7 / 23
トリップしたみたいです。
契約とはべつに
しおりを挟む
3人との契約もでき、彼らの首に蔦模様に刺青みたいな物が刻まれていた。
これが、個人持ちの奴隷の証らしい。
誓約書やその他の書類にサインして、正式に私のものとなった。
彼らは一旦自分の部屋に戻り、個々の荷物をまとめてきたようだ。
その間、この部屋でお茶を嗜みながら、待っていた。
いったい何杯飲むんだろうね。お腹タポタポよ。
彼らは個々のスーツケースを持って…と思ったら、意外と軽装だった。
何でも、高級奴隷ぐらいになると、支給品以外に個々の購入品があるらしく、その中の必需品としてマジックアイテムの様な、特殊な鞄を持っているらしい。
異次元ポケットと言いますか、色んな物を劣化させる事なく、そのままの状態で入れれるらしい。
ただし、人間やその他の生き物は、無理らしいけどね…
便利だなぁ…私も欲しい……ん?
スマホ画面が勝手に光り、文字が現れた。
『奴隷の3人ゲット』
『泊まるところ・住む所を、どうにかしましょう』
うんうん。3人ゲットしたし、確かに泊まるところは必要だよね。
あと…なになに?
『泊まるところに移動したら、新たな契約をしましょう。貴方の鞄の内ポケットを探るとでてきます。それ以外にも沢山のアイテムがあるので、確認してください。品目は設定画面で確認できます?』
何と……
まぁ、住むところもだけど、この後のことも考えて、泊まる所をどうにかしたい。
「この後なんだけど、安全で、綺麗で、防音とかもしっかりして、4人が泊まれる所ない?というか、良いところ知ってる?」
スマホで検索してもいいけど、取り敢えず3人に聞いてみた。
「丁度いいところがあります。確認してきますので、こちらでお待ちください」
そう言って、てじかな喫茶店の様な場所に入る。
テーブルにつき、これで何倍目かのお茶を注文して、2人が帰ってくるのを待った。
20分もかからないぐらいでアスランとフレイが帰ってきた。
「お部屋が取れましたので、行きましょう」
そう言って案内されたのは、まるでお城のような素敵な建物だった。
フロントで全て手続きしてもらい、取り敢えず1週間分の支払いを先に済ます。
その後も、契約可能らしいし、その間に住む所を探せばいいか…なんて思ったんだ。
住むところがすぐに見つかるかどうかは…この世界の不動産事情知らないしね……
部屋に案内され、入室する。
エレベーターで最上階に上がり、ドアが開くとすぐに部屋のドアって、どんだけよ。
入ると…やっぱりテレビとかでみる豪華ホテルのスィートルームのようだ。
アスランに椅子を引かれ、腰掛ける。
フレイが荷物などを片付けてくれたり、部屋の簡単なチェックをしたりしている。
シルヴァは、2人の指示で動いていた。
ふふっ。なかなかだわ…と、そうそう。
リュックの内ポケットに手を入れて、スマホ画面に指示された物を取り出す。
緑色の石を3個。
これがそうなの?ただの貴石に見えるけど…
まぁ、指示だし……
「アスラン、フレイ、シルヴァ。こっちに来てくれるかしら」
そう言うと、3人が目の前に整列した。
うん。3人並ぶとなかなかだ…
「これを受け取って欲しいんだけど…」
そう言って、手のひらに貴石を3個載せて見せる。
一瞬3人が驚きの表情を見せたけど、すぐに笑顔になり、私の手のひらから個々に受け取った。
そして……飲み込んだ…
それって、飲み込む物なの??
