90 / 129
色々と
神域で
しおりを挟む
「無粋だな。しかも神域に無理やり入ってくるなんて。」
クスクス笑ってそう声かけていく。
シロさんの眉間がピクッとなったような……気がする。
それよりも、神域にって何??そこに入ってこれるシロさんて……
何か怖いんだけど……
「私の主人を返してください。例え貴方が神族でも関係ありません。」
神族って言った?どういう事??
「私が貴方を見つけて、この世界に呼び込んだんです。アイツも欲しい者がいたみたいで、お互いに協力してね。でも手違いがあって、私のもとに直ぐに呼び込めなかった。アイツもそうです。」
見つけて、呼び込んだ??????
そして、アイツって、どいつよ?誰のこと?
欲しい者って?
この世界に呼び込んだという事は、私と一緒?
という事は、ウィルの事か?
ウィルと私はこの神族と、もう1人の神族に呼び込まれたって事??
「ふふっ、察しがいいですね。私は光を司るのですが、神族とはいえ制約があるので、直ぐには見つける事も、捕らえることも出来ませんでした。でも、もう印を付けたので、私のものです。リリィ。」
舌舐めずりしながら、獲物を捕らえる光の神って何よ。光というより、闇とか魔族って感じでしょ…
「酷いなぁ…」
そう言って、頬や首筋に口づけを落とされる。
「やめい!!」
皇女的ではない叫びが出た。
「ふふっ、可愛い。」
「主人を返してください!!」
プルプルと怒りを抑えながら、シロさんが近づいてくる。
神に攻撃はどうかと思うよ?シロさん??
シロさんの手に光の玉が……
シロさんの攻撃は、すぐさま霧散された。
が、すぐに新たな攻撃を仕掛けてくる。
シロさん、私がいるのに~~
「リリィには当たりませんから、大丈夫ですよ!!」
「大丈夫。私達には当たらないから。」
私の目の前でまた霧散した。
チッと舌打ちするシロさん。
「まぁ、このぐらいで良いでしょう?リリィは私の番い。私の妻になる者ですから、私が護りますよ。今はシロさんですか?お前も一緒に護らせてあげますよ。もう1人のお前もね。」
そう言って、私を抱き上げ、立ち上がる。
「アイツが動きだしますね。良いのですか?」
「アイツって……」
「私と対の者、闇の者。」
「闇って……」
「貴方を…貴方たちを呼び寄せるために協力したって言いましたよね。アイツも手に入れようとしています。私的にはどうでも良いのですが、貴方は嫌でしょ?」
「ウィルの事……ダメ。ウィルを闇落ちにするつもり……ダメ…」
「なら、急ぎましょう。ただし、私は手助けはしませんよ。リリィを護るのみです。リリィさえ無事なら私は良いのですから。」
「それが神の言葉なの!!」
「神とは勝手なものです。人間の尺度で考えられては困ります。まぁ、リリィの望みは叶えますがね。完全に私のものになるのだから。」
そう言うや否や、空間を移動させられた。
ついたのは…………
クスクス笑ってそう声かけていく。
シロさんの眉間がピクッとなったような……気がする。
それよりも、神域にって何??そこに入ってこれるシロさんて……
何か怖いんだけど……
「私の主人を返してください。例え貴方が神族でも関係ありません。」
神族って言った?どういう事??
「私が貴方を見つけて、この世界に呼び込んだんです。アイツも欲しい者がいたみたいで、お互いに協力してね。でも手違いがあって、私のもとに直ぐに呼び込めなかった。アイツもそうです。」
見つけて、呼び込んだ??????
そして、アイツって、どいつよ?誰のこと?
欲しい者って?
この世界に呼び込んだという事は、私と一緒?
という事は、ウィルの事か?
ウィルと私はこの神族と、もう1人の神族に呼び込まれたって事??
「ふふっ、察しがいいですね。私は光を司るのですが、神族とはいえ制約があるので、直ぐには見つける事も、捕らえることも出来ませんでした。でも、もう印を付けたので、私のものです。リリィ。」
舌舐めずりしながら、獲物を捕らえる光の神って何よ。光というより、闇とか魔族って感じでしょ…
「酷いなぁ…」
そう言って、頬や首筋に口づけを落とされる。
「やめい!!」
皇女的ではない叫びが出た。
「ふふっ、可愛い。」
「主人を返してください!!」
プルプルと怒りを抑えながら、シロさんが近づいてくる。
神に攻撃はどうかと思うよ?シロさん??
シロさんの手に光の玉が……
シロさんの攻撃は、すぐさま霧散された。
が、すぐに新たな攻撃を仕掛けてくる。
シロさん、私がいるのに~~
「リリィには当たりませんから、大丈夫ですよ!!」
「大丈夫。私達には当たらないから。」
私の目の前でまた霧散した。
チッと舌打ちするシロさん。
「まぁ、このぐらいで良いでしょう?リリィは私の番い。私の妻になる者ですから、私が護りますよ。今はシロさんですか?お前も一緒に護らせてあげますよ。もう1人のお前もね。」
そう言って、私を抱き上げ、立ち上がる。
「アイツが動きだしますね。良いのですか?」
「アイツって……」
「私と対の者、闇の者。」
「闇って……」
「貴方を…貴方たちを呼び寄せるために協力したって言いましたよね。アイツも手に入れようとしています。私的にはどうでも良いのですが、貴方は嫌でしょ?」
「ウィルの事……ダメ。ウィルを闇落ちにするつもり……ダメ…」
「なら、急ぎましょう。ただし、私は手助けはしませんよ。リリィを護るのみです。リリィさえ無事なら私は良いのですから。」
「それが神の言葉なの!!」
「神とは勝手なものです。人間の尺度で考えられては困ります。まぁ、リリィの望みは叶えますがね。完全に私のものになるのだから。」
そう言うや否や、空間を移動させられた。
ついたのは…………
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
5人の旦那様と365日の蜜日【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
気が付いたら、前と後に入ってる!
そんな夢を見た日、それが現実になってしまった、メリッサ。
ゲーデル国の田舎町の商人の娘として育てられたメリッサは12歳になった。しかし、ゲーデル国の軍人により、メリッサは夢を見た日連れ去られてしまった。連れて来られて入った部屋には、自分そっくりな少女の肖像画。そして、その肖像画の大人になった女性は、ゲーデル国の女王、メリベルその人だった。
対面して初めて気付くメリッサ。「この人は母だ」と………。
※♡が付く話はHシーンです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる