがそっと僕に耳打ちしてくる。
「やっぱり、『魅了』の力を使っている。無自覚かどうかは分からないけどね。僕にはとりあえずこれがあるから…」
そう言ってチラッと見せてくれたのはバングルだった。
妖精国のオリクサ王国の特製品だと言っていた。
遥か昔に何かあったのか?
いろんな事を考えて、対策として練られて作られた魔法道具の一つだろうと推測した。
詳しくは国家機密だろうから、聞かないでおこう。
自分から打ち明けてくれた分は別としてだ。
「カルは竜人族特有のモノを贈られてるから大丈夫なんだね。ホント、すごい効果だ。」
そう言いながら、学友であり、親友である彼から、ほんの少し冷やかされた。
「では、行きましょう。」
そう言って、二人一組で必ず行動するようにと注意されてから道を歩き始めた。
元々が憩いの場であった場所であるし、定期的に騎士や魔法師達が討伐や浄化などをしている場所であるから、倒木などで道が塞がれるなどはなかった。
でも、目的地に向かうごとにどんよりとした何とも言えない空気感。
空もその場所だけを雲で覆い隠そうとしているようだった。
湖の近く。そう、大きな岩陰のところに黒い澱んだものが見えた。
そこから、小さな黒い生き物が這いずるように出て来ていた。
「何あれ、気持ち悪~~~~」
うげぇ~っと言いながら舌を出す聖女。
何ともお下品だ。
向こうの女子高生ならでは?
皆んなが皆んなこんな女子高生ではないのは理解できるが…
うん、チャラチャラした感じの子だと思った。
騎士やメンバー達が聖女であるアイ様が側まで行けるように、這い出てくる魔獣を排除しながら道を開ける。
イヤイヤしながら、ルディウス殿下にわざとらしくしがみつき歩いて行った。
「何これ、臭~い。」
そう言って、ポケットからハンカチを取り出して鼻を塞いでいる。
それを苦笑いしながらも見守っているようだ。
「アイ。お願いします。」
そう言って促されるも、触るのも嫌なのか、なかなか動こうとはしなかった。
そして…
「ちょっと、カル、こっち来て!!」
そう言って僕を呼ぶ。
僕はスレインと一緒に魔獣を退かせていたところだった。
「呼んでるよ。」
「呼んでるね。」
二人で目を合わせて、僕は仕方なく側に行く。
スレインは何とも言えない表情で、心配そうに見守っていた。
「どうされましたか?」
呼ばれて側に行き、そう声かけると、ぐいっと掴まれて押された。
思わず両手を淀んだ中に突き入れて倒れ込む。
跪き、両手を突き入れた感じで倒れ込んだから、淀んだモノに触れたのは両手のみ。しかも、肘の近くまで入ってしまった。
そこからゾクゾクと気持ち悪い感じが這い上がる。
一瞬吐きそうになるも、今度は背中から温かいものを感じた。
聖女が僕の背中に触れて、僕を媒介にして浄化の力を流し込んだんだ。
一気に流れ込む感じで、身体がぐわっと反応した。
僕が触れている場所から光輝きだし、一挙に淀みが消えた。
「成功です。さすがだ。」
「聖女様。素晴らしい!!」
僕の背中から手を離し、クルッとみんなの方を見てからルディウス殿下に飛びついてみんなの元にかけて行った。
僕はその場に倒れ込むようにぐったりし、スレインが掛けて来て支えてくれた。
「大丈夫か?」
「あぁ、まるで魔法の杖のように媒介にされた…」
それだけ言って、意識が途絶えた。
「また後で。愛しているよ。」
そう言いながら、名残惜しそうにしながらだ。
浄化巡礼の旅に、各国から代表しての精鋭部隊。そう、護衛としてメンバーの中に入って同行してくれるらしい。
その為の調整が部隊内であるらしい。
一つの国だけの精鋭部隊ならそこまではないのだろうが、大陸全土の問題であるからと、各国から代表者として集められた臨時精鋭部隊であるから、統率などに問題があったりするんだろうなって思った。
お互いが譲れないものとかきっとあるんだろうし…
僕にはよく分からないことではあるけれど、ディは大丈夫だと笑っていた。
僕自身は、巡礼メンバーと探索及び討伐予定だ。
この城から近い場所でとりあえず練習みたいな感じだ。
この城の近くだからと、今回だけメンバー以外の同行者は、この国の第一騎士団の者達だった。
次回からは、各国から集められた精鋭部隊と行く予定なんだとか。
精鋭部隊の調整を今日やってしまうんだと騎士団の団長さんが言っていた。
団長さんは精鋭部隊には選抜されていないらしい。
副団長さんと、他数名。この国の各騎士団から選ばれた者がこの国からの代表として精鋭部隊に入っているらしい。
その者達は、今は抜けてそちらに参加中だとか。
