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仲良く生活です。

朝市は楽しいです

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早速市場や出店の様な所、商店街などを散策です。
でもね…なぜなんでしょう…
小さい子供が両親に手を引かれる様に、2人に手を引かれる様に繋がれるのは…
嫌じゃないですよ。でもね…私、一応成人してるのですが…
解せぬ…

最初は4人で横並びに近い状態で歩いていたのよ。
でもって、やっぱり美味しいものの匂いとかさ…可愛いもの、変わった物なんかあったら、うん、見に行きたいじゃない。
これ普通だと思うんだけど…きっと…

「レイナ様…」

そう言って、つい、ふらふら~っと行きそうになり、捕獲される様に3人に囲まれた。
結果…

「アスラン、フレイ、手を離してくれて良いんだけど…」
「ダメです。迷子になったらどうするんですか?見つけますけど…」
「知らずに連れ攫われたらどうするんですか?させませんけど…」
「諦めた方がいいですよ。でないと連れ帰りますから」

3人ともおかしいです。超過保護なんですけど…

何度もお願いしても、却下されたから、渋々です。
3人とも奴隷だから、主人の言葉が本来は絶対なんだろうけど、私の身に危険であろう事柄に対しては、命令無視もできるみたいです。
これも、高級奴隷の特権らしい。
それだけ危機意識も高いし、主人第一主義の契約も関係してるらしい。
この世界で生きていくには、ありがたい事なんだろう。

そうなんだけど…この3人、超美形だから、他の人からの視線が実は痛かったりもする。
ほら、日本人て、若く見られるのもあるけど、平凡な作りじゃない?外国人みたいに、くっきりはっきりした作りじゃないからさ……
『あの子にあんな素敵な…』『あわない!』なんて思われてる気がするんだよね…

「レイナ様、欲しい物はこのくらいですか?」

食材売り場で買い求めたもの。小麦粉や卵。ドライフルーツや砂糖(少しお高いけど)と、塩。
砂糖や塩はどうも高級食材の一つの様だ。
砂糖と塩では、砂糖の方が高かったんだけどね。
バターとかも、その他必要なものを買って、アイテムボックスならぬ空間収納でブレスレットに収めました。
リュックはホテルに置いてきたんだ。
スマホは大切にもってますよ。

お菓子作りの材料を手に入れて、次は衣服を関係の店に赴きます。
ブティックの様な店先から3人にお勧めの店に行き、それぞれ男女に分かれて衣服や下着などを買い求めます。
勿論支払いは私のブレスレット何だけどね、支払い時、3人が側にいてくれたから、超安心です。

フレイに衣服を選んでもらいながら、その中から好みのものを選んでみました。
私の場合、動きやすさ重視です。
堅苦しいのや、重たいのは疲れるしね。
でも、フレイの美的センスで、かなりオシャレなものになって超ご機嫌です。

動きやすさ重視でも、綺麗なものや、可愛いものは大好きなんですから。ふふふっ

フレイは何を着ても綺麗で、店の人もボーッとしてたけど、本人はさっさと選んでしまってました。

アスランも、シルヴァもとっても素敵です。
まるでモデルの様で、目の保養になります。
シルヴァが可愛くて、癒されてしまいます。
口にはしませんが…怒られる…

「レイナ様疲れていませんか?」
「ん?大丈夫。何?」
「また明日もあるので、戻りましょうか。」

そう言うと、半強制的にホテルに戻らされた。
何か問題でもあったの???
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