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驚きは急にやってくる
何とか誤魔化したい…
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食事も終えて、少し庭先に出てみる。
ジャスティスは少し嫌な顔をしたけれど、部屋でずっと過ごすのも気が滅入る。
もう、調子も良いのだから…
庭にある東屋で、ゆっくりしてみよう…
少し考えをまとめたいから…
どう言い訳すれば良いのか…
前世の記憶が戻った自分と以前の自分。
今はいい感じに混ざって…
「はぁ…………どう説明したら良いんだろう…絶対、父様や母様、兄上達に追求される…」
東屋に置かれている椅子に腰深く腰掛けそり返り、頭を掻く…次にテーブルに突っ伏す。
そう、記憶を取り戻す前…
家族は本当に自分を大切にしてくれていた。
自分自身も家族大好きだった。
髪や瞳がみんなと違い『黒』であっても、『ヒト族』で、他の人達より魔力の多い場合、そういう事があるのだと教えてもらっていたから…
でも、あの人は、それを否定して、屋敷の者達に疑問を植え付ける目的か、あえて大袈裟に噂を振り撒いた。
その後に来た者達に…
僕が生まれる前から…そう、昔ながらに勤めていた屋敷の者がいない時を見計らうように、新たに入ってきた人達…
『ヒト族』や『獣人族』であった彼らに…
時に、『ヒト族』の、それもかなり魔力が多い子供に、瞳と髪が『黒』を呈する者が現れる。
そして、何故か、男児のみ。
『魔人の国』の『ヒト族』のみだと…
『魔人族』自体が、かなりの魔力持ちが多く、魔法研究に熱心なのだとか…
研究のための、特別な組織もあるのだとか…
そう、『魔塔』という機関。
彼の国では、教育機関でもあるが、研究熱心な集団が集まった機関であることも有名だ。
場合によっては、危険な機関の一つとも言えるだろう。
多分…
その危険な者達の研究の一つとして、あえて魔力持ちの『ヒト族』と交配し、子孫を作ったりしているのだとか…
研究実験対象として…
しかも、その生まれた子供は奴隷の様な扱いとして、あらゆる実験体として使われているとか…
だから、噂された。
僕はここの本当の子供ではなく、『逃げ出した奴隷』『逃された奴隷』『実験体』だと…
『魔人の国』の卑しい子供を、家族やこの屋敷の者が匿っているのだと…
僕という存在が、この屋敷の……やがて国際問題として迷惑をかけるのだと…
だから、さっさと向こうの国に戻した方が、送還した方がいいはずだと…
冷ややかに、冷たい視線を向けてくる事もあれば、ニコニコしながら、小馬鹿にするようにも…
『この屋敷の子供として扱われているから、仕方なく仕えているんだ』とも言っていた。
「この屋敷の人達が優しい方ばかりだから、自分から出ていった方がいい。」
「相談するなんてとんでもない!それ自体も迷惑になるはずですよ!!」
そんな事も言って…
誰にも相談しなかったし、出来なかった。
家族にも…いつも側にいてくれているジャスティスにも…
みんながいない時に、そう言われ続けていたから…
精神的に追い込まれていった…
「家族で、僕だけが、この色だったから…」
家族が教えてくれた事を信じたかった。
でも、そう言って否定してくる人は少しずつ増えていった。
この屋敷でずっといるのは、僕だけ…
両親や兄達も、仕事などで家を空けること多かった。
側にいるジャスティスだって、護衛も兼ねている。
この屋敷やこの領地を守ってくれる騎士達と訓練に勤しんでいたりもしている。
僕の側にずっといるわけではないのだから…
みんな、それぞれ忙しいんだ…
文字を覚えてからは、自分で屋敷にある本を読み漁った。
体を鍛えるため、ある年齢からは、武術も習い出したが…僕には…
武術の素質はからっきしだった。
いわゆる『運動音痴』。
だから、時間があれば、とにかく本を読み、魔法の研究をした。
自分自身の事を知りたかったのと、いざという時、家族に迷惑をかけずに、守りたいと思ったから…
そんな姿も、彼らは気に入らなかったようだ…
そうすると、今度は…
過去の事が、ぽっぽつと思い浮かぶ。
彼らは、最後には…
「この国周辺に『瘴気』が増えて、魔物討伐件数が増えてきた。魔物自体もかなり強くなってきたみたいです。
坊ちゃんの『魔力』が『瘴気』を呼んでるんじゃないですか?」
そう言って…
「そうそう、坊ちゃん、この本は読まれましたか?他にもこんな文献が載っている本もありますよ…」
古代文明が発展していた当時、自然災害や人々による紛争や憎悪などのにより『瘴気』が増え、更なる破壊行為や魔物増加で『世界の扉』が開いて悪魔が現れたと言う説もある。
世界が混沌として、現在の人々が住んでいると思われる島や土地など以外は、海に沈んでしまったのではないか。
古代遺跡がいろんな場所で発見されているから、間違いないだろう。
とある神話でも、そう伝えられた文面が…
そんな事が書かれていたのを見た…
僕は…『魔人族』の研究対象。
研究結果で生まれた産物であり、奴隷…
僕がここにいるから、僕の魔力が『瘴気』を呼ぶ…
今では、そんな考えは自分のおごりだ…
僕が持つぐらいの『魔力』では、そこまで起こるはずがない。
今では理解できるが、その時の僕は…
