83 / 269
アカデミー
アカデミー生活中です。(ジャディール)♡
しおりを挟む
愛しい者。私の運命の番。
待ち焦がれ、やっと現れ、一目惚れした。
その子の姿、魂まで。
成長するにつれて、その愛おしさが募っていった。
そう、カルロス•セイクリオンという存在を、この私。ジャディール•アステードがだ。
初めは愛しい者の存在を確認しながら確かめるように優しく求めた。
彼のアカデミーの部屋から私の屋敷の寝室に。
訪れたことのある場所には設置する事が可能な移動魔法陣。
特殊な魔力操作は必要で、ごく一部の者しか扱うことはできない。
あの時に使われた物とは別格の物だ。
私の寝室に招待し、幾重にも多種多重結界を張った。
これからしっかり愛でるのだ。
邪魔をされるわけにも行かないし、可愛らしい声や乱れる姿を見せる気もない。
私だけが知っていれば良い。
愛しい者の羞恥心を和らげたいから、大丈夫と教え倒した。
彼の部屋のベットより大きなベットのシーツに沈む愛しい者の。
すぐさま貪り尽くしたい欲望を自分の中に抑え込み、そして、彼を求める…
転生前に恋人はいなかったと言っていた。
友と呼べる者はいたがとも。
全てが初めてだとわかる。
彼に初めてを与えるのは私であり、奪うのも私。
動揺しているのだろうか…
「何を考えている…」
耳元で呟く。彼がここが好みなのは知っている。
可愛らしい表情に朱が…愛しい…
首筋に唇を這わせて行く。徐々に下に降りていく。
そう、獲物を求め味わうようにじっくりと。
少し味わうように舌も這わせてみた。
甘いな…だが…
「気に食わない…」
そう言って、カリッと噛んだ。
「イッ……ん…ん~~~~」
噛んだ場所を舌で舐め、しっかりと『印』を贈る。
もう、これぐらいは贈っておいてもいいだろう。ここまでは待つのをやめる。
そう決めて、しっかりと自分を刻みつける魔力を愛しい者に流し込み刻む『印』。
そう、これは自分の『番』であり、『獲物』である事を知らしめるモノでもある。
濃く綺麗に浮かび上がった所に、唇でリップ音を鳴らしてから離れた。
その後、彼の開いた唇に吸い寄せられるように顔を近づけて合わせる。
貪り尽くしたいのを抑えながら、私の肉厚のもの。
そう舌を入れ込み、歯列や上顎。逃げた舌を追いかけて絡めとる。
暴れる両手を器用に捉え、ボタン全てを外し開けていく衣服から抜き取った。
さらに一つにまとめて、頭上に拘束する。
拘束している手とは別の手で、愛しい者を愛でていく。
目で耳で、手で、身体全部で感じていく。
「あっ、あ…」
愛らしい鳴き声を聞き、さらに獣の自分が頭を擡げる。
首筋から肩、脇と撫で下ろし、お臍の辺りを撫でさすりながら、反応を楽しんでいく。
表情がどんどん愛らしいものに変わっていく。
私自身が熱くたげっていくのを感じる。そして、愛しい彼自身も…
組み敷いている者の反応を全身で感じ取り、開いた脚の間に陣取ってその下に降りて行ったら…
あぁ…彼も感じてくれているようだ。
待ち焦がれ、やっと現れ、一目惚れした。
その子の姿、魂まで。
成長するにつれて、その愛おしさが募っていった。
そう、カルロス•セイクリオンという存在を、この私。ジャディール•アステードがだ。
初めは愛しい者の存在を確認しながら確かめるように優しく求めた。
彼のアカデミーの部屋から私の屋敷の寝室に。
訪れたことのある場所には設置する事が可能な移動魔法陣。
特殊な魔力操作は必要で、ごく一部の者しか扱うことはできない。
あの時に使われた物とは別格の物だ。
私の寝室に招待し、幾重にも多種多重結界を張った。
これからしっかり愛でるのだ。
邪魔をされるわけにも行かないし、可愛らしい声や乱れる姿を見せる気もない。
私だけが知っていれば良い。
愛しい者の羞恥心を和らげたいから、大丈夫と教え倒した。
彼の部屋のベットより大きなベットのシーツに沈む愛しい者の。
すぐさま貪り尽くしたい欲望を自分の中に抑え込み、そして、彼を求める…
転生前に恋人はいなかったと言っていた。
友と呼べる者はいたがとも。
全てが初めてだとわかる。
彼に初めてを与えるのは私であり、奪うのも私。
動揺しているのだろうか…
「何を考えている…」
耳元で呟く。彼がここが好みなのは知っている。
可愛らしい表情に朱が…愛しい…
首筋に唇を這わせて行く。徐々に下に降りていく。
そう、獲物を求め味わうようにじっくりと。
