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近寄っていく心
安堵
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自分が望んだ…と言うこともあるが、散々翻弄された。
いったどれだけの時間貪られたのだろうか…
ぐったりすると魔力で癒され、時折食事や飲水、風呂などの世話もされていた。
排泄は恥ずかしいからやめてくれを懇願したが……トイレまではしっかりと運ばれた。
倒れていないか心配され、トイレの外で待たれていたのは……
「アキの世話は全部したいので」
そう言ってニコニコしながら世話をし続けるだけ……ではなく、終わればベットに戻され、また愛された。
シーツは密かに変えられている。
優秀なメイド達がしてくれているのだろうが、恥ずかしすぎる。
そうして、3日は離してもらえなかった。
身体中、カイル に愛された印が散っている。
足腰が立たず、微熱が出てしまい、声のかすれて出にくかった。
それは治してくれないのか???
そう何度か愚痴を言ってもみたが…
「癒して治すことも出来ますが、私がお世話をして、側にいたいので……それに、もっと私でいっぱいにしたいから。アキが私を受け入れてくれてる事をもっと実感したい。愛していますよ。」
愚痴を言うたび、そう呟き続けられ、呆れと安堵。
何故か愛しさも……恐怖心から解き放たれたからかもしれないが…
もっと側に居たかったのにと愚痴りながら、今は後処理の為、皇帝と皇太子のもとに行っている。
今は白銀が側に居てくれている。
柔らかい毛並みを堪能しながら撫でてやる。
助けに来てくれた時は白銀もいたらしいが、私の惨状を感じみて、建物を破壊したらしい。
瞬殺はカイルで破壊が白銀とは……
後始末が大変だろうな……
でも、来てくれてよかった。
肉体的にも精神的にも壊れると思ったから……
ここに戻る時、白銀は悲しそうな顔をしていた。
今も何も言わないが、カイルいわく、精霊避けなどで動けなかったとはいえ、私を護れなかったことが許せないんだろう………と。
助け出すのに、城を半壊し、自然災害まで起こそうとしたらしいが、それはカイルが止めてくれたらしい。そこまでしたら、その国の住民が困り、それを後に知った私が悲しむからと。
だから、仲間の精霊を使って、悪戯でおさえてるらしい。
武器を隠したり、壊したり、変な考えや行動をしそうになったら、怪我させたりなど…
それはそれで……と思うが、住民が困らなければ良しとしよう。
「白銀……ありがとう。私は大丈夫ですよ……」
そう言いながら撫でてやる。
少し尻尾が立ち上がり、微かに振っているから少しは落ち着いて、機嫌回復に向かったかも知れないな…
いったどれだけの時間貪られたのだろうか…
ぐったりすると魔力で癒され、時折食事や飲水、風呂などの世話もされていた。
排泄は恥ずかしいからやめてくれを懇願したが……トイレまではしっかりと運ばれた。
倒れていないか心配され、トイレの外で待たれていたのは……
「アキの世話は全部したいので」
そう言ってニコニコしながら世話をし続けるだけ……ではなく、終わればベットに戻され、また愛された。
シーツは密かに変えられている。
優秀なメイド達がしてくれているのだろうが、恥ずかしすぎる。
そうして、3日は離してもらえなかった。
身体中、カイル に愛された印が散っている。
足腰が立たず、微熱が出てしまい、声のかすれて出にくかった。
それは治してくれないのか???
そう何度か愚痴を言ってもみたが…
「癒して治すことも出来ますが、私がお世話をして、側にいたいので……それに、もっと私でいっぱいにしたいから。アキが私を受け入れてくれてる事をもっと実感したい。愛していますよ。」
愚痴を言うたび、そう呟き続けられ、呆れと安堵。
何故か愛しさも……恐怖心から解き放たれたからかもしれないが…
もっと側に居たかったのにと愚痴りながら、今は後処理の為、皇帝と皇太子のもとに行っている。
今は白銀が側に居てくれている。
柔らかい毛並みを堪能しながら撫でてやる。
助けに来てくれた時は白銀もいたらしいが、私の惨状を感じみて、建物を破壊したらしい。
瞬殺はカイルで破壊が白銀とは……
後始末が大変だろうな……
でも、来てくれてよかった。
肉体的にも精神的にも壊れると思ったから……
ここに戻る時、白銀は悲しそうな顔をしていた。
今も何も言わないが、カイルいわく、精霊避けなどで動けなかったとはいえ、私を護れなかったことが許せないんだろう………と。
助け出すのに、城を半壊し、自然災害まで起こそうとしたらしいが、それはカイルが止めてくれたらしい。そこまでしたら、その国の住民が困り、それを後に知った私が悲しむからと。
だから、仲間の精霊を使って、悪戯でおさえてるらしい。
武器を隠したり、壊したり、変な考えや行動をしそうになったら、怪我させたりなど…
それはそれで……と思うが、住民が困らなければ良しとしよう。
「白銀……ありがとう。私は大丈夫ですよ……」
そう言いながら撫でてやる。
少し尻尾が立ち上がり、微かに振っているから少しは落ち着いて、機嫌回復に向かったかも知れないな…
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