3人の首の刺青が消え、それぞれが似合うピアスやイヤーカフを身につけている。
何処からでてきたの?そんなのつけてなかったよね…
そして…
左の胸元に模様が浮かび上がった。
スマホが光り、文字が浮かぶ
『さらに強力な服従の契約がなされました。これより彼らは、あなたを裏切る事は出来ません。貴女の秘密を話しても、他に漏らすこともないので安心してください』
それってどうなの……
「ご主人様。私達は自分の意思で受け取ったのですから。気にしないでくださいね」
「これで、私達はご主人様とさらに繋がれたのですから、うれしいです」
「どちらかと言うと、ご主人様を逃してあげれない…って感じかなぁ…」
何か不吉なセリフを言いましたね…でも、まぁ、良いか…
「えっと、ご主人様は恥ずかしいから、名前で呼んで欲しいかも…」
「レイナ様ですか?」
フレイが笑顔で訪ねてくる。
「う…うん。それで…」
「承りました」
ニコニコ笑顔で頷いてくれて嬉しいよ。
「あと、もう少し砕けて話してくれた方が嬉しいかも…」
「時と場合で対処しましょう」
アスランが頷きながら返答し、他もそれにならう。
「ありがとう。後は…」
「一つお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「えっと…何?」
少し緊張してしまう。でも、彼らは超安全だから、大丈夫。
「そのアイテムは、もしかして…」
これが、個人持ちの奴隷の証らしい。
誓約書やその他の書類にサインして、正式に私のものとなった。
彼らは一旦自分の部屋に戻り、個々の荷物をまとめてきたようだ。
その間、この部屋でお茶を嗜みながら、待っていた。
いったい何杯飲むんだろうね。お腹タポタポよ。
彼らは個々のスーツケースを持って…と思ったら、意外と軽装だった。
何でも、高級奴隷ぐらいになると、支給品以外に個々の購入品があるらしく、その中の必需品としてマジックアイテムの様な、特殊な鞄を持っているらしい。
異次元ポケットと言いますか、色んな物を劣化させる事なく、そのままの状態で入れれるらしい。
ただし、人間やその他の生き物は、無理らしいけどね…
便利だなぁ…私も欲しい……ん?
スマホ画面が勝手に光り、文字が現れた。
『奴隷の3人ゲット』
『泊まるところ・住む所を、どうにかしましょう』
うんうん。3人ゲットしたし、確かに泊まるところは必要だよね。
あと…なになに?
『泊まるところに移動したら、新たな契約をしましょう。貴方の鞄の内ポケットを探るとでてきます。それ以外にも沢山のアイテムがあるので、確認してください。品目は設定画面で確認できます?』
何と……
まぁ、住むところもだけど、この後のことも考えて、泊まる所をどうにかしたい。
「この後なんだけど、安全で、綺麗で、防音とかもしっかりして、4人が泊まれる所ない?というか、良いところ知ってる?」
スマホで検索してもいいけど、取り敢えず3人に聞いてみた。
「丁度いいところがあります。確認してきますので、こちらでお待ちください」
そう言って、てじかな喫茶店の様な場所に入る。
テーブルにつき、これで何倍目かのお茶を注文して、2人が帰ってくるのを待った。
20分もかからないぐらいでアスランとフレイが帰ってきた。
「お部屋が取れましたので、行きましょう」
そう言って案内されたのは、まるでお城のような素敵な建物だった。
フロントで全て手続きしてもらい、取り敢えず1週間分の支払いを先に済ます。
その後も、契約可能らしいし、その間に住む所を探せばいいか…なんて思ったんだ。
住むところがすぐに見つかるかどうかは…この世界の不動産事情知らないしね……
部屋に案内され、入室する。
エレベーターで最上階に上がり、ドアが開くとすぐに部屋のドアって、どんだけよ。
入ると…やっぱりテレビとかでみる豪華ホテルのスィートルームのようだ。
アスランに椅子を引かれ、腰掛ける。
フレイが荷物などを片付けてくれたり、部屋の簡単なチェックをしたりしている。
シルヴァは、2人の指示で動いていた。
ふふっ。なかなかだわ…と、そうそう。
リュックの内ポケットに手を入れて、スマホ画面に指示された物を取り出す。
緑色の石を3個。
これがそうなの?ただの貴石に見えるけど…
まぁ、指示だし……
「アスラン、フレイ、シルヴァ。こっちに来てくれるかしら」
そう言うと、3人が目の前に整列した。
うん。3人並ぶとなかなかだ…
「これを受け取って欲しいんだけど…」
そう言って、手のひらに貴石を3個載せて見せる。
一瞬3人が驚きの表情を見せたけど、すぐに笑顔になり、私の手のひらから個々に受け取った。
そして……飲み込んだ…
それって、飲み込む物なの??
