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異世界生活
女神からの神託
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しばらくしてシオンが帰ってきた。
ほんと、普通の猫だよ。
「で、どうだった?」
『ベルドとか言う神官は、まぁ何というか…主人が姉君の沙也加様の付録と言うか、沙也加様の従者扱扱いで神殿側から伝わっていたみたいだにゃ~。神殿同士の伝達で…伝達する係みたいなのが向こう側にいるらしい。神殿サイドの役職みたいな?食事を担当するものがいるからにゃ。そんな感じにぁ。ベルド自身はそれを素直に受け取って、部屋の準備をしたらしい。こっちから来たあの男もそれに関しては何も説明してなかったにゃ。』
「ほぉ~。向こうの神職も俺のことを馬鹿にしているものがいるってことか。確かに姉と一緒にこの世界に来て、姉と一緒に城には連れてこられたけどな。城での待遇はそんなに悪くなかったけど、神殿側では姉を取り込みたいが上に、俺の扱いがそんなのか。そうかそうか…」
『神殿の者達は全部がそうではないと思うにゃ。主人と会ったことのあるもの達はそんなことなかった。まぁ、今回ついて来ているあのバカは覗いてだにゃ。他の神殿の者達はあのバカがいない所で急いで伝えてたにゃ。で、ベルドが慌ててたにゃ。』
「慌ててた?」
そうすると、トントンとドアをノックする者が現れた。
クリスが対応にでると、話の相手、そう、ベルドと数人の神職の者がいた。
「エイジ様。部屋の準備が整ったそうです。」
ものすごくいい笑顔だ。えっと?
クリスがベルドとその他を伴って俺の側に案内し、ベッドをソファー代わりにくつろいでいた俺の前にベルド他の数人が跪いた。
「申し訳ありません。こちらの手違いでこのようなお部屋にご案内してしまい。何と言ったら良いか…お部屋をご準備いたしましたので、そちらへの御移動をお願いいたします。誠に申し訳ございませんでした。」
「えっと…」
「本殿からの連絡で、従者とお伺いして入り、神殿から来た高位神職の方々の補助的者だともお伺いしていたのです。聖女様ともお会いした事のない私共ですから、伝えられた通りに準備してしまい…到着されたことを本殿に連絡した所、聖女様の弟君との事で叱責を受けました。知らなかった事とはいえ、申し訳ありません。」
おでこが真っ赤になりそうなぐらい床につけて謝られた。
ここで許さないと、俺、悪役になりそうだ。
まぁ、謝られた時点で許す気にはなってたし…
「えっと、わ…」
「このお姿を拝謁した時点でわかるはずなのに、神殿側も落ちたものだ。修行が足りないのか、信仰心が足りぬのか?」
クリスがものすごく良い顔をしてそう言った。
周りは既にいつでも移動可能と準備はできてるみたいだけど…
結構怒ってる…
「「「「「誠に申し訳ありません!!」」」」」
さらに深々と謝られた…
「わかりました。もう良いですよ。」
「次からは、このような事のないように、しっかりと報告や伝達をお願いしますね。今回だけ、エイジ様のお優しいお心遣いで許されると言うことをしっかりと肝に刻むように!」
「ははぁ~。有難うございます。次からはこのような事のないように皆に伝えておきます。では…」
そう言って立ち上がり、こちらですと案内されたのは…
かなり豪華な部屋だと思う。
神殿内にあるわりにはだ。
「こちらは神殿内で高貴な方が宿泊されるようのお部屋です。神殿の規模にもより多少の差はありますが、どの神殿でも高貴の方が来られた場合に対応できるようなお部屋は準備されているのですよ。」
「そうなんですね…」
『あの神官職とは別なのにゃ。あっちは神官職用の豪華な部屋。こっちとはレベルが違うにゃ。さすがだにぁ~。』
どうも、向こうとは違うようだ。しかも別館らしい。
護衛対象者がこちら側であるから、護衛の者もこっち側近くに部屋があるらしい。うん、凄いね。
でも、姉には伝えておくよ。別から耳にしたら、後で俺が怒られるからな。
まぁ、姉の方には情報が入ってるとは思うけど…
案内された部屋で少しくつろいでから、食事が運ばれて来た。
