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驚きは急にやってくる
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召喚された新たな英霊達。
黒い忍者服のような物を着て、日本刀のような剣を腰に刺していた。
本当にそっくりだ。足元は草鞋ではなく、靴だけどね。
カッコいいなぁ…。
彼は忍者マスター、ガラだと名乗った。
竜人族らしい。
銀髪に紫色の瞳の顔を見せてもらった。
常に忍者服…もう、忍者服でいいよね。うん。良い事にしよう。
その格好で己がその姿を隠しているらしい。
実際の顔を知っておくのも大事だと、顔を隠している布をずらして見せてくれた。
かっこいい。男らしい顔つきだ。
そして、執事服の英霊。
何で執事服??と思った彼は、戦闘執事ディアブロだそうだ。
執事服の下には暗器が多数潜ませているから、マスターの護衛兼執事としてずっと側に仕えると宣言された。
いついかなる時も側にいるとも宣言され、どこに?と思った。
そんな彼は、漆黒の黒髪、紅瞳が時に金色にも見える。
魔人族だそうだ。
最後の人は、戦闘エルフであるシェリル。
魔法剣士であり、ソードマスターでもあるんだとか。
エルフ族の彼は、翠の髪色に蒼瞳の美丈夫だ。
羽はあえて隠しているらしい。必要時見えるとか…。
本当に綺麗で、思わず女性かと思った。
サヤカから『女性扱いしたらキレられるから、気をつけて』と、耳元でつぶやかれた。
英霊仲間では有名なんだとか。
向こうの世界?英霊達がいる世界?でらしいけど…
生きていた時も、英霊の世界でも女性扱いをした強者がいて、半殺しにされたとか…
気をつけよう…
それよりも、今回の英霊達は戦闘や防衛に特化してるんだろう。すごく安心だ。
でも、本来は召喚すれば出てくれるはずなのに、ディアブロみたいにずっと側にいる宣言をされるのはどうなの?
僕の魔力で出てくるんだよね。僕の魔力もつの?
ありがたいんだよ。うん。ありがたいんだけど…
「何をお悩みでしょうか?私めにご相談ください」
そう言われた。
そして、『私達にも、是非』と、みんなが騒ぎ出した。
うん。あまり騒がしいと誰か来ちゃうからやめようか。
聞こえないように結界は張ってはあるけどね…
その件は、後でアルストか、サヤカとかに相談や質問したら大丈夫だろう。
僕に対して、英霊達が無茶な事はしないのはわかってるし。
「皆、お静かに。マスターが困っておられる」
そう制してくれたのは、やはり大賢者であるアルストだった。
さすが大賢者だ。リーダー的存在だ。
みんなのまとめ役をかってくれている。
感謝だ。ありがとう~~。
「では、俺は、ちょっと行ってくる。情報収集は俺の仕事だからな」
そう言って、ガラは姿を消した。
すごいよ。スチャッて感じで、もういないよ。
「では、私は護衛として、側にいますね」
そう言ったのは、エルフ族のシェリルだ。
「シェリル。その前に、ちょっとお願いがあるのですが」
「必要な物なんだけど、出かけて来て欲しいんだよね」
初代聖女のアカリと叔母のサヤカがシェリルに声をかけた。
二人はシェリルを囲むと、メモを渡した。
いつのまにそんな物書いてたんだ?
「じゃあ、よろしくお願いします」
「よろしく~~」
「わかりました。それでは行ってまいります。マスター」
そう言うと、僕の足元に跪き頭を下げると、スタッと立ち上がって出て行った。
その姿は、艶やかです。
「何を頼んだんですか?」
「ん?ちょっとした薬草よ。森の方にあるからね。エルフで騎士でもあるから、薬草に詳しいのよ。それに、生えてる所に魔獣が現れても大丈夫だろうしね…」
「魔獣って、危険では?心配…」
「大丈夫よ。彼、エルフだよ。しかも戦闘エルフだからさ。綺麗な顔に似合わず、相手をめった斬りしてくるはずよ。それに、薬草はあっても困らないし、むしろ無かったら困るからね」
そう二人から言い切られたら、何も言えません。
そうなんですね。
一瞬想像してしまいました。
笑いながら滅していくシェリルの姿を…
うん。絶対に怒らせない…
「私は護衛です。姿が見えて困るなら、マスターの影にでも潜ませてももらうよ。クフフッ」
そう言って姿を消した。
本当に影に??