3人の首の刺青が消え、それぞれが似合うピアスやイヤーカフを身につけている。
何処からでてきたの?そんなのつけてなかったよね…
そして…
左の胸元に模様が浮かび上がった。
スマホが光り、文字が浮かぶ
『さらに強力な服従の契約がなされました。これより彼らは、あなたを裏切る事は出来ません。貴女の秘密を話しても、他に漏らすこともないので安心してください』
それってどうなの……
「ご主人様。私達は自分の意思で受け取ったのですから。気にしないでくださいね」
「これで、私達はご主人様とさらに繋がれたのですから、うれしいです」
「どちらかと言うと、ご主人様を逃してあげれない…って感じかなぁ…」
何か不吉なセリフを言いましたね…でも、まぁ、良いか…
「えっと、ご主人様は恥ずかしいから、名前で呼んで欲しいかも…」
「レイナ様ですか?」
フレイが笑顔で訪ねてくる。
「う…うん。それで…」
「承りました」
ニコニコ笑顔で頷いてくれて嬉しいよ。
「あと、もう少し砕けて話してくれた方が嬉しいかも…」
「時と場合で対処しましょう」
アスランが頷きながら返答し、他もそれにならう。
「ありがとう。後は…」
「一つお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「えっと…何?」
少し緊張してしまう。でも、彼らは超安全だから、大丈夫。
「そのアイテムは、もしかして…」
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
その断罪、三ヶ月後じゃダメですか?
荒瀬ヤヒロ
恋愛
ダメですか。
突然覚えのない罪をなすりつけられたアレクサンドルは兄と弟ともに深い溜め息を吐く。
「あと、三ヶ月だったのに…」
*「小説家になろう」にも掲載しています。
【完結】悪役令嬢の反撃の日々
アイアイ
恋愛
「ロゼリア、お茶会の準備はできていますか?」侍女のクラリスが部屋に入ってくる。
「ええ、ありがとう。今日も大勢の方々がいらっしゃるわね。」ロゼリアは微笑みながら答える。その微笑みは氷のように冷たく見えたが、心の中では別の計画を巡らせていた。
お茶会の席で、ロゼリアはいつものように優雅に振る舞い、貴族たちの陰口に耳を傾けた。その時、一人の男性が現れた。彼は王国の第一王子であり、ロゼリアの婚約者でもあるレオンハルトだった。
「ロゼリア、君の美しさは今日も輝いているね。」レオンハルトは優雅に頭を下げる。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
こんにちは、女嫌いの旦那様!……あれ?
夕立悠理
恋愛
リミカ・ブラウンは前世の記憶があること以外は、いたって普通の伯爵令嬢だ。そんな彼女はある日、超がつくほど女嫌いで有名なチェスター・ロペス公爵と結婚することになる。
しかし、女嫌いのはずのチェスターはリミカのことを溺愛し──!?
※小説家になろう様にも掲載しています
※主人公が肉食系かも?
妻のち愛人。
ひろか
恋愛
五つ下のエンリは、幼馴染から夫になった。
「ねーねー、ロナぁー」
甘えん坊なエンリは子供の頃から私の後をついてまわり、結婚してからも後をついてまわり、無いはずの尻尾をブンブン振るワンコのような夫。
そんな結婚生活が四ヶ月たった私の誕生日、目の前に突きつけられたのは離縁書だった。
旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる