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聖女がやって来るみたいです
聖女がやって来るみたいです
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友人達のおかげで恥ずかしい目にはあったけれど、事態は上手くいってくれたよ。
後で抗議だ抗議!!
何も知らずに、綺麗とか思ってしまった僕のバカ~~~~
屋敷の者達は特に何も言わなかったし、兄達はお城に行ったりして忙しくしており、会っていない。
手紙はもらってはいたけれどね…
『見送りに行けなくてごめんね』みたいな感じだ。
もしかして、ディに…はかられた??
それなら悔しい~~~
悶々としながら講義を受講して、寮へと戻る。
確信犯はアカデミー不在で、お城に行っているみたいだ。
寮に戻り、室内でプンスカ怒る。
英霊達は苦笑いだけしていた。
過去にも同じようにされた人達が居たらしくて、竜人族のあるあるらしい。
「まぁまぁ、気持ちもわかるけどね」
サヤカが笑いながらお茶とお菓子を楽しんでいる。
もう良いや。ふん!!
「それはそうと、アカデミーからの通達はどうだったのですか?」
僕の影に潜んでいるから知っているはずのディアブロがあえてそう聞いてきた。
「そうそう…」
気を取り直して姿勢を少し整えてみんなに伝える。
アカデミーは来週から長期休暇。
国家間の問題とか、魔獣被害が各地に広がり出したからと言うのが理由だった。
それに関しては情報はすでに皆んなからもらっているから、納得してる。
「で、学長から僕と友人達が呼び出されたんだ。他にも先輩とか数名。理由は、ロザリアン神聖国に赴いての留学となってるんだけど、実際は…」
「魔力供給の人材及び後世のための召喚儀式の参加•見学ですか?」
「うん、そう。学長は苦虫を噛んだみたいなすごい嫌そうな顔をされたけれど、かなりの圧力をかけられたみたいだ。特に教会と魔法省。」
「あれだけ釘を刺しに行ったのに…」
「本当に、何やってくれてますの!!」
アカリとサヤカがプルプルしながら怒ってるよ。
うん、なんだか怖い…
他の面々もスーツと姿を消したり隅の方に移動していた。
ディアブロは苦笑いだけだ。
「まぁ、言われたからには行かないと行けないんだけどね…多分、国からは兄様とかが声かけられてるんじゃないかな…ディも何度もお城に呼び出されてるしね…」
はぁ…………
もう、できたら関わりたく無い聖女に会いに行く形になる?
召喚の時に参列なら会うよね…
ため息ばかりだ。
ほんと、今日は散々だ…
後で抗議だ抗議!!
何も知らずに、綺麗とか思ってしまった僕のバカ~~~~
屋敷の者達は特に何も言わなかったし、兄達はお城に行ったりして忙しくしており、会っていない。
手紙はもらってはいたけれどね…
『見送りに行けなくてごめんね』みたいな感じだ。
もしかして、ディに…はかられた??
それなら悔しい~~~
悶々としながら講義を受講して、寮へと戻る。
確信犯はアカデミー不在で、お城に行っているみたいだ。
寮に戻り、室内でプンスカ怒る。
英霊達は苦笑いだけしていた。
過去にも同じようにされた人達が居たらしくて、竜人族のあるあるらしい。
「まぁまぁ、気持ちもわかるけどね」
サヤカが笑いながらお茶とお菓子を楽しんでいる。
もう良いや。ふん!!
「それはそうと、アカデミーからの通達はどうだったのですか?」
僕の影に潜んでいるから知っているはずのディアブロがあえてそう聞いてきた。
「そうそう…」
気を取り直して姿勢を少し整えてみんなに伝える。
アカデミーは来週から長期休暇。
国家間の問題とか、魔獣被害が各地に広がり出したからと言うのが理由だった。
それに関しては情報はすでに皆んなからもらっているから、納得してる。
「で、学長から僕と友人達が呼び出されたんだ。他にも先輩とか数名。理由は、ロザリアン神聖国に赴いての留学となってるんだけど、実際は…」
「魔力供給の人材及び後世のための召喚儀式の参加•見学ですか?」
「うん、そう。学長は苦虫を噛んだみたいなすごい嫌そうな顔をされたけれど、かなりの圧力をかけられたみたいだ。特に教会と魔法省。」
「あれだけ釘を刺しに行ったのに…」
「本当に、何やってくれてますの!!」
アカリとサヤカがプルプルしながら怒ってるよ。
うん、なんだか怖い…
他の面々もスーツと姿を消したり隅の方に移動していた。
ディアブロは苦笑いだけだ。
「まぁ、言われたからには行かないと行けないんだけどね…多分、国からは兄様とかが声かけられてるんじゃないかな…ディも何度もお城に呼び出されてるしね…」
はぁ…………
もう、できたら関わりたく無い聖女に会いに行く形になる?
召喚の時に参列なら会うよね…
ため息ばかりだ。
ほんと、今日は散々だ…
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