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学園生活

目が覚めて…

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目を覚ますと………

「ここどこ?」

自室ではない……お城の客間?
家具はどう見ても叔父様のお城の物のように思える。
この国の紋章が見えるから、間違いない……

そういえば、異国からの来賓客であるダラマスから来たカリオンとかいう男性に言い寄られ、逃げた。
その時は気が張ってたから、大丈夫だったんだけど、ハイルに慰められて………泣いた……
う~~~~っ、恥ずかしい~~
慰められて、薬を盛られた。
寝た事により、かなり精神的に落ち着いた。

だからって、口移しで飲まさなくても良いのに~~~

「ラフィ、起きた?」

寝室に入ってきた人………ハイル!?

「何処か調子が悪いところある?大丈夫かな?」

そう言って、ベットの横に腰掛けてきた。
近いよ~~~
少し離れようとすると、腰を抱かれ、引き寄せられた。

「何処に行こうとしてるのかな?」
「え?いやぁ~~~~~~恥ずかしいから……」

だから、抱きしめないで~~~~思い出してしまう~~~

「ふふっ、それなら、もっと側に寄らないとね。」
「どうしてよ!」
「ラフィに私を意識してもらいたいからだよ。当然だね!」

そんな、言い切らなくても……

「私は騎士になるんだよ?国を、国民を護るための」
「そうだね。」
「そうだねって……」
「ん?」
「だから、ハイルは王太子でしょ?私じゃなくて、もっと素敵なご令嬢達に意識してもらった……ん………」

唇を奪われ、そのまま押し倒されて貪られる

「はぁ………ん……ふぅ………」

「それ以上言うと、無理やり連れて帰って閉じ込めるよ?」

良いの?そう呟きながら、抱きしめられる。
ヤバイ……地雷を踏んだ……
頬に首筋にと唇を這わされていく………

「ハイル…………」

か細い声で声かける。

「ラフィ、私の我慢の限界を確認してるの?君が騎士になるのは応援するよ。でもね、譲れない事はあるから、覚悟してね?」

そう言って、抱き起こしてくれた。

「後一年か………」

?????
フワッと抱き上げられ、そのまま別の部屋に連れて行かれる。
部屋着に着替えさせられてるから、恥ずかしいよ~~

「ハイル様、それでは姫様が可愛そうですよ」
「あぁ」

そう言って、ソファーに座らせられた。

「ラフィをたのむよ」

そう言って、部屋を出てくれた。
頬にキスしてから……

「どうぞ、着替えましょう」

そう言って、着替えを手伝って貰った。

「ありがとうございます」
「よくお似合いですよ。朝食の準備も出来てますよ。あちらへどうぞ」

そう促され、朝食の席についた。


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