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これがいわゆる異世界転移?
取り敢えず…
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向こうの世界で生活していた時以上に歩いた。
そう、単に土を固めただけのような道を姉と二人でだ。
この世界での神獣だと言う我が家のペットの猫二匹を先頭にしてだ。
我が家で拾って飼っていた猫達が、まさかのこの世界の神獣って驚くよね。
今も普通の猫の姿だし、特に光り輝くわけでも無い。
だから…うん、いつもの扱いだ。例え会話できるとしても…
腕時計では大体一時間以上歩いただろうか。
両親が買ってくれた時計はソーラータイプだから余程で無い限り止まることはない。
この世界に無いものであったらいけないから、袖でしっかり隠しておいた。
まぁ、見つかったら『魔道具の一つ』とでも言い切ってしまおうと思う。
買ってもらった当初構造が気になってネットサーフィンしながら調べたことがあるから、大体説明ができる。使用しているものがもしこの世界に無いとか言われたら…遠くの国とか言って誤魔化そう。
そんな事を考えながら~ふくろはぎが痛くなりそうだ。
「ご主人様大丈夫ですか?」
「完璧な運動不足だよね。この所遠くに行く時は車使ってたから。」
「学校も自転車とバスだったしなぁ~姉さんは大丈夫か?」
「私も少し疲れた。ちょっとむこうで休もうよ。」
脇道に座れそうな岩と木陰になりそうな木がある場所があった。
取り敢えずそこまで歩いて行き、『よっこいしょ』と呟いて座る。
思わず『年寄りか!』って自分で自分につっこみたくなる。
「で、このまま歩いて向こうに見えている街に入るんでしょ?で、どうするの?」
「ラノベとかの異世界あるあるだと、関所みたいなところで通行税を取られる?で、入ったら…冒険者登録だよなぁ。で、宿探し?」
「そうなんだろうけど、そんなお金とか~」
「ご主人様、そこは大丈夫ですよ。実は神様がご主人様達の腕時計を勝手にアイテムにしちゃってます。ほら、いつも腕時計とスマホは持ち歩いていたから」
「そうそう、腕時計をかざしたら支払いができるようになってますよ。後、ご主人様しか使えない仕様で、他者に奪われても勝手に返ってくる機能付きです。」
「ご主人様よくスマホ決済したりしていたから、その機能に興味を持たれたみたいですよ。ご主人様方の持ち物は興味があってワクワクするとか言っておられました。」
「…………」
創造神、楽しんだんだ…俺たちの持ち物やその他で…
まぁ良いけどさ…
「さて、そろそろそろ?」
「姉さん、何で疑問系?」
「何か向こうからすごい勢いでやってくる人がいるよ~えっと?」
「これは、逃げるべきか?」
土埃を立てるようにしてこっちに向かってくるのが見えるが…思わずどうするべきかを考えられず、呆然としてしまった。
そう、単に土を固めただけのような道を姉と二人でだ。
この世界での神獣だと言う我が家のペットの猫二匹を先頭にしてだ。
我が家で拾って飼っていた猫達が、まさかのこの世界の神獣って驚くよね。
今も普通の猫の姿だし、特に光り輝くわけでも無い。
だから…うん、いつもの扱いだ。例え会話できるとしても…
腕時計では大体一時間以上歩いただろうか。
両親が買ってくれた時計はソーラータイプだから余程で無い限り止まることはない。
この世界に無いものであったらいけないから、袖でしっかり隠しておいた。
まぁ、見つかったら『魔道具の一つ』とでも言い切ってしまおうと思う。
買ってもらった当初構造が気になってネットサーフィンしながら調べたことがあるから、大体説明ができる。使用しているものがもしこの世界に無いとか言われたら…遠くの国とか言って誤魔化そう。
そんな事を考えながら~ふくろはぎが痛くなりそうだ。
「ご主人様大丈夫ですか?」
「完璧な運動不足だよね。この所遠くに行く時は車使ってたから。」
「学校も自転車とバスだったしなぁ~姉さんは大丈夫か?」
「私も少し疲れた。ちょっとむこうで休もうよ。」
脇道に座れそうな岩と木陰になりそうな木がある場所があった。
取り敢えずそこまで歩いて行き、『よっこいしょ』と呟いて座る。
思わず『年寄りか!』って自分で自分につっこみたくなる。
「で、このまま歩いて向こうに見えている街に入るんでしょ?で、どうするの?」
「ラノベとかの異世界あるあるだと、関所みたいなところで通行税を取られる?で、入ったら…冒険者登録だよなぁ。で、宿探し?」
「そうなんだろうけど、そんなお金とか~」
「ご主人様、そこは大丈夫ですよ。実は神様がご主人様達の腕時計を勝手にアイテムにしちゃってます。ほら、いつも腕時計とスマホは持ち歩いていたから」
「そうそう、腕時計をかざしたら支払いができるようになってますよ。後、ご主人様しか使えない仕様で、他者に奪われても勝手に返ってくる機能付きです。」
「ご主人様よくスマホ決済したりしていたから、その機能に興味を持たれたみたいですよ。ご主人様方の持ち物は興味があってワクワクするとか言っておられました。」
「…………」
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「何か向こうからすごい勢いでやってくる人がいるよ~えっと?」
「これは、逃げるべきか?」
土埃を立てるようにしてこっちに向かってくるのが見えるが…思わずどうするべきかを考えられず、呆然としてしまった。
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※
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