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自国を思い

ラフィを思い

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ラフィを助けて、ラフィを傷ついたあの男は捕らえさせて、闇に葬った。
直ぐに殺して欲しいと嘆願されたが、そんなの聞くはずがない。

さて、あの国にも落ち着いてもらおうか……
でないと、ラフィが私から擦り抜けていこうとするはずだから……

母国が戦っているのに……
きっと彼女のことだから、そう考えるだろう。

まぁ、今回の発端はいわゆるお家騒動だ。
まぁ、私的にも、あの男より、あいつの方が上手く国を治めるだろうし、こちらにも国同士有意義ない付き合いが出来るだろう。
となると、動くしかないね……

そう考えて、部下を連れて参戦し、暗部動かして、さっさと片付けた。
三国同盟も結べるようにしてね。

勿論、ラフィを迎えるための準備もしていたんだけど、彼女に現状を伝え忘れたのが失敗だった。
爪が少し甘かった。

まぁ、修正するから良いけど……

ラフィが、彼女の母国に戻ったとの連絡を受けたが、想定内だ。
できれば、そうなって欲しくなかったんだけどね……

直ぐに結婚の打診で手紙を書き、送った。
さて、どのタイミングで捕らえるか……

捕らえたら、もう逃してあげないからね。
お仕置きも考えておこう。
どうしようか……

今まで我慢してきたから、もういただこうか……

少し黒い笑みが出るが、良いよね。
まってて、今から行くよ……
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