竜の国のご都合主義?

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驚きは急にやってくる

えっと?

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何だかぼんやりする。
ここは何処だ?
天国?
でも、死ぬ時、三途の川を渡るんじゃないんだっけ?
よく川を渡って、その手前?後か?
花畑がどうとかって聞いたことがあったはず。
テレビや雑誌でよく特集とかでやっていたやつだ。

小説やアニメとかでもその描写がよくあったんだけど…

頬に穏やかな風と、花の匂いが鼻腔をくすぐる。
うっすらと瞼を開けてみた景色は……

「何処だ?」

周りは小さな花が咲き乱れていた。
背丈が高くなく、そう、芝桜くらいの高さだ。
茎とかに棘がないのか、痛みは感じられない。

花畑のようになっている自分が横たわっていた場所を囲うように、木々が鬱蒼と茂っている。
森か何かの開けた場所なのだろうか?

さらに目を凝らすと、キラキラと輝くように見えるのは水面か?
花畑の中心地と思われる場所に、泉が見えた。
泉の側には石碑らしい物が見える。

ゆっくりと立ち上がり、側に近づく。
自分の背丈よりやや小さな石碑。
何を書いているのかわからない。
アルファベットや日本語とも違う。
見たことがある(読めないけど)アラブ辺りの文字とも違う。
遺跡とかでよく見かけそうな、そう、象形文字ぽい物。
それが結構彫り込まれていた。

ゲーム制作とかでよく描かれた感じで、気になる。

「でも、こう言うのって、下手に触らないほうが…」

そんな言葉がついつい口からでた。
出たのに、なぜか触ってる。
言葉と行動が違うのは??

まるで引き寄せられるように触れてしまい…

「あっ…」

一瞬の閃光。
あたり一面が真っ白な世界に覆われた感じがした。
すぐに元に戻ってホッとしたが
………

「何だこれ⁉︎」

さっきまで全然読めなかった物が…嫌、文字はそのまま…
なのに、読める…





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