異世界で囲われた?!

文字の大きさ
上 下
6 / 65
これがいわゆる異世界転移?

何でこうなった?

しおりを挟む
「ステイタス オープン。えっとなになに?」

シオンとカノンに、取り敢えずステイタスを確認できる画面が見える事を教えてもらい開けてみる。
無理に声を出して呟かなくても、心の中で念じるだけで閲覧できるらしいんだけど、今の状態だと自分のステイタスしか確認できないらしく、閲覧できているかどうか他の者にはわからないから、あえて声を上げてみた。
特殊な魔道具が有れば、他の者にも閲覧させる事が出来るんだとか。

「えっと、俺のステイタスは?」

※※ステイタス※※

新田 英二(にった えいじ)  

種族:ヒト族  年齢:18歳
異世界からの転移者
レベル:1
HP:600/600
MP:800/800
攻撃力:60 防御力:100
俊敏性:70

スキル:鑑定 アイテムボックス 他種族言語能力 魔力感知

ユニークスキル:神獣を使役する者 神々にとりあえず認められし者 大賢者

「シオン、HPが生命力で、MPが魔力、スキルが能力ってのは理解できるんだけど、この上限がよく分からないんだけど、これは多いの?少ないの?普通なのだろうか?」

ステイタスをぶつぶつ読み上げながら、取り敢えず確認してみる。気になる事は他にも沢山あるのだが…

「HPもMPもMAXは1000。でも、ご主人様はこの世界に来たばかりなのでまだ十分馴染めていないからこのくらいなのだと思います。神様はMAXにしたかったみたいなんだけど。で、攻撃力などは100がMAX。何かあってはいけないから、防御力はMAXなんだろうね。」
「えっと…じゃぁ、この世界初心者の俺はかなり…なのか?」
「能力が高くても、上手く使えなければ、いわゆる器用貧乏だ。レベルが上がらないと上手く使えないしね。」
「じゃぁ高くても喜べないんだな。」
「そうなります…あはは、あはははは…」
「でも、僕達が付いていますし、大賢者のスキル持ち。これは大いに役に立ちますよ。知識の検索機能みたいな感じで。ご主人様、パソコンやスマホで検索してたじゃないですか。そんな感じですよ。ほかの能力もあるとは思いますが…使いこなせるかどうかはね~」

ものすごく不安だ。

「私のも英二と良く似てる。というか、ほぼ一緒だ。」

※※ステイタス※※

新田 沙也加 (にった さやか)

種族:ヒト族  年齢:23歳
異世界からの転移者
レベル:1
HP:600/600
MP:800/800
攻撃力:50 防御力:100
俊敏性:50

スキル:鑑定 アイテムボックス 他種族言語能力 魔力感知 異世界料理

ユニークスキル:神獣を使役する者 神々にとりあえず認められし者 大賢者 薬師の修行中

「大学が薬学部だから、薬師の修行中なのかな?料理を作っていたから異世界料理?」
「それなら、俺だって作ってただろ?」
「英二より私や兄さんの方がよく作っていたからじゃない?愛莉(あいり)もこっちに来てるんなら同じスキルあるかも。あの子お菓子作るの好きで良く作ってたから。」
「作る頻度の問題か。なるほどね~」

何とも言えない気持ちだが、まぁ、レベルは多分上がっていくだろうから、気にするのはやめにした。とりあえず今の現状把握ができただけでも良しとしておこう。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!

めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。 ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。 兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。 義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!? このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。 ※タイトル変更(2024/11/27)

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた

やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。 俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。 独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。 好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け ムーンライトノベルズにも掲載しています。

ド平凡な俺が全員美形な四兄弟からなぜか愛され…執着されているらしい

パイ生地製作委員会
BL
それぞれ別ベクトルの執着攻め4人×平凡受け ★一言でも感想・質問嬉しいです:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion 更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

最強様が溺愛したのは軟派で最弱な俺でした

7瀬
BL
 『白蘭高校』 不良ばかりが集まるその高校は、学校同士の喧嘩なんて日常茶飯事。校内には『力』による絶対的な上下関係があり、弱い者は強い者に自らの意思で付き従う。 そんな喧嘩の能力だけが人を測る基準となる世界に、転校生がやってきた。緩い笑顔・緩い態度。ついでに軽い拳。白蘭高校において『底辺』でしかない筈の瑠夏は、何故か『最強』に気に入られてしまい………!? 「瑠夏、大人しくしてろ」 「嫌だ!!女の子と遊びたい!こんなむさ苦しいとこ居たくない!」 「………今千早が唐揚げ揚げてる」 「唐揚げ!?わーい!」 「「「単純………」」」」 溺愛系最強リーダー×軟派系最弱転校生の甘々(?)学園物語開幕! ※受けが割とクズな女好きです。 ※不良高校の話なので、喧嘩や出血の描写があります。 ※誤字脱字が多く申し訳ないです!ご指摘いただけるととても助かります!

聖獣騎士隊長様からの溺愛〜異世界転移記〜

白黒ニャン子(旧:白黒ニャンコ)
BL
『ここ、どこ??』 蔵の整理中、見つけた乳白色のガラス玉。 手にした瞬間、頭に浮かんだ言葉を言った。ただ、それだけで…… いきなり外。見知らぬ深い森。 出くわした男たちに連れ去られかけた眞尋を助けたのは、青銀の髪に紺碧の瞳の物凄い美形の近衛騎士隊長、カイザー。 魔導と聖獣を持つ者が至上とされる大陸、ミネルヴァ。 他人の使役聖獣すら従えることができる存在、聖獣妃。 『俺、のこと?』 『そうだ。アルシディアの末裔よ』 『意味、分かんないって!!』 何もかも規格外な美形の騎士隊長の溺愛と、かっこよくて可愛いモフモフ聖獣たちに囲まれての異世界転移生活スタート!! *性描写ありには☆がつきます *「彩色師は異世界で」と世界観リンクしてますが、話は全く別物です

異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる

ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。 アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。 異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。 【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。 αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。 負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。 「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。 庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。 ※Rシーンには♡マークをつけます。

処理中です...