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アカデミー
アカデミー生活中です(ガラ)
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友人達と楽しそうに歩いているマスターを建物の屋根。その影から覗きながらついて行く。
マスターに『英霊召喚』で呼び出され、現在護衛として楽しんでいるだ。
そう、過去の自分はこの国で、影の者として君臨していた。
闇の部門として諜報活動などで活躍し、召喚の儀式を見守っていた時、印が施され、仲間として『初代聖女』であるアカリと共にこの世界を駆け巡っていた。
アカリが自分のことを『忍者』と言ったことから、自分が長として所属していた集団を忍者集団として一部の者達に認知された。
そのトップを『忍者マスター』と呼ぶようになっり、現在も活動している事をどれだけのもの達が知っているのだろうか…
現代の忍者マスターは、現国王についているらしいがな…
忍者集団は一族でもあるが、マスターとなるのは実力トップのものだ。
今の自分との実力差はどうかは知らないが、歴代最強と言われているからには、まだ負ける事もないだろう。
実際に、忍び込む事もできたしな…
さてさて…
銀色の髪、常に着ている服装で隠してある。
見えるのは、紫の瞳のみ。
マスターは、アルストと魔法陣を描くのを好んでいるようだから、それを買いに行くのだろう。
友人と食事をしながら楽しそうにしている。
ん?
気になる気配を感じる。
この感じは…この前の…
マスターが拉致されかけた件で、彼の国に調べに行った時に感じたものと同じだ。
あの件は、マスターには簡単に報告をしてある。
大賢者アルストを中心に、聖女のアカリとサヤカ。ディアブロ、シェリルと相談してそう決めた。
特にマスターの叔母でもあったサヤカの強い希望があってだ。
彼女は少し特別で…ディアブロもだが…
それは今はいい。
一緒に行動していたシェリルも側で反応している。
マスターの影からディアブロの合図だ。
『追え』との指示。
『了解』の合図をし、シェリルを残した。
引き続きの護衛としてだ。
自分は、あの者達を追いかける。
相手は、あの国の厄介な集団に潜んでいる。
あの集団全てが厄介な者とは限らないが、かなり癖のある集団だ。
そして、その中に潜む敵。
殲滅したいが、トカゲの尻尾切りのように巧みに逃れようとする。
かなりの実力があるのもあるが…
あの国とも関係しているからな…
マスターに害を及ばすならば、ただでは置かない。
どんな手を使っても葬り去る。
が、アルストとサヤカが今はまだその時ではないと…
だから、泳がしながら、粛清しているのだが…
さて…
周りに気づかれないように、追いかけ捕える。
自害は許さない。
口の中に布を突っ込み、両手両足を拘束する。
その数三人。
そして、三人を袋詰めにして、運ぶ。
竜人族でもあるから、なんて事はない。
「さて、きっちりと吐かせよう」
ニヤッと笑う。
この後が楽しみだ。
マスターに『英霊召喚』で呼び出され、現在護衛として楽しんでいるだ。
そう、過去の自分はこの国で、影の者として君臨していた。
闇の部門として諜報活動などで活躍し、召喚の儀式を見守っていた時、印が施され、仲間として『初代聖女』であるアカリと共にこの世界を駆け巡っていた。
アカリが自分のことを『忍者』と言ったことから、自分が長として所属していた集団を忍者集団として一部の者達に認知された。
そのトップを『忍者マスター』と呼ぶようになっり、現在も活動している事をどれだけのもの達が知っているのだろうか…
現代の忍者マスターは、現国王についているらしいがな…
忍者集団は一族でもあるが、マスターとなるのは実力トップのものだ。
今の自分との実力差はどうかは知らないが、歴代最強と言われているからには、まだ負ける事もないだろう。
実際に、忍び込む事もできたしな…
さてさて…
銀色の髪、常に着ている服装で隠してある。
見えるのは、紫の瞳のみ。
マスターは、アルストと魔法陣を描くのを好んでいるようだから、それを買いに行くのだろう。
友人と食事をしながら楽しそうにしている。
ん?
気になる気配を感じる。
この感じは…この前の…
マスターが拉致されかけた件で、彼の国に調べに行った時に感じたものと同じだ。
あの件は、マスターには簡単に報告をしてある。
大賢者アルストを中心に、聖女のアカリとサヤカ。ディアブロ、シェリルと相談してそう決めた。
特にマスターの叔母でもあったサヤカの強い希望があってだ。
彼女は少し特別で…ディアブロもだが…
それは今はいい。
一緒に行動していたシェリルも側で反応している。
マスターの影からディアブロの合図だ。
『追え』との指示。
『了解』の合図をし、シェリルを残した。
引き続きの護衛としてだ。
自分は、あの者達を追いかける。
相手は、あの国の厄介な集団に潜んでいる。
あの集団全てが厄介な者とは限らないが、かなり癖のある集団だ。
そして、その中に潜む敵。
殲滅したいが、トカゲの尻尾切りのように巧みに逃れようとする。
かなりの実力があるのもあるが…
あの国とも関係しているからな…
マスターに害を及ばすならば、ただでは置かない。
どんな手を使っても葬り去る。
が、アルストとサヤカが今はまだその時ではないと…
だから、泳がしながら、粛清しているのだが…
さて…
周りに気づかれないように、追いかけ捕える。
自害は許さない。
口の中に布を突っ込み、両手両足を拘束する。
その数三人。
そして、三人を袋詰めにして、運ぶ。
竜人族でもあるから、なんて事はない。
「さて、きっちりと吐かせよう」
ニヤッと笑う。
この後が楽しみだ。
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