56 / 269
アカデミー
アカデミー生活開始です。(ジャディール)
しおりを挟む
授業が終わり次第、急いで兄に会いたい事を伝える。
意外と便利な念話だ。
これは誰でもが使えるわけでもないし、使いどころには注意がいる。
また、遠距離には向かない。
ごっそりと魔力を持っていかれるからな。
そういう時は、ハンカチ程度大きさ。もしくはそれよりも小さい物に描かれた魔法陣を使う。
大きさで伝える内容量が変わってくる代物で、基本は紙に描かれているが、時には布に描かれている事もあるこの魔法陣。普通に市販されて、流通している。
これとよく似た使い方で、少し違う伝達方法もあるが、それはまた特殊な物だ。
よく使われる伝達魔法陣は、自分の元に戻ってくる術式が組み込まれた物。
しかも、声の吹き込み式手紙みたいな感じで使われている。
よって、信頼できる者にしか渡す事がないんだけどね。
購入してきたこの紙とかに、自分であらかじめせっせと魔力を込めて相手に渡し、相手が要件がある時に少し魔力を込めて声を吹き込んで送り返してもらう感じ。
誰からのかもよくわかるし、便利だ。
応用で使う方法もあるけれど、基本はこの方法での使用。
それ以外の書類関係は特殊な転送装置を使ったりするけど、装置設置じたいが高額。
時間をかけて運ぶのが普通ってとこか。
まぁ、それはいいとして…
うん。許可が出た。急いで行くか。
竜体になっても良いが、あえて馬を使う。
たまには乗らないと拗ねるからな。
急いで準備を…
「旦那様。準備はできております。」
アカデミーの講師でも、貴族などはそれなりの従者は連れている。
執事とか…
家令は領主として治めている屋敷で待機中だ。
執事一人だけを連れて颯爽とかけて行く。
護衛として数名の者が離れてついて来ているだろうが、気にしない。
入城してからも、その者を連れて、兄の執務室に向かう。
あらかじめ話は通っているから、どうという事もない。
この廊下で会う者は、見知った者のみ。
城に勤めている者達もいるだろうが、基本は姿を現さない。
専用の通路を歩いたり、もし見かけても、すぐに影に隠れたりするからだ。
教育がよく行き渡っているのがわかる。
執務室前には、護衛の者が立っているが、私の姿を確認して、すぐに部屋の主人に伝えてくれる。
入室許可で、静かに部屋に入った。
入った途端に、術式展開。
兄が行ったのだろう。
気が利いているよほんと。
意外と便利な念話だ。
これは誰でもが使えるわけでもないし、使いどころには注意がいる。
また、遠距離には向かない。
ごっそりと魔力を持っていかれるからな。
そういう時は、ハンカチ程度大きさ。もしくはそれよりも小さい物に描かれた魔法陣を使う。
大きさで伝える内容量が変わってくる代物で、基本は紙に描かれているが、時には布に描かれている事もあるこの魔法陣。普通に市販されて、流通している。
これとよく似た使い方で、少し違う伝達方法もあるが、それはまた特殊な物だ。
よく使われる伝達魔法陣は、自分の元に戻ってくる術式が組み込まれた物。
しかも、声の吹き込み式手紙みたいな感じで使われている。
よって、信頼できる者にしか渡す事がないんだけどね。
購入してきたこの紙とかに、自分であらかじめせっせと魔力を込めて相手に渡し、相手が要件がある時に少し魔力を込めて声を吹き込んで送り返してもらう感じ。
誰からのかもよくわかるし、便利だ。
応用で使う方法もあるけれど、基本はこの方法での使用。
それ以外の書類関係は特殊な転送装置を使ったりするけど、装置設置じたいが高額。
時間をかけて運ぶのが普通ってとこか。
まぁ、それはいいとして…
うん。許可が出た。急いで行くか。
竜体になっても良いが、あえて馬を使う。
たまには乗らないと拗ねるからな。
急いで準備を…
「旦那様。準備はできております。」
アカデミーの講師でも、貴族などはそれなりの従者は連れている。
執事とか…
家令は領主として治めている屋敷で待機中だ。
執事一人だけを連れて颯爽とかけて行く。
護衛として数名の者が離れてついて来ているだろうが、気にしない。
入城してからも、その者を連れて、兄の執務室に向かう。
あらかじめ話は通っているから、どうという事もない。
この廊下で会う者は、見知った者のみ。
城に勤めている者達もいるだろうが、基本は姿を現さない。
専用の通路を歩いたり、もし見かけても、すぐに影に隠れたりするからだ。
教育がよく行き渡っているのがわかる。
執務室前には、護衛の者が立っているが、私の姿を確認して、すぐに部屋の主人に伝えてくれる。
入室許可で、静かに部屋に入った。
入った途端に、術式展開。
兄が行ったのだろう。
気が利いているよほんと。
11
お気に入りに追加
143
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
日給10万の結婚〜性悪男の嫁になりました〜
橘しづき
恋愛
服部舞香は弟と二人で暮らす二十五歳の看護師だ。両親は共に蒸発している。弟の進学費用のために働き、貧乏生活をしながら貯蓄を頑張っていた。 そんなある日、付き合っていた彼氏には二股掛けられていたことが判明し振られる。意気消沈しながら帰宅すれば、身に覚えのない借金を回収しにガラの悪い男たちが居座っていた。どうやら、蒸発した父親が借金を作ったらしかった。
その額、三千万。
到底払えそうにない額に、身を売ることを決意した途端、見知らぬ男が現れ借金の肩代わりを申し出る。
だがその男は、とんでもない仕事を舞香に提案してきて……
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】ここで会ったが、十年目。
N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化)
我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。
(追記5/14 : お互いぶん回してますね。)
Special thanks
illustration by おのつく 様
X(旧Twitter) @__oc_t
※ご都合主義です。あしからず。
※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。
※◎は視点が変わります。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 設定ゆるめ、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる