65 / 65
異世界生活
女神からの神託
しおりを挟む
しばらくしてシオンが帰ってきた。
ほんと、普通の猫だよ。
「で、どうだった?」
『ベルドとか言う神官は、まぁ何というか…主人が姉君の沙也加様の付録と言うか、沙也加様の従者扱扱いで神殿側から伝わっていたみたいだにゃ~。神殿同士の伝達で…伝達する係みたいなのが向こう側にいるらしい。神殿サイドの役職みたいな?食事を担当するものがいるからにゃ。そんな感じにぁ。ベルド自身はそれを素直に受け取って、部屋の準備をしたらしい。こっちから来たあの男もそれに関しては何も説明してなかったにゃ。』
「ほぉ~。向こうの神職も俺のことを馬鹿にしているものがいるってことか。確かに姉と一緒にこの世界に来て、姉と一緒に城には連れてこられたけどな。城での待遇はそんなに悪くなかったけど、神殿側では姉を取り込みたいが上に、俺の扱いがそんなのか。そうかそうか…」
『神殿の者達は全部がそうではないと思うにゃ。主人と会ったことのあるもの達はそんなことなかった。まぁ、今回ついて来ているあのバカは覗いてだにゃ。他の神殿の者達はあのバカがいない所で急いで伝えてたにゃ。で、ベルドが慌ててたにゃ。』
「慌ててた?」
そうすると、トントンとドアをノックする者が現れた。
クリスが対応にでると、話の相手、そう、ベルドと数人の神職の者がいた。
「エイジ様。部屋の準備が整ったそうです。」
ものすごくいい笑顔だ。えっと?
クリスがベルドとその他を伴って俺の側に案内し、ベッドをソファー代わりにくつろいでいた俺の前にベルド他の数人が跪いた。
「申し訳ありません。こちらの手違いでこのようなお部屋にご案内してしまい。何と言ったら良いか…お部屋をご準備いたしましたので、そちらへの御移動をお願いいたします。誠に申し訳ございませんでした。」
「えっと…」
「本殿からの連絡で、従者とお伺いして入り、神殿から来た高位神職の方々の補助的者だともお伺いしていたのです。聖女様ともお会いした事のない私共ですから、伝えられた通りに準備してしまい…到着されたことを本殿に連絡した所、聖女様の弟君との事で叱責を受けました。知らなかった事とはいえ、申し訳ありません。」
おでこが真っ赤になりそうなぐらい床につけて謝られた。
ここで許さないと、俺、悪役になりそうだ。
まぁ、謝られた時点で許す気にはなってたし…
「えっと、わ…」
「このお姿を拝謁した時点でわかるはずなのに、神殿側も落ちたものだ。修行が足りないのか、信仰心が足りぬのか?」
クリスがものすごく良い顔をしてそう言った。
周りは既にいつでも移動可能と準備はできてるみたいだけど…
結構怒ってる…
「「「「「誠に申し訳ありません!!」」」」」
さらに深々と謝られた…
「わかりました。もう良いですよ。」
「次からは、このような事のないように、しっかりと報告や伝達をお願いしますね。今回だけ、エイジ様のお優しいお心遣いで許されると言うことをしっかりと肝に刻むように!」
「ははぁ~。有難うございます。次からはこのような事のないように皆に伝えておきます。では…」
そう言って立ち上がり、こちらですと案内されたのは…
かなり豪華な部屋だと思う。
神殿内にあるわりにはだ。
「こちらは神殿内で高貴な方が宿泊されるようのお部屋です。神殿の規模にもより多少の差はありますが、どの神殿でも高貴の方が来られた場合に対応できるようなお部屋は準備されているのですよ。」
「そうなんですね…」
『あの神官職とは別なのにゃ。あっちは神官職用の豪華な部屋。こっちとはレベルが違うにゃ。さすがだにぁ~。』
どうも、向こうとは違うようだ。しかも別館らしい。
護衛対象者がこちら側であるから、護衛の者もこっち側近くに部屋があるらしい。うん、凄いね。
でも、姉には伝えておくよ。別から耳にしたら、後で俺が怒られるからな。
まぁ、姉の方には情報が入ってるとは思うけど…
案内された部屋で少しくつろいでから、食事が運ばれて来た。
それを美味しくいただいた後に、姉に伝えるべく、準備をしたんだ。
ほんと、普通の猫だよ。
「で、どうだった?」
『ベルドとか言う神官は、まぁ何というか…主人が姉君の沙也加様の付録と言うか、沙也加様の従者扱扱いで神殿側から伝わっていたみたいだにゃ~。神殿同士の伝達で…伝達する係みたいなのが向こう側にいるらしい。神殿サイドの役職みたいな?食事を担当するものがいるからにゃ。そんな感じにぁ。ベルド自身はそれを素直に受け取って、部屋の準備をしたらしい。こっちから来たあの男もそれに関しては何も説明してなかったにゃ。』
「ほぉ~。向こうの神職も俺のことを馬鹿にしているものがいるってことか。確かに姉と一緒にこの世界に来て、姉と一緒に城には連れてこられたけどな。城での待遇はそんなに悪くなかったけど、神殿側では姉を取り込みたいが上に、俺の扱いがそんなのか。そうかそうか…」
『神殿の者達は全部がそうではないと思うにゃ。主人と会ったことのあるもの達はそんなことなかった。まぁ、今回ついて来ているあのバカは覗いてだにゃ。他の神殿の者達はあのバカがいない所で急いで伝えてたにゃ。で、ベルドが慌ててたにゃ。』
「慌ててた?」
そうすると、トントンとドアをノックする者が現れた。
クリスが対応にでると、話の相手、そう、ベルドと数人の神職の者がいた。
「エイジ様。部屋の準備が整ったそうです。」
ものすごくいい笑顔だ。えっと?
