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新たな門出
卒業
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学祭も終わり、季節も変わり、学園内でも楽しいことがたくさんあった。
そして、ついに卒業を迎える。
緊張な趣で式典に臨み、各生徒も先生方も一部涙して無事終わった。
卒業式後の謝恩会では、立食パーティーで友人達との最後の会話を楽しんでいる。
ある者は国に帰り、ある者は家業を継ぎ、騎士に魔道士にと国に仕える事が決まっている者。
学園内に残り、先生方の助手として職務につき後に講師を目指す者もいた。
「ラフィは配属先決まったの?」
「私は、近衛隊の皇女殿下の護衛の方だと事例がきてた」
「エリオンとエリオットも近衛だったよな」
「ん?そうだけど、皇太子直属だったか?」
「すごいね」
「そう言うお前は?」
「俺か?俺は実家に戻って魔道具作る事になったよ。だから、入用の時はよろしくな!少しはまけてやるよ!」
「そう言えば、アリシアとエメリアは?」
「私達は国に戻りますよ。婚約者も待っておりますし」
「帰って、直ぐに結婚か?」
「結婚しても、仕事は出来ますよ。と言っても、多分旦那様になる方のお手伝いになりそうですけどね~~」
そう言ってはにかんでいる。
可愛いな~~
「ラフィも、そんな話が来てるんじゃないか?」
「ん~~~ないですね。まぁ、仕事したいので、良いけど……」
少し考える素振りをする。
そういえば、兄様達には良くお話もあったし、それぞれ相手もいるけど……ないなぁ~~魅力ないのかなぁ……まぁ、家族には騎士になるって言ってきたから??
「あれは、絶対、あの方が邪魔してるんだろうな」
「きっとそうですよ。色んな手で握りつぶしてるんですよ」
「俺達への牽制も、半端なかったしな……」
「知らぬは本人のみですか……」
「「「「がんばれ、ラフィ!!」」」」
そんな事を言ってたなんて、全然気がつきませんでしたよ。
ボソボソ話してるんだもの。
卒業後、初めの月から勤務だから、それまでは片付けとか頑張ろう……
みんなと別れるのは寂しいけど、新たな門出だものね。
そう言って、友人達と楽しんで過ごした。
そして、ついに卒業を迎える。
緊張な趣で式典に臨み、各生徒も先生方も一部涙して無事終わった。
卒業式後の謝恩会では、立食パーティーで友人達との最後の会話を楽しんでいる。
ある者は国に帰り、ある者は家業を継ぎ、騎士に魔道士にと国に仕える事が決まっている者。
学園内に残り、先生方の助手として職務につき後に講師を目指す者もいた。
「ラフィは配属先決まったの?」
「私は、近衛隊の皇女殿下の護衛の方だと事例がきてた」
「エリオンとエリオットも近衛だったよな」
「ん?そうだけど、皇太子直属だったか?」
「すごいね」
「そう言うお前は?」
「俺か?俺は実家に戻って魔道具作る事になったよ。だから、入用の時はよろしくな!少しはまけてやるよ!」
「そう言えば、アリシアとエメリアは?」
「私達は国に戻りますよ。婚約者も待っておりますし」
「帰って、直ぐに結婚か?」
「結婚しても、仕事は出来ますよ。と言っても、多分旦那様になる方のお手伝いになりそうですけどね~~」
そう言ってはにかんでいる。
可愛いな~~
「ラフィも、そんな話が来てるんじゃないか?」
「ん~~~ないですね。まぁ、仕事したいので、良いけど……」
少し考える素振りをする。
そういえば、兄様達には良くお話もあったし、それぞれ相手もいるけど……ないなぁ~~魅力ないのかなぁ……まぁ、家族には騎士になるって言ってきたから??
「あれは、絶対、あの方が邪魔してるんだろうな」
「きっとそうですよ。色んな手で握りつぶしてるんですよ」
「俺達への牽制も、半端なかったしな……」
「知らぬは本人のみですか……」
「「「「がんばれ、ラフィ!!」」」」
そんな事を言ってたなんて、全然気がつきませんでしたよ。
ボソボソ話してるんだもの。
卒業後、初めの月から勤務だから、それまでは片付けとか頑張ろう……
みんなと別れるのは寂しいけど、新たな門出だものね。
そう言って、友人達と楽しんで過ごした。
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