こんな事出来るの?聞いた事ないんだけど、彼の特別?そうなんだ…
もう、何でも良いよ。皆んな凄い人たちだものね…
きっと何でもありなんだ…
「これで護衛問題は大丈夫ね」
そうアカリとサヤカが両手を握って喜んだ。
アルストは『うむうむ』と言いながら、白い髭を触りながら喜びながら思案してるようだ。
黒い忍者服のような物を着て、日本刀のような剣を腰に刺していた。
本当にそっくりだ。足元は草鞋ではなく、靴だけどね。
カッコいいなぁ…。
彼は忍者マスター、ガラだと名乗った。
竜人族らしい。
銀髪に紫色の瞳の顔を見せてもらった。
常に忍者服…もう、忍者服でいいよね。うん。良い事にしよう。
その格好で己がその姿を隠しているらしい。
実際の顔を知っておくのも大事だと、顔を隠している布をずらして見せてくれた。
かっこいい。男らしい顔つきだ。
そして、執事服の英霊。
何で執事服??と思った彼は、戦闘執事ディアブロだそうだ。
執事服の下には暗器が多数潜ませているから、マスターの護衛兼執事としてずっと側に仕えると宣言された。
いついかなる時も側にいるとも宣言され、どこに?と思った。
そんな彼は、漆黒の黒髪、紅瞳が時に金色にも見える。
魔人族だそうだ。
最後の人は、戦闘エルフであるシェリル。
魔法剣士であり、ソードマスターでもあるんだとか。
エルフ族の彼は、翠の髪色に蒼瞳の美丈夫だ。
羽はあえて隠しているらしい。必要時見えるとか…。
本当に綺麗で、思わず女性かと思った。
サヤカから『女性扱いしたらキレられるから、気をつけて』と、耳元でつぶやかれた。
英霊仲間では有名なんだとか。
向こうの世界?英霊達がいる世界?でらしいけど…
生きていた時も、英霊の世界でも女性扱いをした強者がいて、半殺しにされたとか…
気をつけよう…
それよりも、今回の英霊達は戦闘や防衛に特化してるんだろう。すごく安心だ。
でも、本来は召喚すれば出てくれるはずなのに、ディアブロみたいにずっと側にいる宣言をされるのはどうなの?
僕の魔力で出てくるんだよね。僕の魔力もつの?
ありがたいんだよ。うん。ありがたいんだけど…
「何をお悩みでしょうか?私めにご相談ください」
そう言われた。
そして、『私達にも、是非』と、みんなが騒ぎ出した。
うん。あまり騒がしいと誰か来ちゃうからやめようか。
聞こえないように結界は張ってはあるけどね…
その件は、後でアルストか、サヤカとかに相談や質問したら大丈夫だろう。
僕に対して、英霊達が無茶な事はしないのはわかってるし。
「皆、お静かに。マスターが困っておられる」
そう制してくれたのは、やはり大賢者であるアルストだった。
さすが大賢者だ。リーダー的存在だ。
みんなのまとめ役をかってくれている。
感謝だ。ありがとう~~。
「では、俺は、ちょっと行ってくる。情報収集は俺の仕事だからな」
そう言って、ガラは姿を消した。
すごいよ。スチャッて感じで、もういないよ。
「では、私は護衛として、側にいますね」
そう言ったのは、エルフ族のシェリルだ。
「シェリル。その前に、ちょっとお願いがあるのですが」
「必要な物なんだけど、出かけて来て欲しいんだよね」
初代聖女のアカリと叔母のサヤカがシェリルに声をかけた。
二人はシェリルを囲むと、メモを渡した。
いつのまにそんな物書いてたんだ?
「じゃあ、よろしくお願いします」
「よろしく~~」
「わかりました。それでは行ってまいります。マスター」
そう言うと、僕の足元に跪き頭を下げると、スタッと立ち上がって出て行った。
その姿は、艶やかです。
「何を頼んだんですか?」
「ん?ちょっとした薬草よ。森の方にあるからね。エルフで騎士でもあるから、薬草に詳しいのよ。それに、生えてる所に魔獣が現れても大丈夫だろうしね…」
「魔獣って、危険では?心配…」
「大丈夫よ。彼、エルフだよ。しかも戦闘エルフだからさ。綺麗な顔に似合わず、相手をめった斬りしてくるはずよ。それに、薬草はあっても困らないし、むしろ無かったら困るからね」
そう二人から言い切られたら、何も言えません。
そうなんですね。
一瞬想像してしまいました。
笑いながら滅していくシェリルの姿を…
うん。絶対に怒らせない…
「私は護衛です。姿が見えて困るなら、マスターの影にでも潜ませてももらうよ。クフフッ」
そう言って姿を消した。
本当に影に??
こんな事出来るの?聞いた事ないんだけど、彼の特別?そうなんだ…
もう、何でも良いよ。皆んな凄い人たちだものね…
きっと何でもありなんだ…
「これで護衛問題は大丈夫ね」
そうアカリとサヤカが両手を握って喜んだ。
アルストは『うむうむ』と言いながら、白い髭を触りながら喜びながら思案してるようだ。
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