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アカデミー
アカデミー生活開始です。(ジャディール)
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「カルロス・セイクリオン 」
「何ですか?先生…」
「カル、私だって嫉妬はするのですよ」
そう言いながら抱き上げた。
そのまま私のお気に入り執務用の椅子に座らせる。
革張りの座り心地の良い椅子。結構気に入ってるんだ。
俺のお気に入りの椅子に、君だけ座らせてあげる。
そして、椅子の中に閉じ込めるように俺の身体で押さえ込んだ。
そのまま身体を寄せていく。
全体重はかけないよ。きちんとその辺は加減する。
ドキドキしてる?もっと意識して!
君の召喚した者達は、この場には出させない。
俺の全魔力を駆使して妨害するよ。
俺の召喚しているものにも手伝わせているのは内緒だ。
がんばれ!!
この子は俺のだから、邪魔しないでね。
「カル…」
そう言いながら、愛しい子の瞳に自分が写っている事を確認する。
俺の瞳には、きっと可愛らしい君自身が写っているだろうね。
そして、引き寄せられるように、甘く香る頬に唇を贈った。
「はぁ…………、これ以上は今はしないよ。アカデミー内だからね。でも、全然手を出さないわけではない。最後まではしないけど、私をもっと意識して。ね。」
そう言って、美味しそうな唇に優しいキスを落としてみた。
そっと抱きしめ、名残惜しいが離れてみた。
「ふふふっ、顔が真っ赤だ。可愛いね私のカル。今度一緒にデートしよう。そうだな。次の休みの日が良いかな?迎えにいくね。」
そう言いながら、頬を手のひらでスリスリした。
うん。肌触りがいい。スベスベだ。
自分がとろけそうな表情になっているのが何となくわかる。
そして、彼がどう対応したら良いのかわからないと、とりあえずコクコクト壊れた人形のように頷いることも。
それがまた可愛いのだけれどもね。
「そうそう、ご褒美だったね」
忘れそうになったよ。急いでこの部屋にある簡易キッチンに向かう。
二つのカップに飲み物を準備する。
屋敷とかではよくお茶の準備をするが、ここではお気に入りのコーヒーだ。
俺のはブラック。彼のはミルクと砂糖が入り。
その二つを執務机に置いて、もう一度キッチンに戻る。
一つのお皿に乗せられた塊。
彼が気にしていたもの。
「これは『シュークリーム』と言う菓子だ。生クリームが入っている今人気の菓子だよ。食べてごらん」
そう言って勧めた。
『生クリーム』今日帰りに食べに行くって言っていたもの。
『シュークリーム』とか、『ショートケーキ』とか食べたいねって言っていたよね。
これがその『シュークリーム』だよ。
お皿ごと持ち上げてマジマジと見つめる姿が可愛らしい。
もう、録画機能の魔道具を密かに操作した。
彼の可愛らしい姿、行動をしっかりと記録する為に。
そして、姿を微笑ましい物を見るように見つめた。
「ディのは?」
「私は良いんだよ。さぁ、食べてみて。君の好みだと思うんだが」
中のクリームが口からこぼれ落ちないように注意して頬張る姿も可愛いな。
後で何回再生しようか…
「美味しい~~。クリームが甘くて滑らかでいて、この包み込んでいる皮?がパリパリと…パイ生地みたいな感じだ」
ホクホクしながら、さらにもう一度かぶりついている。
うん。可愛い。そして、美味しそうだ…
「うん。美味しいね。でも、私には少し甘いかなぁ…」
引き寄せられるように唇を合わせて、口の中にあったクリームが奪ってみた。
その後、ペロリと唇を舐めて…
「おっと…」
驚いた彼が、シュークリームを落としそうになるから、素早く優しくキャッチして、お皿に置いた。
「美味しそうに食べていたから、ごめんね」
そう言い、コーヒーを飲みながら、片手で背中をポンポンしてみた。
可愛すぎる。もっと手を出したいけど、我慢だ。
今日はここまで。
ドギマギしながらも、シュークリームの誘惑には勝てず、黙々と食べ始めた姿もいいね。
ミルクたっぷりのコーヒーは一気飲みになってる。
これが、俺の嫉妬による『お仕置き』という事にしておこう。
「何ですか?先生…」
「カル、私だって嫉妬はするのですよ」
そう言いながら抱き上げた。
そのまま私のお気に入り執務用の椅子に座らせる。
革張りの座り心地の良い椅子。結構気に入ってるんだ。
俺のお気に入りの椅子に、君だけ座らせてあげる。
そして、椅子の中に閉じ込めるように俺の身体で押さえ込んだ。
そのまま身体を寄せていく。
全体重はかけないよ。きちんとその辺は加減する。
ドキドキしてる?もっと意識して!