少し味わうように舌も這わせてみた。
甘いな…だが…
「気に食わない…」
そう言って、カリッと噛んだ。
「イッ……ん…ん~~~~」
噛んだ場所を舌で舐め、しっかりと『印』を贈る。
もう、これぐらいは贈っておいてもいいだろう。ここまでは待つのをやめる。
そう決めて、しっかりと自分を刻みつける魔力を愛しい者に流し込み刻む『印』。
そう、これは自分の『番』であり、『獲物』である事を知らしめるモノでもある。
濃く綺麗に浮かび上がった所に、唇でリップ音を鳴らしてから離れた。
その後、彼の開いた唇に吸い寄せられるように顔を近づけて合わせる。
貪り尽くしたいのを抑えながら、私の肉厚のもの。
そう舌を入れ込み、歯列や上顎。逃げた舌を追いかけて絡めとる。
暴れる両手を器用に捉え、ボタン全てを外し開けていく衣服から抜き取った。
さらに一つにまとめて、頭上に拘束する。
拘束している手とは別の手で、愛しい者を愛でていく。
目で耳で、手で、身体全部で感じていく。
「あっ、あ…」
愛らしい鳴き声を聞き、さらに獣の自分が頭を擡げる。
首筋から肩、脇と撫で下ろし、お臍の辺りを撫でさすりながら、反応を楽しんでいく。
表情がどんどん愛らしいものに変わっていく。
私自身が熱くたげっていくのを感じる。そして、愛しい彼自身も…
組み敷いている者の反応を全身で感じ取り、開いた脚の間に陣取ってその下に降りて行ったら…
あぁ…彼も感じてくれているようだ。
10
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
【完結】婚約破棄したのに幼馴染の執着がちょっと尋常じゃなかった。
天城
BL
子供の頃、天使のように可愛かった第三王子のハロルド。しかし今は令嬢達に熱い視線を向けられる美青年に成長していた。
成績優秀、眉目秀麗、騎士団の演習では負けなしの完璧な王子の姿が今のハロルドの現実だった。
まだ少女のように可愛かったころに求婚され、婚約した幼馴染のギルバートに申し訳なくなったハロルドは、婚約破棄を決意する。
黒髪黒目の無口な幼馴染(攻め)×金髪青瞳美形第三王子(受け)。前後編の2話完結。番外編を不定期更新中。
【本編完結】断罪される度に強くなる男は、いい加減転生を仕舞いたい
雷尾
BL
目の前には金髪碧眼の美形王太子と、隣には桃色の髪に水色の目を持つ美少年が生まれたてのバンビのように震えている。
延々と繰り返される婚約破棄。主人公は何回ループさせられたら気が済むのだろうか。一応完結ですが気が向いたら番外編追加予定です。
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…
こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』
ある日、教室中に響いた声だ。
……この言い方には語弊があった。
正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。
テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。
問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。
*当作品はカクヨム様でも掲載しております。
転生したら同性の婚約者に毛嫌いされていた俺の話
鳴海
BL
前世を思い出した俺には、驚くことに同性の婚約者がいた。
この世界では同性同士での恋愛や結婚は普通に認められていて、なんと出産だってできるという。
俺は婚約者に毛嫌いされているけれど、それは前世を思い出す前の俺の性格が最悪だったからだ。
我儘で傲慢な俺は、学園でも嫌われ者。
そんな主人公が前世を思い出したことで自分の行動を反省し、行動を改め、友達を作り、婚約者とも仲直りして愛されて幸せになるまでの話。
性的に奔放なのが常識な異世界で
霧乃ふー 短編
BL
幼い頃、ふとした瞬間に日本人の男子学生であることを思い出した。ファンタジーな異世界に転生したらしい俺は充実感のある毎日を送っていた。
ある日、家族に成人を祝ってもらい幸せなまま眠りについた。
次の日、この異世界の常識を体で知ることになるとは知らずに幸せな眠りに微睡んでいた……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる