竜の国のご都合主義？

アカデミー

アカデミー生活中です

授業内容も色々と充実していて楽しく過ごしている。
ディに呼ばれての手伝いはほぼ毎日なんだけどね…
下手に断ったら後が怖い。

それでも、時には友人と出かける事もできていた。
行く前には、あらかじめ報告。帰ってきてからも報告です。

ディは念話ができるみたいなんだけど、僕は今のところ出来ないんだよね。
で、通信用の魔道具。
一見水晶のように見える。
通信用の水晶？なるほど。
台座に魔法陣が刻まれて、水晶に向かって手を翳して魔力を注いだり、声に魔力を乗せて相手に伝える感じだ。
もちろん、相手側に同じような物がなければ通信できない。
まるで電話みたいだ。
液晶付きの姿が見える感じ。
水晶に相手の姿が映し出されて話すんだけどね。
球体だから湾曲の映像になると思いきや、そこはきちんと綺麗に見えるんだよ。
不思議。

他にも、ハンカチぐらいの大きさからもっと小さいタイプの紙または布に魔法陣が描かれているのもある。
一般に市販されてて、大きさによって伝えれる長さが違う、声の手紙だ。
買ってきたものに自分の魔力を流し込んでおいて、相手に渡す。
手紙に住所を記載しておいて渡すみたいな感じかなぁ。
で、渡した相手が声を送りたい時に、声に魔力を乗せて吹き込むと、自分の所に飛んで来るんだ。間違えても再度吹き込みはできる。ただし、一度飛ばしたらそれでおしまい。
飛ばしたら、パッと消えて届くんだ。
自分が渡してる人からしか届かないから、安全なんだって。簡単なやり取りには。
他の人に奪われたら？それも、大丈夫な機能があるらしいけど、詳しくは知らない。
企業秘密なのかな？

まぁ、色々と通信方法はあるみたいです便利だ。
郵便もあるけど、目が見えにくかったりしたら文字読めないしね。
意外とある年齢の子供達以上は文字も読めたりしてる。
この国の識字率は素晴らしいと思うよ。
他の国もそうだとは思うけど。
確か、聖女の誰かが発案して実行したとか。
教会主催のでのちょっとした学校。
貴族はアカデミー入学前は家庭教師とかに教わるけれど、一般家庭は教会の学校で教わっているみたいだ。
特に地方とかは、何歳は何曜日の午前とか午後みたいな感じで。
子供も働きてとして必要とされるからね。
でも、子供の教育大事って、過去の『聖女様』が頑張ったみたい。
だからか、一般用の図書館に絵本を借りに行く子供もいるんだって。

それはまぁ良いとして、僕の場合は、会えないときは特に気をつけて、通信機と通信用の魔法陣で報告をしている。
今日はディが用事があったみたいです。
アカデミーにいなかったから、早速友人達と遊びに行ったんだ。