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聖女がやって来るみたいです
聖女がやって来るみたいです
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まず、この世界の神、そう、この世界を創り上げた光と闇の二神。
この二神に呼び出されて会ったことがあると言う。
この世界では、光と闇の神は、女性や男性の姿で表されているが、実際はどちらとは決められていない。
その都度姿が変わっていると伝えられていた。そして、名前に関しても伝わっていなかった。
だから単に光と闇の神とだけで呼ばれていた。
が、サヤカが言うには、黄金の髪にオパールの様な瞳の神が光の神だと言い、銀色の髪にオパールの瞳の神が闇の神だと伝えてきたらしい。光の神は自身を『リーミエ』と名乗り、闇の神は『カーミエ』と名乗ったそうだ。
だが、その名は誰しにも呼ばせていないし教えてもいないから、あえてそう呼ばなくても良いと言われたそうだ。
その神は、今回起こっていることを予言していたらしい。
そして、サヤカが不完全な封印を施してしまう事も…
実際には不完全だと当時は思わなかったそうだ。
それだけ必死に頑張って行い、実際には平和が訪れたのだから…
だが、僕が生まれる前にその事実が発覚して、神の導き通りに封じることにしたらしい。
僕の生きている今の時代。そう、今この現状下で不利にならないように…
「ちょっと待って、上手く理解できにくいんだけど…」
頭の中がこんがらがる。
冷静になれ…えっと…
「だからね、今の状況から未来はいくつかあるの。私達の時もそうだった。その中で最善を選んで頑張った結果が今なんだけどね。」
「えっと…まだわからない事が多いんだけど、ちょっと話を変えても良い?」
「ん?」
「頭の中の情報を整理するのに、ちょっと話題を変えたくてさ…」
思わず苦笑いしてみた。
ディもアルストも皆んながサヤカの話で混乱しているの見て取れてあるから、いったん別の話に切り替えて、冷静になりたかったんだよね…
「アカリが初代聖女で情報を得るためにロザリアン神聖国に行ったのは理解できたんだけど…サヤカはどうしてディール帝国に?それに母と姉妹なら…」
「あぁ、私が英霊かどうかと言うなら…仮の英霊って感じかな。まだ死んでないし…」
「えっと……」
「う~ん、話せば長くなるから、端的に言うとね、当時は無事に浄化巡礼を終えて、封印はしたのよ。ただね、打ち漏れたんだ…上手く逃れた厄介者がねいたのよ。だから不完全な封印。二神からはそこまでは教えてもらえてなくて、後で教えられたの。で、聖女ってね、基本はロザリアン神聖国の人と婚姻する人が多かったみたいで、絶対じゃないの。でも、神聖国からしたら、自国で召喚したのだから、自国の者とって考えが強くてね。で、私の場合はロザリアン神聖国でヒト族として神殿に入って寿命で亡くなった事になっているの。これは当時の皇太子殿下のはからいでね…でも実際は、ディール帝国の人と結婚して子供ができてるのよね~。まぁ、相手はそのうち分かるよ。で、ヒト族って相手と同じ寿命になるからね。理由はまた調べてみてね。で、可愛い甥っ子が生まれる前にさっき言った神から教えられて、とりあえず甥っ子である君が予言された時まで持ち堪えるために自分の身体を使ってね~」
「それは、元聖女の方だを使って封印してるってことですか?」
アルストもそこまでは知らなかったようだ。
大賢者であるが、全てを熟慮しているわけでもなかったのか?
「そう、二神が直接ね。それも、もう少しまでしかもたない…かなぁ??今後次第だね」
尚更混乱してきた。
「まさか…本当に死んでしまうってことないですよね…」
「ん?多分?」
「多分って…」
「大丈夫。そうならないように頑張ってるから、特にあの人が…」
最後は小声で言っていたけれど…『あの人』も気になるけれど、これは尚更気合を入れないといけない!!
この二神に呼び出されて会ったことがあると言う。
この世界では、光と闇の神は、女性や男性の姿で表されているが、実際はどちらとは決められていない。
その都度姿が変わっていると伝えられていた。そして、名前に関しても伝わっていなかった。
だから単に光と闇の神とだけで呼ばれていた。
が、サヤカが言うには、黄金の髪にオパールの様な瞳の神が光の神だと言い、銀色の髪にオパールの瞳の神が闇の神だと伝えてきたらしい。光の神は自身を『リーミエ』と名乗り、闇の神は『カーミエ』と名乗ったそうだ。
だが、その名は誰しにも呼ばせていないし教えてもいないから、あえてそう呼ばなくても良いと言われたそうだ。
その神は、今回起こっていることを予言していたらしい。
そして、サヤカが不完全な封印を施してしまう事も…
実際には不完全だと当時は思わなかったそうだ。
それだけ必死に頑張って行い、実際には平和が訪れたのだから…
だが、僕が生まれる前にその事実が発覚して、神の導き通りに封じることにしたらしい。
僕の生きている今の時代。そう、今この現状下で不利にならないように…
「ちょっと待って、上手く理解できにくいんだけど…」
頭の中がこんがらがる。
冷静になれ…えっと…
「だからね、今の状況から未来はいくつかあるの。私達の時もそうだった。その中で最善を選んで頑張った結果が今なんだけどね。」
「えっと…まだわからない事が多いんだけど、ちょっと話を変えても良い?」
「ん?」
「頭の中の情報を整理するのに、ちょっと話題を変えたくてさ…」
思わず苦笑いしてみた。
ディもアルストも皆んながサヤカの話で混乱しているの見て取れてあるから、いったん別の話に切り替えて、冷静になりたかったんだよね…
「アカリが初代聖女で情報を得るためにロザリアン神聖国に行ったのは理解できたんだけど…サヤカはどうしてディール帝国に?それに母と姉妹なら…」
「あぁ、私が英霊かどうかと言うなら…仮の英霊って感じかな。まだ死んでないし…」
「えっと……」
「う~ん、話せば長くなるから、端的に言うとね、当時は無事に浄化巡礼を終えて、封印はしたのよ。ただね、打ち漏れたんだ…上手く逃れた厄介者がねいたのよ。だから不完全な封印。二神からはそこまでは教えてもらえてなくて、後で教えられたの。で、聖女ってね、基本はロザリアン神聖国の人と婚姻する人が多かったみたいで、絶対じゃないの。でも、神聖国からしたら、自国で召喚したのだから、自国の者とって考えが強くてね。で、私の場合はロザリアン神聖国でヒト族として神殿に入って寿命で亡くなった事になっているの。これは当時の皇太子殿下のはからいでね…でも実際は、ディール帝国の人と結婚して子供ができてるのよね~。まぁ、相手はそのうち分かるよ。で、ヒト族って相手と同じ寿命になるからね。理由はまた調べてみてね。で、可愛い甥っ子が生まれる前にさっき言った神から教えられて、とりあえず甥っ子である君が予言された時まで持ち堪えるために自分の身体を使ってね~」
「それは、元聖女の方だを使って封印してるってことですか?」
アルストもそこまでは知らなかったようだ。
大賢者であるが、全てを熟慮しているわけでもなかったのか?
「そう、二神が直接ね。それも、もう少しまでしかもたない…かなぁ??今後次第だね」
尚更混乱してきた。
「まさか…本当に死んでしまうってことないですよね…」
「ん?多分?」
「多分って…」
「大丈夫。そうならないように頑張ってるから、特にあの人が…」
最後は小声で言っていたけれど…『あの人』も気になるけれど、これは尚更気合を入れないといけない!!
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