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異世界生活
護衛騎士の…
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聖女である姉君への報告も終え、「もう少しだけ調べてみようと思う。」と呟いていた。
まだ何か情報が得られるかもしれないと思ったのだろう。
英二を連れて、宿を拠点に砂漠のオワシス周辺を探索していた時、部下達に数人の聖職者が接触して来た。
聖職者だけでなく、村人もだが…
聖職者は英二への面会を求めて来たと報告を受けている。英二がその場面をたまたま遠くからではあるが通りがかってしまっていたから、隠す事なく報告と説明をしておいた。
異世界から聖女と共にこの世界に降り立って来たのだ。しかも、過去にこの地に降りた者と同じ肌と髪色を持つ者という事で、是非とも自分達の教会に赴いて欲しいとの事だった。
多分、それだけではすまなくなるだろうとは予測されるのだが…
単に訪問という形で行くだけならまぁいいと思うのだが…多分、英二に何某かの力があると考え、それを自分達のために使って欲しいと願っているのだろう。もしくは自分達のために留まってほしいとか…
よって良い顔はできず、奴らにはあやふやな返事をさせて取り敢えず泳がせておく事にした。まぁ、一部情報は取得しているのもあるからな…
村人からは、このオワシスから離れた場所で魔物の被害が出ているとの訴えだ。
自分達の生活にも多いに支障があり、国からの精鋭が来たのであれば、出来たら討伐をしてもらいたいとの依頼だった。ロデリック神聖国 特殊部隊団員を率いて来てるのだ。精鋭部隊であるから、それに対しては多少は良いだろう。
村人が言うには、いつもは冒険者にギルドを通して依頼していたようだが、今ギルドの方は別の案件で忙しく、上級ランクの者達は出払っていて対応が出来かねないと渋られ続けているらしいとの訴えだ。
その報告は既に聞き及んでいる。国からも対応していたはずだが、まだ足りないのか?
よって、その訴えに関しては、特殊部隊副団長であるハリスモンド•クロホードが対応するよう指示を出した。団長である俺とは級友であり、親友。団においては片腕の副団長だ。黒髪の蒼瞳の獣人族である彼は、常日頃は完璧なヒト族の姿だが、怒りなどで耳や尻尾が現れる。英二にはまだその姿を見せた事はないが…彼の性格からしたら…うん、嫉妬しそうだ。もふりたいなどと言い出したら…
俺自身がどう対応するか想像が…うむ、今はやめておこう。
で、村人の訴えを確認すべくガルロとゼム。その配下を情報収集にあてたのだ。
まだ何か情報が得られるかもしれないと思ったのだろう。
英二を連れて、宿を拠点に砂漠のオワシス周辺を探索していた時、部下達に数人の聖職者が接触して来た。
聖職者だけでなく、村人もだが…
聖職者は英二への面会を求めて来たと報告を受けている。英二がその場面をたまたま遠くからではあるが通りがかってしまっていたから、隠す事なく報告と説明をしておいた。
異世界から聖女と共にこの世界に降り立って来たのだ。しかも、過去にこの地に降りた者と同じ肌と髪色を持つ者という事で、是非とも自分達の教会に赴いて欲しいとの事だった。
多分、それだけではすまなくなるだろうとは予測されるのだが…
単に訪問という形で行くだけならまぁいいと思うのだが…多分、英二に何某かの力があると考え、それを自分達のために使って欲しいと願っているのだろう。もしくは自分達のために留まってほしいとか…
よって良い顔はできず、奴らにはあやふやな返事をさせて取り敢えず泳がせておく事にした。まぁ、一部情報は取得しているのもあるからな…
村人からは、このオワシスから離れた場所で魔物の被害が出ているとの訴えだ。
自分達の生活にも多いに支障があり、国からの精鋭が来たのであれば、出来たら討伐をしてもらいたいとの依頼だった。ロデリック神聖国 特殊部隊団員を率いて来てるのだ。精鋭部隊であるから、それに対しては多少は良いだろう。
村人が言うには、いつもは冒険者にギルドを通して依頼していたようだが、今ギルドの方は別の案件で忙しく、上級ランクの者達は出払っていて対応が出来かねないと渋られ続けているらしいとの訴えだ。
その報告は既に聞き及んでいる。国からも対応していたはずだが、まだ足りないのか?
よって、その訴えに関しては、特殊部隊副団長であるハリスモンド•クロホードが対応するよう指示を出した。団長である俺とは級友であり、親友。団においては片腕の副団長だ。黒髪の蒼瞳の獣人族である彼は、常日頃は完璧なヒト族の姿だが、怒りなどで耳や尻尾が現れる。英二にはまだその姿を見せた事はないが…彼の性格からしたら…うん、嫉妬しそうだ。もふりたいなどと言い出したら…
俺自身がどう対応するか想像が…うむ、今はやめておこう。
で、村人の訴えを確認すべくガルロとゼム。その配下を情報収集にあてたのだ。
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