そうして、彼らが準備したと教えられた、一方通行の一回きりしか使用できない魔法陣に自分から入ったんだ
…
ジャスティスは少し嫌な顔をしたけれど、部屋でずっと過ごすのも気が滅入る。
もう、調子も良いのだから…
庭にある東屋で、ゆっくりしてみよう…
少し考えをまとめたいから…
どう言い訳すれば良いのか…
前世の記憶が戻った自分と以前の自分。
今はいい感じに混ざって…
「はぁ…………どう説明したら良いんだろう…絶対、父様や母様、兄上達に追求される…」
東屋に置かれている椅子に腰深く腰掛けそり返り、頭を掻く…次にテーブルに突っ伏す。
そう、記憶を取り戻す前…
家族は本当に自分を大切にしてくれていた。
自分自身も家族大好きだった。
髪や瞳がみんなと違い『黒』であっても、『ヒト族』で、他の人達より魔力の多い場合、そういう事があるのだと教えてもらっていたから…
でも、あの人は、それを否定して、屋敷の者達に疑問を植え付ける目的か、あえて大袈裟に噂を振り撒いた。
その後に来た者達に…
僕が生まれる前から…そう、昔ながらに勤めていた屋敷の者がいない時を見計らうように、新たに入ってきた人達…
『ヒト族』や『獣人族』であった彼らに…
時に、『ヒト族』の、それもかなり魔力が多い子供に、瞳と髪が『黒』を呈する者が現れる。
そして、何故か、男児のみ。
『魔人の国』の『ヒト族』のみだと…
『魔人族』自体が、かなりの魔力持ちが多く、魔法研究に熱心なのだとか…
研究のための、特別な組織もあるのだとか…
そう、『魔塔』という機関。
彼の国では、教育機関でもあるが、研究熱心な集団が集まった機関であることも有名だ。
場合によっては、危険な機関の一つとも言えるだろう。
多分…
その危険な者達の研究の一つとして、あえて魔力持ちの『ヒト族』と交配し、子孫を作ったりしているのだとか…
研究実験対象として…
しかも、その生まれた子供は奴隷の様な扱いとして、あらゆる実験体として使われているとか…
だから、噂された。
僕はここの本当の子供ではなく、『逃げ出した奴隷』『逃された奴隷』『実験体』だと…
『魔人の国』の卑しい子供を、家族やこの屋敷の者が匿っているのだと…
僕という存在が、この屋敷の……やがて国際問題として迷惑をかけるのだと…
だから、さっさと向こうの国に戻した方が、送還した方がいいはずだと…
冷ややかに、冷たい視線を向けてくる事もあれば、ニコニコしながら、小馬鹿にするようにも…
『この屋敷の子供として扱われているから、仕方なく仕えているんだ』とも言っていた。
「この屋敷の人達が優しい方ばかりだから、自分から出ていった方がいい。」
「相談するなんてとんでもない!それ自体も迷惑になるはずですよ!!」
そんな事も言って…
誰にも相談しなかったし、出来なかった。
家族にも…いつも側にいてくれているジャスティスにも…
みんながいない時に、そう言われ続けていたから…
精神的に追い込まれていった…
「家族で、僕だけが、この色だったから…」
家族が教えてくれた事を信じたかった。
でも、そう言って否定してくる人は少しずつ増えていった。
この屋敷でずっといるのは、僕だけ…
両親や兄達も、仕事などで家を空けること多かった。
側にいるジャスティスだって、護衛も兼ねている。
この屋敷やこの領地を守ってくれる騎士達と訓練に勤しんでいたりもしている。
僕の側にずっといるわけではないのだから…
みんな、それぞれ忙しいんだ…
文字を覚えてからは、自分で屋敷にある本を読み漁った。
体を鍛えるため、ある年齢からは、武術も習い出したが…僕には…
武術の素質はからっきしだった。
いわゆる『運動音痴』。
だから、時間があれば、とにかく本を読み、魔法の研究をした。
自分自身の事を知りたかったのと、いざという時、家族に迷惑をかけずに、守りたいと思ったから…
そんな姿も、彼らは気に入らなかったようだ…
そうすると、今度は…
過去の事が、ぽっぽつと思い浮かぶ。
彼らは、最後には…
「この国周辺に『瘴気』が増えて、魔物討伐件数が増えてきた。魔物自体もかなり強くなってきたみたいです。
坊ちゃんの『魔力』が『瘴気』を呼んでるんじゃないですか?」
そう言って…
「そうそう、坊ちゃん、この本は読まれましたか?他にもこんな文献が載っている本もありますよ…」
古代文明が発展していた当時、自然災害や人々による紛争や憎悪などのにより『瘴気』が増え、更なる破壊行為や魔物増加で『世界の扉』が開いて悪魔が現れたと言う説もある。
世界が混沌として、現在の人々が住んでいると思われる島や土地など以外は、海に沈んでしまったのではないか。
古代遺跡がいろんな場所で発見されているから、間違いないだろう。
とある神話でも、そう伝えられた文面が…
そんな事が書かれていたのを見た…
僕は…『魔人族』の研究対象。
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僕がここにいるから、僕の魔力が『瘴気』を呼ぶ…
今では、そんな考えは自分のおごりだ…
僕が持つぐらいの『魔力』では、そこまで起こるはずがない。
今では理解できるが、その時の僕は…
そうして、彼らが準備したと教えられた、一方通行の一回きりしか使用できない魔法陣に自分から入ったんだ
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