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アカデミー
アカデミー生活開始です。
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今回は全ての生徒が召喚に成功した。
動物の姿のものや、僕と同じ妖精の姿のものなど色々だ。
でも、みんなにそれぞれ召喚できてよかったよ。
誰しも自分が召喚したものが一番可愛いからと自慢しあっていた。
「それでは、交流をしっかり持って、信頼関係をしっかりと取り持つように。授業で召喚したものたちとの魔力操作もありますからね。頑張りましょう。」
そう言って、今日の授業は終了した。
肩に乗せたり、抱っこしたりと大切に連れている。
みんな笑顔だ。
寮にもどり、みんなに紹介した。
従者のジャスには、授業の後にすぐ紹介しておいたんだけどね。
『可愛いですね。植物に特化した妖精ですか?』って言っていた。
一瞬アイリーナの機嫌が悪くなるかもと心配したが、それは大丈夫だった。
僕の考えがわかってくれてるのかもしれない。
『妖精』なんて知ったら、腰を抜かすかも知れないしね。
それも、『王』ですか?って感じでさ。
妖精に性別があったかどうかはわからないけど、今は女の子の姿だから『女王』で良いかな。
まぁ、他にも色々理由はあるんだけね。
ジャスに教える前に、そっと姿を現したアルトスやサヤカの指摘もあって、今は内緒にしている。
すぐに姿を消してくれたから、クラスのみんなや、他の人にはバレていないよ。
僕の英霊達は、僕が思っている以上に何でもできそうだ。
それはそうとして、もう寝るからと、ジャスには『また明日』と部屋に戻ってもらった。
その後見られないように、聴こえないようにと、せっせと数種類の結界を部屋に展開した。
もうこれは結構得意になっているかもしれないな。
アルスト達様さまだ。
僕の『英霊』であるアルトス達を呼んで、シルフィーネも呼んだ。
シルフィーネとは精霊と妖精で、お互いが『王』と言う立場であるから、たぶん古くからの顔見知りなんだろう。
仲良く二人で会話していた。
精霊の一部に妖精があるのは後で教えてもらったんだけどね。
『精霊』が、前世の『スポーツ』としたら、『妖精』は、『テニス』とか『野球』みたいな感じだと理解した。
そうなんだね…
ゲームで作っていた時は、僕はそこまで考えていなかった。
同僚は知っていたかもしれないけどね。
僕的には、神秘的で綺麗で不思議な力を持つのが『精霊』四大元素が実体化したものとかよく言われていたような気もする。説は色々あると思うけどね。ゲームでは、それ以上に色々設定してたはず。
『火•水•風•地』以外に『光や闇の精霊』といった具合にね。
『妖精』は、サラマンダーみたいなものもいれば、ゴブリンもいるし、可愛い感じのピクシーかな?
よくピクシーは赤毛に尖った鼻ってイメージもあるけど、僕的には羽が生えてて、可愛い男の子や女の子の姿なんだよね。イタズラが好きなイメージは同じだけど、全部がその設定?でなくてもいいと思っていたんだよね。
アルトスなどは感心してくれて、ディアブロはと言うとだ、うん。またいじけていた。
『召喚の授業の時に自分が小さくなって出ていけば…』みたいに言っていたけど、執事服でいつもお世話してくれているんだから、それではダメなの?それで良いと言って欲しいな。
困ったもんだ。
サヤカは、『放っておいたらいいのよ。気にしたら、つけあがる』と言っていた。
何かの経験なんだろうか?
アカリは『可愛い』と言って、アイリーナに小さくなってもらって、手のひらの上に乗せて喜んでいた。
シルフィーネにも、『小さくなって』とお願いして、肩の上に乗せていた。
うん。絵になるよ。
シェリルは驚愕して、恐縮していた。エルフからしたら、そう言う存在なのだろう。
アルトスとガラは『さすがです』と言っていた。
僕自身は、こんなにいてくれて嬉しいなって思ったのと、ありがたいなって感謝もした。
きちんと把握したら、家族に紹介して、今後の事も相談しながら領内の人達に貢献できればなって思うんだ。
「この力は、今はあまり知られないように注意ね。悪い大人っているからね。」
サヤカが重々僕に諭して来た。
まぁ、歴史の本とかにも、『強すぎる力を持つものは、周りに恐れられる対象になったり、力を搾取された』なんて記述もあった。恐れられて殺されるのもごめんだし、力を良いように遣わされ続けて、魔力枯渇で死ぬのもごめんだ。実験体なんてとんでもないとつくづく思うし、怖すぎる。
「あまり脅しすぎるのは良くない。力は全てが恐れるものではないのですよ。私達が付いておりますから、大丈夫です」
そう、大賢者のアルストが言ってくれてホッとする。
持っている叡智で導いてくれるだろう。
召喚での絆があるから、僕を裏切ることはない。
「そうですよ。大丈夫です」
両肩に小さな精霊王を乗せたりアカリが、そっと僕を抱きしめた。
一瞬、恐怖を感じていたのかもしれない。
安心させるように、背中をトントンしてくれる。