クリスがベルドとその他を伴って俺の側に案内し、ベッドをソファー代わりにくつろいでいた俺の前にベルド他の数人が跪いた。
「申し訳ありません。こちらの手違いでこのようなお部屋にご案内してしまい。何と言ったら良いか…お部屋をご準備いたしましたので、そちらへの御移動をお願いいたします。誠に申し訳ございませんでした。」
「えっと…」
「本殿からの連絡で、従者とお伺いして入り、神殿から来た高位神職の方々の補助的者だともお伺いしていたのです。聖女様ともお会いした事のない私共ですから、伝えられた通りに準備してしまい…到着されたことを本殿に連絡した所、聖女様の弟君との事で叱責を受けました。知らなかった事とはいえ、申し訳ありません。」
おでこが真っ赤になりそうなぐらい床につけて謝られた。
ここで許さないと、俺、悪役になりそうだ。
まぁ、謝られた時点で許す気にはなってたし…
「えっと、わ…」
「このお姿を拝謁した時点でわかるはずなのに、神殿側も落ちたものだ。修行が足りないのか、信仰心が足りぬのか?」
クリスがものすごく良い顔をしてそう言った。
周りは既にいつでも移動可能と準備はできてるみたいだけど…
結構怒ってる…
「「「「「誠に申し訳ありません!!」」」」」
さらに深々と謝られた…
「わかりました。もう良いですよ。」
「次からは、このような事のないように、しっかりと報告や伝達をお願いしますね。今回だけ、エイジ様のお優しいお心遣いで許されると言うことをしっかりと肝に刻むように!」
「ははぁ~。有難うございます。次からはこのような事のないように皆に伝えておきます。では…」
そう言って立ち上がり、こちらですと案内されたのは…
かなり豪華な部屋だと思う。
神殿内にあるわりにはだ。
「こちらは神殿内で高貴な方が宿泊されるようのお部屋です。神殿の規模にもより多少の差はありますが、どの神殿でも高貴の方が来られた場合に対応できるようなお部屋は準備されているのですよ。」
「そうなんですね…」
『あの神官職とは別なのにゃ。あっちは神官職用の豪華な部屋。こっちとはレベルが違うにゃ。さすがだにぁ~。』
どうも、向こうとは違うようだ。しかも別館らしい。
護衛対象者がこちら側であるから、護衛の者もこっち側近くに部屋があるらしい。うん、凄いね。
でも、姉には伝えておくよ。別から耳にしたら、後で俺が怒られるからな。
まぁ、姉の方には情報が入ってるとは思うけど…
案内された部屋で少しくつろいでから、食事が運ばれて来た。
それを美味しくいただいた後に、姉に伝えるべく、準備をしたんだ。
39
お気に入りに追加
87
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
ド平凡な俺が全員美形な四兄弟からなぜか愛され…執着されているらしい
パイ生地製作委員会
BL
それぞれ別ベクトルの執着攻め4人×平凡受け
★一言でも感想・質問嬉しいです:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion
更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です
X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl

最強様が溺愛したのは軟派で最弱な俺でした
7瀬
BL
『白蘭高校』
不良ばかりが集まるその高校は、学校同士の喧嘩なんて日常茶飯事。校内には『力』による絶対的な上下関係があり、弱い者は強い者に自らの意思で付き従う。
そんな喧嘩の能力だけが人を測る基準となる世界に、転校生がやってきた。緩い笑顔・緩い態度。ついでに軽い拳。白蘭高校において『底辺』でしかない筈の瑠夏は、何故か『最強』に気に入られてしまい………!?
「瑠夏、大人しくしてろ」
「嫌だ!!女の子と遊びたい!こんなむさ苦しいとこ居たくない!」
「………今千早が唐揚げ揚げてる」
「唐揚げ!?わーい!」
「「「単純………」」」」
溺愛系最強リーダー×軟派系最弱転校生の甘々(?)学園物語開幕!
※受けが割とクズな女好きです。
※不良高校の話なので、喧嘩や出血の描写があります。
※誤字脱字が多く申し訳ないです!ご指摘いただけるととても助かります!
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる