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転生ですか?
とりあえず
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父と母、実は兄達もいて、俺たち2人とも愛情込めて育てられた。
生まれた時からそばにいる兄(元女性らしい)は嫌々ながらも可愛らしい男の子の服を着せられていた。
俺もそっちがいい………
ウィルはいいよ。元女性でも、ズボン履いてたからさ、服装に関しては!身体は………どうかなぁ……
そんなウィルに『似合ってるよ』なんて言われてさ……
思いっきり拗ねた。元男がヒラヒラスカートって、足元がスースーするし、恥ずかしい……
女装趣味があればなんともなかったかもしれないけどな………そんな趣味は無かった!!
ウィルは男の子だからと大切に育てられながらも、兄達に鍛えられていた。
羨ましい………
俺は、母様や姉上に着せ替え人形の如く着替えさせられて、刺繍やダンス。音楽などの教養を身につけさせられていた。まぁ、護身術は必要と少しだけ兄達の練習に参加させてもらえたけど、ほんのわずかだ……もっとやりたかったよ。
数年の教育の賜物か、ほぼ諦めて、お互いの性を満喫するしかない。
お互い、何度も夢かと思ったが、こればかりはどうしようもない。
人間、何とか慣れるもんだーーー
まぁ、ありがたい事に、両親も兄弟もかなりの美形で、俺たち2人もそれにあやかっていた。
俺のことをよく可愛いウィルが言っていた。自分は綺麗だけど、家族のみんなからしたら平凡だとよく言っていたが、そんな事はない。それに、物凄く人を引き付けて離さない魅力があると思う。
俺もそれはあやかりたいと思うよ。本当。
兄とは二卵性双生児だからね。呼吸ぴったりの所もあるけど、違う所も沢山ある。
そうだ、そろそろ、『俺』呼びはやめて、『私』にしないと、つい癖でポロッと出そうだ。
気をつけよう。
「ちょっと、ウィル、聴いてる?」
「何?リリィ」
うん。今日はいつも以上に可愛いな。兄だけど……
でも、俺……いや、私のこと可愛いと思ってるな……まぁ、いつも以上にヒラヒラしてるけど…
そうそう、今日は2人の誕生日だからと、父達がお祝いの席を設けてくれている。
「今、可愛いって思っただろ。まぁ、可愛いけど……」
「その言葉使い、聞かれたら怒られるよ、ほら、女の子だし。」
「中身が元男何だけど……」
「諦めたら……て言うか、どうしたの?」
「そう言う自分も少し変だよ」
「そうだね」
生まれてずっとそばにいるから、お互い転生前の話はしてある。
俺いや、私は前世、大学生で、バスケをしていた。
幼少期は空手も習っていたんだ。
でも、スポーツ中、怪我をして、たまたま行った病院から総合病院に紹介されて、腫瘍が見つかったんだって。
で、病死らしい。
だからか、スポーツかなり好きかな。
おかげでかなり運動神経の良いおてんばな女の子だ。
ウィルは元OLさんで、事務関係の仕事を良くしていたらしい。計算にかなり強い。
本人いわく、オタク女性。友人に頼まれた合コンの帰りに交通事故にて死亡したらしい。
「思うんだけど、この世界って、ゲームの中に似てないか?」
「ゲーム?」
「そうそう、ほら、なんて言ったかなぁ、内容は1000年以上続く大国で広大な領土と軍事力のある国に5人の皇子と2人の皇女がいて」
「大きくなりすぎて、腐敗してた奴?たしか、皇女が不思議な力で兄達を助けるんだっけ?攻略キャラもイケメンが多かった……攻略対象に助けられて、愛されて、めでたしめでたし………って、となると、私、速攻死ぬじゃない。」
たしか、ウィルって、不思議な力を持つ妹、つまり俺……いや、私を庇って死んでたような……
あと、どの攻略対象でも死んだり、寝たきりになったり………
ありえなん。製作者は何を考えていた?
そのゲームでは『番い』とかがあったはず。
全てでは無いけど、時々『番い』が見つかるケースがあって、その場合、性別関係ないとか……
元々の男女カップルなら良いんだけど、男同士又は女性同士でも「番い」の場合は結婚・妊娠が可能らしい。
あくまで、ゲームの中だ。この世界がそうとは…………調べてみよう……
2人で身震いした。確かに当てはまる事はある。
まぁ。よく似た…………と言うことにしておこう、ゲームは2人ともした事がある。
お……私は療養中、妹が貸してくれて、ウィルは自分で購入してと言っていた。
「ウィル。リリィ。ここにいたんだね。」
「「父様、母様」」
父と母が迎えに来た。
執事を伴って
「皆んなが待っているよ。その衣装、よく似合ってるね。」
「私の見立ては間違いなかったわ。可愛い」
父と母に抱きしめられる。
父も母も相変わらずの美しさで、目が眩みそうだ……
美貌が眩しい…………!
