オメガ転生。

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学園生活

そんな事が…

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聖職者がこのような仕事もこなしているとは、誰も思わないだろう。
我が家でいつから行われ出したのか…

当初は、オメガを集めて、優秀なアルファを教会やその他に多く輩出し、一族を繁栄させるためとされていた。
が、何世代前からか、それは趣味に走り、そして…

当時、景気の煽りで当家もかなり危ない時期があったとか…
その時に、自分達のためにと培ったノウハウを駆使して、禁止されている高級奴隷として、オメガを商品とし、取り扱ってきた。

また、自分の親がオメガというわけではないが、妾としてオメガをそばに置いた父達。
その子供が優秀なアルファであるならば、早い時期に引き離し、教育して、一足の補佐として重用していった。

まぁ、オメガがいつもアルファを産むとは限らないが、生まれるアルファは優秀なハイブリッドが多いためだとか…

自分がこの事を知ったのはいつからだろうか…
父に連れられて…
いゃ、たまたま見つけたある場所。そこにいたオメガに興奮した。
あの媚態。
鎖につなが、鞭を打たれ、それでも喘いでいたあの者。
言葉は嫌がっているが、甘い香りを振り撒きながら、あの表情…

その者達がその後どこに行ったのか、当時は分からなかったが、後日、父に連れられ、教えられた。
この経営を将来自分が引き継ぐのだと…
聖職者の道に進みながら、この者達を上手く活用して、上り詰めてみたらいいとも…

聖職者の修行の一環に魔力循環の行がある。
それを行うのにあたり、オメガの聖職者達が重用される事も知っている。
そのため、多くの聖女がオメガなのも…

教会から、あえてそうだと周りに周知しているわけではない。ただ、知るものは知っているというわけだ。
そこに、父は商品を潜り込ませればいいと言っていた。
今まで、数回取引したのだとも…

まぁ、今はいいか…

色んな事を思い巡らせ、目的の場所の扉を開けた。
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