10 / 65
これがいわゆる異世界転移?
取り敢えず…
しおりを挟む
ものすごい土埃を立てて走ってきたのは、馬に騎乗した…
うん、よく異世界転生とかそれ系統のアニメで見る姿の男性集団だ。
いわゆる『騎士』っていう職種の集団ぽい。
まだこの世界で本物を見た事がないから、あくまで『ぽい』である。
先頭の人は白っぽい騎士服だから、上位の存在?で、背後には黒っぽい集団。それでも、多少の上下関係が示されているのか、服装の光沢が違うから、先頭の方にいる黒っぽい騎士服の人も上位の人だろうと検討した。
で、あの集団は急いでどこに行くんだろうな。
まぁ、俺たちとは関係なかったら良いんだけれど…
あの土埃、こっちにかかるようになったら嫌だから、せっかく休憩してたけど、この場所をちょっと避けた方がいいか?でも、下手に避けたら不審者に思われる?でも、やっぱ嫌だし…
「姉さん、ちょっとこの場所から避ける?」
「うん、その方が良いかなぁ。あの土埃、被るのも嫌だし、喉痛めそうだし。」
そう言ってノロノロと立ち上がる。
『向こうに行こう』と指で指されて、その場を後にしようとしたら…
「お待ちください!!」
大きな声が聞こえてきた。
思わず二人で振り返ると…あの集団は僕達が目的だったかの如く、先頭の二人がスピードを上げて近づいてきた。
思わずビビってしまったよ。
側に近づく手前で馬から降りた二人は僕達のそばに来てガバッと跪いた。
映画やそれっぽいドラマとかで見たような感じだ。
アニメとかで見るよりもかなりリアル。
そりゃそうか、実際に目の前で繰り広げられているのだから…
二人の後、遅れてきた集団が同じように跪く。
うん、動けませんよ。動揺しまくりで胸がドキドキもんだ。
シオンとカノンはいつの間にか姿を消していた。
あの猫ども、やっぱ猫だからふらっとどっかに行ったのか?
帰ってきたら締める!!
「申し訳ありません異世界から来られた聖女様方。こたび我が国に現れていただきありがとうございます。我らはロデリック神聖王国第一騎士団と…」
「ようこそ我が国に参られました。私はロデリック神聖王国第一皇子クリストファ•ロデリックと申します。此度、女神フローロァ様からの御神託を受け急遽御迎え参じました。本来であれば馬車をご用意するべき所、急ぎ行くようにとの御指示であり、このような御迎えになりました。申し訳ありません。」
最初に声をかけてきたのは黒い服の人。次に声をかけてきたのは白い服の人だ。
やっぱ白い方がお偉い人だった。で、初めてこの国だと思う国名を聞かされたが…『ロデリック神聖王国』という事は、きっと神聖国家。宗教関係の国か?女神とか言っていたから、神神を祀る国なんだろう。
今頭の中で浮かぶのは、テレビでしか見た事のない『ローマ法王』とか『ローマ教皇』とか言ってたお偉いさんと、『バチカン市国』だったか?う~ん、あまり憶えてない。記憶が曖昧というか、興味があまり無かったというか…
まぁ、そんな感じをイメージした。
うん、よく異世界転生とかそれ系統のアニメで見る姿の男性集団だ。
いわゆる『騎士』っていう職種の集団ぽい。
まだこの世界で本物を見た事がないから、あくまで『ぽい』である。
先頭の人は白っぽい騎士服だから、上位の存在?で、背後には黒っぽい集団。それでも、多少の上下関係が示されているのか、服装の光沢が違うから、先頭の方にいる黒っぽい騎士服の人も上位の人だろうと検討した。
で、あの集団は急いでどこに行くんだろうな。
まぁ、俺たちとは関係なかったら良いんだけれど…
あの土埃、こっちにかかるようになったら嫌だから、せっかく休憩してたけど、この場所をちょっと避けた方がいいか?でも、下手に避けたら不審者に思われる?でも、やっぱ嫌だし…
「姉さん、ちょっとこの場所から避ける?」
「うん、その方が良いかなぁ。あの土埃、被るのも嫌だし、喉痛めそうだし。」
そう言ってノロノロと立ち上がる。
『向こうに行こう』と指で指されて、その場を後にしようとしたら…
「お待ちください!!」
大きな声が聞こえてきた。
思わず二人で振り返ると…あの集団は僕達が目的だったかの如く、先頭の二人がスピードを上げて近づいてきた。
思わずビビってしまったよ。
側に近づく手前で馬から降りた二人は僕達のそばに来てガバッと跪いた。
映画やそれっぽいドラマとかで見たような感じだ。
アニメとかで見るよりもかなりリアル。
そりゃそうか、実際に目の前で繰り広げられているのだから…
二人の後、遅れてきた集団が同じように跪く。
うん、動けませんよ。動揺しまくりで胸がドキドキもんだ。
シオンとカノンはいつの間にか姿を消していた。
あの猫ども、やっぱ猫だからふらっとどっかに行ったのか?
帰ってきたら締める!!
「申し訳ありません異世界から来られた聖女様方。こたび我が国に現れていただきありがとうございます。我らはロデリック神聖王国第一騎士団と…」
「ようこそ我が国に参られました。私はロデリック神聖王国第一皇子クリストファ•ロデリックと申します。此度、女神フローロァ様からの御神託を受け急遽御迎え参じました。本来であれば馬車をご用意するべき所、急ぎ行くようにとの御指示であり、このような御迎えになりました。申し訳ありません。」
最初に声をかけてきたのは黒い服の人。次に声をかけてきたのは白い服の人だ。
やっぱ白い方がお偉い人だった。で、初めてこの国だと思う国名を聞かされたが…『ロデリック神聖王国』という事は、きっと神聖国家。宗教関係の国か?女神とか言っていたから、神神を祀る国なんだろう。
今頭の中で浮かぶのは、テレビでしか見た事のない『ローマ法王』とか『ローマ教皇』とか言ってたお偉いさんと、『バチカン市国』だったか?う~ん、あまり憶えてない。記憶が曖昧というか、興味があまり無かったというか…
まぁ、そんな感じをイメージした。
40
お気に入りに追加
87
あなたにおすすめの小説
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
ド平凡な俺が全員美形な四兄弟からなぜか愛され…執着されているらしい
パイ生地製作委員会
BL
それぞれ別ベクトルの執着攻め4人×平凡受け
★一言でも感想・質問嬉しいです:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion
更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です
X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