「そろそろお時間です。両陛下。」
執事が声かける
そう、父はゲームと同じガルディアン大陸に位置する大国皇帝だった。
現実とゲームの違いはまだよくわからないが…
生まれた時からそばにいる兄(元女性らしい)は嫌々ながらも可愛らしい男の子の服を着せられていた。
俺もそっちがいい………
ウィルはいいよ。元女性でも、ズボン履いてたからさ、服装に関しては!身体は………どうかなぁ……
そんなウィルに『似合ってるよ』なんて言われてさ……
思いっきり拗ねた。元男がヒラヒラスカートって、足元がスースーするし、恥ずかしい……
女装趣味があればなんともなかったかもしれないけどな………そんな趣味は無かった!!
ウィルは男の子だからと大切に育てられながらも、兄達に鍛えられていた。
羨ましい………
俺は、母様や姉上に着せ替え人形の如く着替えさせられて、刺繍やダンス。音楽などの教養を身につけさせられていた。まぁ、護身術は必要と少しだけ兄達の練習に参加させてもらえたけど、ほんのわずかだ……もっとやりたかったよ。
数年の教育の賜物か、ほぼ諦めて、お互いの性を満喫するしかない。
お互い、何度も夢かと思ったが、こればかりはどうしようもない。
人間、何とか慣れるもんだーーー
まぁ、ありがたい事に、両親も兄弟もかなりの美形で、俺たち2人もそれにあやかっていた。
俺のことをよく可愛いウィルが言っていた。自分は綺麗だけど、家族のみんなからしたら平凡だとよく言っていたが、そんな事はない。それに、物凄く人を引き付けて離さない魅力があると思う。
俺もそれはあやかりたいと思うよ。本当。
兄とは二卵性双生児だからね。呼吸ぴったりの所もあるけど、違う所も沢山ある。
そうだ、そろそろ、『俺』呼びはやめて、『私』にしないと、つい癖でポロッと出そうだ。
気をつけよう。
「ちょっと、ウィル、聴いてる?」
「何?リリィ」
うん。今日はいつも以上に可愛いな。兄だけど……
でも、俺……いや、私のこと可愛いと思ってるな……まぁ、いつも以上にヒラヒラしてるけど…
そうそう、今日は2人の誕生日だからと、父達がお祝いの席を設けてくれている。
「今、可愛いって思っただろ。まぁ、可愛いけど……」
「その言葉使い、聞かれたら怒られるよ、ほら、女の子だし。」
「中身が元男何だけど……」
「諦めたら……て言うか、どうしたの?」
「そう言う自分も少し変だよ」
「そうだね」
生まれてずっとそばにいるから、お互い転生前の話はしてある。
俺いや、私は前世、大学生で、バスケをしていた。
幼少期は空手も習っていたんだ。
でも、スポーツ中、怪我をして、たまたま行った病院から総合病院に紹介されて、腫瘍が見つかったんだって。
で、病死らしい。
だからか、スポーツかなり好きかな。
おかげでかなり運動神経の良いおてんばな女の子だ。
ウィルは元OLさんで、事務関係の仕事を良くしていたらしい。計算にかなり強い。
本人いわく、オタク女性。友人に頼まれた合コンの帰りに交通事故にて死亡したらしい。
「思うんだけど、この世界って、ゲームの中に似てないか?」
「ゲーム?」
「そうそう、ほら、なんて言ったかなぁ、内容は1000年以上続く大国で広大な領土と軍事力のある国に5人の皇子と2人の皇女がいて」
「大きくなりすぎて、腐敗してた奴?たしか、皇女が不思議な力で兄達を助けるんだっけ?攻略キャラもイケメンが多かった……攻略対象に助けられて、愛されて、めでたしめでたし………って、となると、私、速攻死ぬじゃない。」
たしか、ウィルって、不思議な力を持つ妹、つまり俺……いや、私を庇って死んでたような……
あと、どの攻略対象でも死んだり、寝たきりになったり………
ありえなん。製作者は何を考えていた?
そのゲームでは『番い』とかがあったはず。
全てでは無いけど、時々『番い』が見つかるケースがあって、その場合、性別関係ないとか……
元々の男女カップルなら良いんだけど、男同士又は女性同士でも「番い」の場合は結婚・妊娠が可能らしい。
あくまで、ゲームの中だ。この世界がそうとは…………調べてみよう……
2人で身震いした。確かに当てはまる事はある。
まぁ。よく似た…………と言うことにしておこう、ゲームは2人ともした事がある。
お……私は療養中、妹が貸してくれて、ウィルは自分で購入してと言っていた。
「ウィル。リリィ。ここにいたんだね。」
「「父様、母様」」
父と母が迎えに来た。
執事を伴って
「皆んなが待っているよ。その衣装、よく似合ってるね。」
「私の見立ては間違いなかったわ。可愛い」
父と母に抱きしめられる。
父も母も相変わらずの美しさで、目が眩みそうだ……
美貌が眩しい…………!
「そろそろお時間です。両陛下。」
執事が声かける
そう、父はゲームと同じガルディアン大陸に位置する大国皇帝だった。
現実とゲームの違いはまだよくわからないが…
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