僕は大丈夫。アカデミーで楽しくいろんな事を学び吸収したら良いんだ。
そう思うと、心が晴々とした。
動物の姿のものや、僕と同じ妖精の姿のものなど色々だ。
でも、みんなにそれぞれ召喚できてよかったよ。
誰しも自分が召喚したものが一番可愛いからと自慢しあっていた。
「それでは、交流をしっかり持って、信頼関係をしっかりと取り持つように。授業で召喚したものたちとの魔力操作もありますからね。頑張りましょう。」
そう言って、今日の授業は終了した。
肩に乗せたり、抱っこしたりと大切に連れている。
みんな笑顔だ。
寮にもどり、みんなに紹介した。
従者のジャスには、授業の後にすぐ紹介しておいたんだけどね。
『可愛いですね。植物に特化した妖精ですか?』って言っていた。
一瞬アイリーナの機嫌が悪くなるかもと心配したが、それは大丈夫だった。
僕の考えがわかってくれてるのかもしれない。
『妖精』なんて知ったら、腰を抜かすかも知れないしね。
それも、『王』ですか?って感じでさ。
妖精に性別があったかどうかはわからないけど、今は女の子の姿だから『女王』で良いかな。
まぁ、他にも色々理由はあるんだけね。
ジャスに教える前に、そっと姿を現したアルトスやサヤカの指摘もあって、今は内緒にしている。
すぐに姿を消してくれたから、クラスのみんなや、他の人にはバレていないよ。
僕の英霊達は、僕が思っている以上に何でもできそうだ。
それはそうとして、もう寝るからと、ジャスには『また明日』と部屋に戻ってもらった。
その後見られないように、聴こえないようにと、せっせと数種類の結界を部屋に展開した。
もうこれは結構得意になっているかもしれないな。
アルスト達様さまだ。
僕の『英霊』であるアルトス達を呼んで、シルフィーネも呼んだ。
シルフィーネとは精霊と妖精で、お互いが『王』と言う立場であるから、たぶん古くからの顔見知りなんだろう。
仲良く二人で会話していた。
精霊の一部に妖精があるのは後で教えてもらったんだけどね。
『精霊』が、前世の『スポーツ』としたら、『妖精』は、『テニス』とか『野球』みたいな感じだと理解した。
そうなんだね…
ゲームで作っていた時は、僕はそこまで考えていなかった。
同僚は知っていたかもしれないけどね。
僕的には、神秘的で綺麗で不思議な力を持つのが『精霊』四大元素が実体化したものとかよく言われていたような気もする。説は色々あると思うけどね。ゲームでは、それ以上に色々設定してたはず。
『火•水•風•地』以外に『光や闇の精霊』といった具合にね。
『妖精』は、サラマンダーみたいなものもいれば、ゴブリンもいるし、可愛い感じのピクシーかな?
よくピクシーは赤毛に尖った鼻ってイメージもあるけど、僕的には羽が生えてて、可愛い男の子や女の子の姿なんだよね。イタズラが好きなイメージは同じだけど、全部がその設定?でなくてもいいと思っていたんだよね。
アルトスなどは感心してくれて、ディアブロはと言うとだ、うん。またいじけていた。
『召喚の授業の時に自分が小さくなって出ていけば…』みたいに言っていたけど、執事服でいつもお世話してくれているんだから、それではダメなの?それで良いと言って欲しいな。
困ったもんだ。
サヤカは、『放っておいたらいいのよ。気にしたら、つけあがる』と言っていた。
何かの経験なんだろうか?
アカリは『可愛い』と言って、アイリーナに小さくなってもらって、手のひらの上に乗せて喜んでいた。
シルフィーネにも、『小さくなって』とお願いして、肩の上に乗せていた。
うん。絵になるよ。
シェリルは驚愕して、恐縮していた。エルフからしたら、そう言う存在なのだろう。
アルトスとガラは『さすがです』と言っていた。
僕自身は、こんなにいてくれて嬉しいなって思ったのと、ありがたいなって感謝もした。
きちんと把握したら、家族に紹介して、今後の事も相談しながら領内の人達に貢献できればなって思うんだ。
「この力は、今はあまり知られないように注意ね。悪い大人っているからね。」
サヤカが重々僕に諭して来た。
まぁ、歴史の本とかにも、『強すぎる力を持つものは、周りに恐れられる対象になったり、力を搾取された』なんて記述もあった。恐れられて殺されるのもごめんだし、力を良いように遣わされ続けて、魔力枯渇で死ぬのもごめんだ。実験体なんてとんでもないとつくづく思うし、怖すぎる。
「あまり脅しすぎるのは良くない。力は全てが恐れるものではないのですよ。私達が付いておりますから、大丈夫です」
そう、大賢者のアルストが言ってくれてホッとする。
持っている叡智で導いてくれるだろう。
召喚での絆があるから、僕を裏切ることはない。
「そうですよ。大丈夫です」
両肩に小さな精霊王を乗せたりアカリが、そっと僕を抱きしめた。
一瞬、恐怖を感じていたのかもしれない。
安心させるように、背中をトントンしてくれる。
僕は大丈夫。アカデミーで楽しくいろんな事を学び吸収したら良いんだ。
そう思うと、心が晴々とした。
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