最強様が溺愛したのは軟派で最弱な俺でした
7瀬
BL
『白蘭高校』
不良ばかりが集まるその高校は、学校同士の喧嘩なんて日常茶飯事。校内には『力』による絶対的な上下関係があり、弱い者は強い者に自らの意思で付き従う。
そんな喧嘩の能力だけが人を測る基準となる世界に、転校生がやってきた。緩い笑顔・緩い態度。ついでに軽い拳。白蘭高校において『底辺』でしかない筈の瑠夏は、何故か『最強』に気に入られてしまい………!?
「瑠夏、大人しくしてろ」
「嫌だ!!女の子と遊びたい!こんなむさ苦しいとこ居たくない!」
「………今千早が唐揚げ揚げてる」
「唐揚げ!?わーい!」
「「「単純………」」」」
溺愛系最強リーダー×軟派系最弱転校生の甘々(?)学園物語開幕!
※受けが割とクズな女好きです。
※不良高校の話なので、喧嘩や出血の描写があります。
※誤字脱字が多く申し訳ないです!ご指摘いただけるととても助かります!

聖獣騎士隊長様からの溺愛〜異世界転移記〜
白黒ニャン子(旧:白黒ニャンコ)
BL
『ここ、どこ??』
蔵の整理中、見つけた乳白色のガラス玉。
手にした瞬間、頭に浮かんだ言葉を言った。ただ、それだけで……
いきなり外。見知らぬ深い森。
出くわした男たちに連れ去られかけた眞尋を助けたのは、青銀の髪に紺碧の瞳の物凄い美形の近衛騎士隊長、カイザー。
魔導と聖獣を持つ者が至上とされる大陸、ミネルヴァ。
他人の使役聖獣すら従えることができる存在、聖獣妃。
『俺、のこと?』
『そうだ。アルシディアの末裔よ』
『意味、分かんないって!!』
何もかも規格外な美形の騎士隊長の溺愛と、かっこよくて可愛いモフモフ聖獣たちに囲まれての異世界転移生活スタート!!
*性描写ありには☆がつきます
*「彩色師は異世界で」と世界観リンクしてますが、話は全く別物です

異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる