竜の国のご都合主義?

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驚きは急にやってくる

僕のスキル?

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いきなり彼らの出現に呆然としてしまったが、過去の大賢者であるアルストがこれらについて詳しく教えてくれた。
彼らの今の姿は、魔力やその他の能力の最盛期であった年齢の姿である事も付け加えての説明だ。
なるほどね……

「マスター。せっかくなので、他のスキルも確認してみてはいかがですか?」

アルストがそう言ってきた。
他の二人も頷きながら同意した。
特に叔母が、目をキラキラさせながら…

「でも、どうやって?まぁ、ゲームとかでは『ステイタス•オープン』とか言って、目の前に掲示されるように出て来たけど、普通は教会とかの特殊な…って、おっ………おいおい…」

ブオンと大きな音がする勢いで(実際は無音だったけど)出て来たよ………
スキルとかを書かれた、タッチパネルのような物が…

「うん。ゲームとやっぱりよく似てるね」
「そうですね。」
「ゲームとは?私の知識には存在しませんが??」
「ふふっ、アルストは気にしなくても良いんですよ。私達の前の世界の物ですから」
「そうそう。」

二人の『聖女』は召喚された者だけあって知っているんだ。
で、『大賢者』は元々がこの世界の人間?だったから、その事は知らないと…

ただ、僕には『スキル』とかを、自分で確認できる能力があると思ったらしい…
その理由は不明だけど…

で、なになに?


カルロス・セイクリオン 
種族:ヒト族  年齢:16歳
異世界からの転生者
レベル:3
HP:600/600
MP:800/800
攻撃力:80  防御力:100
俊敏性:70

スキル:鑑定 アイテムボックス
ユニークスキル:精霊•英霊使い
属性:光•火•水•風•土•闇


「HPが生命力とか、体力とかかな?MPが魔力。スキルが能力か…。属性が六属性って…精霊召喚ができるため?」
「そうだと思いますよ。でも、凄いですね…」
「HP:600/600で、MP:800/800って、多いか少ないかはよくわからないけど…これって?」
「『精霊』や『英霊』を召喚できるぐらいは十分ですね。これらも使うごとにアップすると思われますよ。」
「そうなんだ…ちなみに、どれだけ呼べるんだろうか?」
「そうですね…一度に二つを同時使用するのは難しいかも知れませんが、それはおいおい出来るようになるでしょう。ちなみに、『英霊召喚』は、一度に今は五名程でしょうか…」
「へぇ~~~~」
「一度召喚した者は、召喚に応じた時点で契約されてますので、契約英霊を五名まで一度に呼べるという事ですね。今は契約英霊は私達三名です。向こうの世界では、マスターと契約したい者は沢山いますが…」
「……でも、攻撃力とか、防御力とかはどうなの?少ない気がするんだけど、気のせい?」
「そうですね。魔力とからしたら低いようですが、一般的な『ヒト族』だと思いますよ。我らを召喚してその力を利用するのですから、本人自身が低くても、支障ないでしょう。魔力量と体力が十分あれば!」

そう言うモノなのか?それで良いのか??
でも、何か物凄い情報を得てしまった。
こんな能力を持った『ヒト族』は、完璧に狙われるよね…
自主防衛能力をしっかり持っておかないと、危ない危ない…

「まぁ、我々がフォローしますが、能力アップの訓練はした方が良いでしょうね。それに、初めは召喚時間が短いかもしれませんが、すぐに長時間。もしくは随時という事も出来るでしょう。ふふふっ」

「はぁ…………よろしくお願いします。」

持ってる物は、今更どうしょうもない。
要は、使いようって事で…
でも、とんでもないスキルだと思うよ…

もっと早く知りたかったよ…
ほんと、今更だけど…
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