竜の国のご都合主義?

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驚きは急にやってくる

おっと…

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医師が来た後も、次々に人が入ってきた。

シルバーの髪の紳士と、金色の髪の可愛らしい女性は両親。
シルバーの髪の青年と女性は兄と姉。
最後に金色の髪のこの中で一番背の高い兄だ。

控えるように、アニメとかで見る執事服の人達と、メイド服を着た女性達が控えていた。
あれはコックの服装か?
ドアの向こう。多分廊下だろうが、心配そうにチラチラ伺っているようだ。
どんだけの人数が集まった?
とうか、かなりのお金持ち??

相手を見ながら、少し頭を傾げ考えて…
しばらくしたら浮かんでくる映像と合わせていく。

「やっぱり熱で数日寝込んだせいかもしれないね。でもどうしてあの場所に??」
「今は気がついた事で良しとした方が良いのかも?」
「うっ………うっ……うっ……グスグス…」

兄二人がそう呟くと、ハンカチで父に涙を拭われながらグスグス言っている母。
姉はベットで座っている僕の背中をさすったりしながら世話している。

長男と思われる兄ともう一人の兄は何やら思案しているようだ。
どうすればいい??
僕は何か言うべき?
でも、下手に言うとややこしくなりそうだ。

医師は、シルバーグレイの髪をした執事服の男性と、その側の少し恰幅の良い女性に何やら話して出て行った。
紙みたいなのを渡していたから、処方箋?でも渡したして出て行ったのかもしれない。

ある程度ワイワイ騒いだ人達。そう、僕の家族は恰幅の良い女性に部屋の外に出されて行った。

「坊っちゃまを少し休ませてあげましょう」

そんな事を言いながら…
まぁ、僕としても少しと言うか、大いに混乱したから、少し考えたい。
思い出した事を整理しないとなぁ…
でもさ、本当に美形揃いの家族で僕ここの子供だよね??

うん。ここの子供だ。間違いない。
髪の色は違うけど、何だったっけ?
過去?に教えてもらったような。
そうそう、そうだった…

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