騎士団に連れられて来た場所は、遠くにお城が見えるぐらいの距離だった。
お城から言うと、やや南東に位置する場所。
少しだけ小高い感じがする平原から更に南側に林が見えた。
「この向こう側が予定された場所となります。従来は住民の憩いの場である美しい湖があり、ピクニックやボート遊びなどで楽しんでいた場所です。残念ながら、各地の瘴気による魔獣被害の影響で、ここにも小さな魔素溜まりが頻繁に発生し、小柄ではありますが、魔獣が発生しています。多少、魔物の生息も確認されております。」
そう団長さんが説明してくれた。
聖女であるアイ様が、『魔獣と魔物、一緒じゃないの?凶暴な方が魔獣だよね?』って呟いていたから、それに関しては、ロザリアン神聖国の第二皇子であるルディウス殿下が説明されていた。
「なるほどね。うん、ありがとう。ルディ。」
そう言って飛びついてお礼を言っていた。
本来なら不敬に当たる行為であるが、相手は聖女。誰もその行為を咎める者は居なかった。
逆に、微笑ましい者を見るような感じで見守っていた。
僕とスレイン以外がだ。
スレインがそっと僕に耳打ちしてくる。
「やっぱり、『魅了』の力を使っている。無自覚かどうかは分からないけどね。僕にはとりあえずこれがあるから…」
そう言ってチラッと見せてくれたのはバングルだった。
妖精国のオリクサ王国の特製品だと言っていた。
遥か昔に何かあったのか?
いろんな事を考えて、対策として練られて作られた魔法道具の一つだろうと推測した。
詳しくは国家機密だろうから、聞かないでおこう。
自分から打ち明けてくれた分は別としてだ。
「カルは竜人族特有のモノを贈られてるから大丈夫なんだね。ホント、すごい効果だ。」
そう言いながら、学友であり、親友である彼から、ほんの少し冷やかされた。
「では、行きましょう。」
そう言って、二人一組で必ず行動するようにと注意されてから道を歩き始めた。
元々が憩いの場であった場所であるし、定期的に騎士や魔法師達が討伐や浄化などをしている場所であるから、倒木などで道が塞がれるなどはなかった。
でも、目的地に向かうごとにどんよりとした何とも言えない空気感。
空もその場所だけを雲で覆い隠そうとしているようだった。
湖の近く。そう、大きな岩陰のところに黒い澱んだものが見えた。
そこから、小さな黒い生き物が這いずるように出て来ていた。
「何あれ、気持ち悪~~~~」
うげぇ~っと言いながら舌を出す聖女。
何ともお下品だ。
向こうの女子高生ならでは?
皆んなが皆んなこんな女子高生ではないのは理解できるが…
うん、チャラチャラした感じの子だと思った。
騎士やメンバー達が聖女であるアイ様が側まで行けるように、這い出てくる魔獣を排除しながら道を開ける。
イヤイヤしながら、ルディウス殿下にわざとらしくしがみつき歩いて行った。
「何これ、臭~い。」
そう言って、ポケットからハンカチを取り出して鼻を塞いでいる。
それを苦笑いしながらも見守っているようだ。
「アイ。お願いします。」
そう言って促されるも、触るのも嫌なのか、なかなか動こうとはしなかった。
そして…
「ちょっと、カル、こっち来て!!」
そう言って僕を呼ぶ。
僕はスレインと一緒に魔獣を退かせていたところだった。
「呼んでるよ。」
「呼んでるね。」
二人で目を合わせて、僕は仕方なく側に行く。
スレインは何とも言えない表情で、心配そうに見守っていた。
「どうされましたか?」
呼ばれて側に行き、そう声かけると、ぐいっと掴まれて押された。
思わず両手を淀んだ中に突き入れて倒れ込む。
跪き、両手を突き入れた感じで倒れ込んだから、淀んだモノに触れたのは両手のみ。しかも、肘の近くまで入ってしまった。
そこからゾクゾクと気持ち悪い感じが這い上がる。
一瞬吐きそうになるも、今度は背中から温かいものを感じた。
聖女が僕の背中に触れて、僕を媒介にして浄化の力を流し込んだんだ。
一気に流れ込む感じで、身体がぐわっと反応した。
僕が触れている場所から光輝きだし、一挙に淀みが消えた。
「成功です。さすがだ。」
「聖女様。素晴らしい!!」
僕の背中から手を離し、クルッとみんなの方を見てからルディウス殿下に飛びついてみんなの元にかけて行った。
僕はその場に倒れ込むようにぐったりし、スレインが掛けて来て支えてくれた。
「大丈夫か?」
「あぁ、まるで魔法の杖のように媒介にされた…」
それだけ言って、意識が途絶えた。
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