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酔っ払って……
後輩とランチして
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翌日、いつも通りの道をいつも通り通い職場に向かう。
職場はのデスクのパソコンを立ち上げて、業務開始だ。
頼まれた資料を上司に届けて、別の業務をこなす。
時折「シャラン」となる鎖の音で、左手首のブレストを触ってしまう。
「先輩。綺麗ですね。それ彼からの?」
何も知らない後輩の亜希子が声をかけてきた。
亜希子は私とあいつが付き合っていた事は知っている。
でも、その後のことは知らないから……
きっとクリスマスプレゼントで貰ったんだろう………ぐらいに思っているんだろう。
でも、なんて言おうか……自分で買った……
買わないなぁ……
親からもらった……この線で行こう。
元々誕生日近いしね。
「これね……」
そう答えようとしたら、上司に呼ばれた。
「ごめん、また後でね……」
そう言って席をたった。
昼食時、亜希子に誘われて、ランチを一緒に取る。
向こうで何やら騒がしい………と思ったら、アイツと受付嬢の仁科さんが嬉しそうに他の人と話していた。
仁科さんの左手には………
アイツが選んだのは彼女だったんだ。
社内恋愛は禁止ではなかったけど、アイツがあまり他の人に知られたくないから……って言ってたから、言わなかった。亜希子にはバレたけど、内緒にしてくれてたんだ。
「先輩、あれって…」
「そうだね。」
亜希子はそれ以上言ってこなかった。
皆んな知らないのだから……
別れたし……
「先輩、今日予定ないですよね。飲みに行きましょう!!」
「そうね、美味しいもの食べて、飲もう!」
一昨日は1人居酒屋を自宅でした。
今日は、美味しいもの食べて、オシャレなバーで飲んでも良いよね。
今日で仕事納めだし……
「お店、いっぱいだったら嫌だから、予約しときます!」
そう言って、亜希子はネット予約してくれた。
ほんと、便利な世の中だ。
電話かけなくても、予約出来ちゃうんだから……
「予約出来ましたよ。後で、確認もしときます。年末で……なんて言われたら嫌ですから!」
今日のことだから、電話もするんだ………
そんな事を考えながら、食事を終わらせて、店を出た。
職場はのデスクのパソコンを立ち上げて、業務開始だ。
頼まれた資料を上司に届けて、別の業務をこなす。
時折「シャラン」となる鎖の音で、左手首のブレストを触ってしまう。
「先輩。綺麗ですね。それ彼からの?」
何も知らない後輩の亜希子が声をかけてきた。
亜希子は私とあいつが付き合っていた事は知っている。
でも、その後のことは知らないから……
きっとクリスマスプレゼントで貰ったんだろう………ぐらいに思っているんだろう。
でも、なんて言おうか……自分で買った……
買わないなぁ……
親からもらった……この線で行こう。
元々誕生日近いしね。
「これね……」
そう答えようとしたら、上司に呼ばれた。
「ごめん、また後でね……」
そう言って席をたった。
昼食時、亜希子に誘われて、ランチを一緒に取る。
向こうで何やら騒がしい………と思ったら、アイツと受付嬢の仁科さんが嬉しそうに他の人と話していた。
仁科さんの左手には………
アイツが選んだのは彼女だったんだ。
社内恋愛は禁止ではなかったけど、アイツがあまり他の人に知られたくないから……って言ってたから、言わなかった。亜希子にはバレたけど、内緒にしてくれてたんだ。
「先輩、あれって…」
「そうだね。」
亜希子はそれ以上言ってこなかった。
皆んな知らないのだから……
別れたし……
「先輩、今日予定ないですよね。飲みに行きましょう!!」
「そうね、美味しいもの食べて、飲もう!」
一昨日は1人居酒屋を自宅でした。
今日は、美味しいもの食べて、オシャレなバーで飲んでも良いよね。
今日で仕事納めだし……
「お店、いっぱいだったら嫌だから、予約しときます!」
そう言って、亜希子はネット予約してくれた。
ほんと、便利な世の中だ。
電話かけなくても、予約出来ちゃうんだから……
「予約出来ましたよ。後で、確認もしときます。年末で……なんて言われたら嫌ですから!」
今日のことだから、電話もするんだ………
そんな事を考えながら、食事を終わらせて、店を出た。
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