君の召喚した者達は、この場には出させない。
俺の全魔力を駆使して妨害するよ。
俺の召喚しているものにも手伝わせているのは内緒だ。
がんばれ!!
この子は俺のだから、邪魔しないでね。
「カル…」
そう言いながら、愛しい子の瞳に自分が写っている事を確認する。
俺の瞳には、きっと可愛らしい君自身が写っているだろうね。
そして、引き寄せられるように、甘く香る頬に唇を贈った。
「はぁ…………、これ以上は今はしないよ。アカデミー内だからね。でも、全然手を出さないわけではない。最後まではしないけど、私をもっと意識して。ね。」
そう言って、美味しそうな唇に優しいキスを落としてみた。
そっと抱きしめ、名残惜しいが離れてみた。
「ふふふっ、顔が真っ赤だ。可愛いね私のカル。今度一緒にデートしよう。そうだな。次の休みの日が良いかな?迎えにいくね。」
そう言いながら、頬を手のひらでスリスリした。
うん。肌触りがいい。スベスベだ。
自分がとろけそうな表情になっているのが何となくわかる。
そして、彼がどう対応したら良いのかわからないと、とりあえずコクコクト壊れた人形のように頷いることも。
それがまた可愛いのだけれどもね。
「そうそう、ご褒美だったね」
忘れそうになったよ。急いでこの部屋にある簡易キッチンに向かう。
二つのカップに飲み物を準備する。
屋敷とかではよくお茶の準備をするが、ここではお気に入りのコーヒーだ。
俺のはブラック。彼のはミルクと砂糖が入り。
その二つを執務机に置いて、もう一度キッチンに戻る。
一つのお皿に乗せられた塊。
彼が気にしていたもの。
「これは『シュークリーム』と言う菓子だ。生クリームが入っている今人気の菓子だよ。食べてごらん」
そう言って勧めた。
『生クリーム』今日帰りに食べに行くって言っていたもの。
『シュークリーム』とか、『ショートケーキ』とか食べたいねって言っていたよね。
これがその『シュークリーム』だよ。
お皿ごと持ち上げてマジマジと見つめる姿が可愛らしい。
もう、録画機能の魔道具を密かに操作した。
彼の可愛らしい姿、行動をしっかりと記録する為に。
そして、姿を微笑ましい物を見るように見つめた。
「ディのは?」
「私は良いんだよ。さぁ、食べてみて。君の好みだと思うんだが」
中のクリームが口からこぼれ落ちないように注意して頬張る姿も可愛いな。
後で何回再生しようか…
「美味しい~~。クリームが甘くて滑らかでいて、この包み込んでいる皮?がパリパリと…パイ生地みたいな感じだ」
ホクホクしながら、さらにもう一度かぶりついている。
うん。可愛い。そして、美味しそうだ…
「うん。美味しいね。でも、私には少し甘いかなぁ…」
引き寄せられるように唇を合わせて、口の中にあったクリームが奪ってみた。
その後、ペロリと唇を舐めて…
「おっと…」
驚いた彼が、シュークリームを落としそうになるから、素早く優しくキャッチして、お皿に置いた。
「美味しそうに食べていたから、ごめんね」
そう言い、コーヒーを飲みながら、片手で背中をポンポンしてみた。
可愛すぎる。もっと手を出したいけど、我慢だ。
今日はここまで。
ドギマギしながらも、シュークリームの誘惑には勝てず、黙々と食べ始めた姿もいいね。
ミルクたっぷりのコーヒーは一気飲みになってる。
これが、俺の嫉妬による『お仕置き』という事にしておこう。
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