それを美味しくいただいた後に、姉に伝えるべく、準備をしたんだ。
ほんと、普通の猫だよ。
「で、どうだった?」
『ベルドとか言う神官は、まぁ何というか…主人が姉君の沙也加様の付録と言うか、沙也加様の従者扱扱いで神殿側から伝わっていたみたいだにゃ~。神殿同士の伝達で…伝達する係みたいなのが向こう側にいるらしい。神殿サイドの役職みたいな?食事を担当するものがいるからにゃ。そんな感じにぁ。ベルド自身はそれを素直に受け取って、部屋の準備をしたらしい。こっちから来たあの男もそれに関しては何も説明してなかったにゃ。』
「ほぉ~。向こうの神職も俺のことを馬鹿にしているものがいるってことか。確かに姉と一緒にこの世界に来て、姉と一緒に城には連れてこられたけどな。城での待遇はそんなに悪くなかったけど、神殿側では姉を取り込みたいが上に、俺の扱いがそんなのか。そうかそうか…」
『神殿の者達は全部がそうではないと思うにゃ。主人と会ったことのあるもの達はそんなことなかった。まぁ、今回ついて来ているあのバカは覗いてだにゃ。他の神殿の者達はあのバカがいない所で急いで伝えてたにゃ。で、ベルドが慌ててたにゃ。』
「慌ててた?」
そうすると、トントンとドアをノックする者が現れた。
クリスが対応にでると、話の相手、そう、ベルドと数人の神職の者がいた。
「エイジ様。部屋の準備が整ったそうです。」
ものすごくいい笑顔だ。えっと?
クリスがベルドとその他を伴って俺の側に案内し、ベッドをソファー代わりにくつろいでいた俺の前にベルド他の数人が跪いた。
「申し訳ありません。こちらの手違いでこのようなお部屋にご案内してしまい。何と言ったら良いか…お部屋をご準備いたしましたので、そちらへの御移動をお願いいたします。誠に申し訳ございませんでした。」
「えっと…」
「本殿からの連絡で、従者とお伺いして入り、神殿から来た高位神職の方々の補助的者だともお伺いしていたのです。聖女様ともお会いした事のない私共ですから、伝えられた通りに準備してしまい…到着されたことを本殿に連絡した所、聖女様の弟君との事で叱責を受けました。知らなかった事とはいえ、申し訳ありません。」
おでこが真っ赤になりそうなぐらい床につけて謝られた。
ここで許さないと、俺、悪役になりそうだ。
まぁ、謝られた時点で許す気にはなってたし…
「えっと、わ…」
「このお姿を拝謁した時点でわかるはずなのに、神殿側も落ちたものだ。修行が足りないのか、信仰心が足りぬのか?」
クリスがものすごく良い顔をしてそう言った。
周りは既にいつでも移動可能と準備はできてるみたいだけど…
結構怒ってる…
「「「「「誠に申し訳ありません!!」」」」」
さらに深々と謝られた…
「わかりました。もう良いですよ。」
「次からは、このような事のないように、しっかりと報告や伝達をお願いしますね。今回だけ、エイジ様のお優しいお心遣いで許されると言うことをしっかりと肝に刻むように!」
「ははぁ~。有難うございます。次からはこのような事のないように皆に伝えておきます。では…」
そう言って立ち上がり、こちらですと案内されたのは…
かなり豪華な部屋だと思う。
神殿内にあるわりにはだ。
「こちらは神殿内で高貴な方が宿泊されるようのお部屋です。神殿の規模にもより多少の差はありますが、どの神殿でも高貴の方が来られた場合に対応できるようなお部屋は準備されているのですよ。」
「そうなんですね…」
『あの神官職とは別なのにゃ。あっちは神官職用の豪華な部屋。こっちとはレベルが違うにゃ。さすがだにぁ~。』
どうも、向こうとは違うようだ。しかも別館らしい。
護衛対象者がこちら側であるから、護衛の者もこっち側近くに部屋があるらしい。うん、凄いね。
でも、姉には伝えておくよ。別から耳にしたら、後で俺が怒られるからな。
まぁ、姉の方には情報が入ってるとは思うけど…
案内された部屋で少しくつろいでから、食事が運ばれて来た。
それを美味しくいただいた後に、姉に伝えるべく、準備をしたんだ。
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