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学園生活
そんな事が※
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『もう、目、開けていいよ~』
『開けて、開けて~』
抑えられていた瞼から、小さな手が退いたのを感じ、言われるまま瞼を開けた。
そこは光と緑。花々に満ちた世界だった。
なんとも言い難い美しい世界。
思わず呆然と見渡してしまうのは仕方ないだろう…
『あっ、精霊王様達と神様だ』
『本当だ』
『本当ほんと~~~』
そう言って、妖精達は僕から離れてそちらに飛んでいき、キャッキャと笑い喜んでいる。
それを、置いて行かれた僕は呆然と眺めて~~~
『綺麗な魂…不思議な魂に妖の香り…』
向こうにいたはずの男性とも女性とも言い難い美しい人?否、神様の様な気がする。そのひとが僕のうなじを…何で鼻を近づけて嗅いでるの~~
長身のその人の腕の中にすっぽりと捕束されてしまった。
身動きができない…
『あぁ、妖魔の王にマーキングされてるんだ。なるほど…』
そう言うと、いきなり呆けて開いていた唇から舌を入れてしまった。
不敬かもしれないが、慌てて胸元を叩き、逃れようとしたが、びくともせず、飲み込まれる様に翻弄されて、しまいには、相手の唾液を流し込まれた。
「ん…ふぅ…ん」
足腰に力が入らなくなり、立っていられない…
崩れ落ちそうになる身体を、貪っていた相手は軽々と不思議な力で支え、相手の手は僕の服を消し去って行った。
剥ぎ取るんではなく、脱がすでもなく、燃やし崩すのでもなく、本当に消された。
そして、僕の体を撫でていく。
嫌悪感はない。ほかほかと温かい感じがしていく。
気持ちがいい……
ある場所を…そう、雅貴さんが僕に付けた印の場所を触られると、更に温かく、気持ちが良くなっていく…
「あ…あぁ…ん…」
立っている事ができないはずなのに、不思議な力で立たされたまま、相手の思うがままの体制にさせられる。
抵抗はできない…
そして、相手に尻を突き出す様な体制にさせられた時には、もう自分ではどうしようも出来なかった。
気持ち良すぎて、ドロドロにされた感じだ。
『ここにも…よほどの執着ですね』
そう言って、その綺麗な顔を、そんな所に近づけないでほしい…
鼻が…そんな所に当たってる…
『神よ。この者の体液を頂いても?』
いつのまに、もう一人の綺麗な人が側に来ているんだ?
それを、遠巻きに見ている人達にも視線がぼーっとだがあった。
って、何をする気??
僕の体を少し離して声をかけてきた相手を見て頷かないで…
二人の合図で、神と呼ばれたひとは僕の蕾に舌をよせはじめ、もう一人は僕に口づけ舌を絡ませ、唾液を注ぎ込み飲み込ませた後、頸、首筋、胸の頂と唇と舌を這わせながら、僕自身を…
「やぁ~ん…はっ…あぁ…」
蕾に生温かい感触がし、オメガ特有の体液が…溢れてしまう……
前と後ろで淫らな水音がし、それを啜る音と感触で…
何度も高みに上げられて、意識を手放した…
『この子、どうなったの?』
『美味しそう…』
そう言って、小さな妖精が周りを飛び交う。
『ダメですよ。今、妖魔のマーキングを浄化しただけです。そして…』
『はい。私の契約者としました。この不思議な…綺麗な魂…私の…』
『そうですね…この者は、貴方と今浄化し一時的に解除した…先にマーキングした者、2人の…でしょうね』
背後から抱きしめていたものは、前にいるものに意識を失ったものを渡す。
『私が浄化し、契約したのですから、妖魔がまたマーキングしても、今後も触れる事ができるでしょう』
『はい。ありがとうございます』
そう言いながら、愛おしいその者に自分のマントを巻き付けて素肌を隠し抱きしめた。
『僕達、頑張った?』
『いい子?褒めて』
『食べていい?』
そう言って飛び交う妖精を、優しく払う動作をする。
コロコロと転がりながら、遊んでもらっているように喜んでいる。
『この子はダメですよ。それと、連れてきてくれてありがとう』
『お礼言われちゃった』
『褒められた』
『きゃ~~』
そう言いながら、離れて見ていた精霊王達の元に飛んで行った。
さぁ、愛しいこの子を私の……連れて行こう。
さらに抱き込んで、その場を離れた。
『開けて、開けて~』
抑えられていた瞼から、小さな手が退いたのを感じ、言われるまま瞼を開けた。
そこは光と緑。花々に満ちた世界だった。
なんとも言い難い美しい世界。
思わず呆然と見渡してしまうのは仕方ないだろう…
『あっ、精霊王様達と神様だ』
『本当だ』
『本当ほんと~~~』
そう言って、妖精達は僕から離れてそちらに飛んでいき、キャッキャと笑い喜んでいる。
それを、置いて行かれた僕は呆然と眺めて~~~
『綺麗な魂…不思議な魂に妖の香り…』
向こうにいたはずの男性とも女性とも言い難い美しい人?否、神様の様な気がする。そのひとが僕のうなじを…何で鼻を近づけて嗅いでるの~~
長身のその人の腕の中にすっぽりと捕束されてしまった。
身動きができない…
『あぁ、妖魔の王にマーキングされてるんだ。なるほど…』
そう言うと、いきなり呆けて開いていた唇から舌を入れてしまった。
不敬かもしれないが、慌てて胸元を叩き、逃れようとしたが、びくともせず、飲み込まれる様に翻弄されて、しまいには、相手の唾液を流し込まれた。
「ん…ふぅ…ん」
足腰に力が入らなくなり、立っていられない…
崩れ落ちそうになる身体を、貪っていた相手は軽々と不思議な力で支え、相手の手は僕の服を消し去って行った。
剥ぎ取るんではなく、脱がすでもなく、燃やし崩すのでもなく、本当に消された。
そして、僕の体を撫でていく。
嫌悪感はない。ほかほかと温かい感じがしていく。
気持ちがいい……
ある場所を…そう、雅貴さんが僕に付けた印の場所を触られると、更に温かく、気持ちが良くなっていく…
「あ…あぁ…ん…」
立っている事ができないはずなのに、不思議な力で立たされたまま、相手の思うがままの体制にさせられる。
抵抗はできない…
そして、相手に尻を突き出す様な体制にさせられた時には、もう自分ではどうしようも出来なかった。
気持ち良すぎて、ドロドロにされた感じだ。
『ここにも…よほどの執着ですね』
そう言って、その綺麗な顔を、そんな所に近づけないでほしい…
鼻が…そんな所に当たってる…
『神よ。この者の体液を頂いても?』
いつのまに、もう一人の綺麗な人が側に来ているんだ?
それを、遠巻きに見ている人達にも視線がぼーっとだがあった。
って、何をする気??
僕の体を少し離して声をかけてきた相手を見て頷かないで…
二人の合図で、神と呼ばれたひとは僕の蕾に舌をよせはじめ、もう一人は僕に口づけ舌を絡ませ、唾液を注ぎ込み飲み込ませた後、頸、首筋、胸の頂と唇と舌を這わせながら、僕自身を…
「やぁ~ん…はっ…あぁ…」
蕾に生温かい感触がし、オメガ特有の体液が…溢れてしまう……
前と後ろで淫らな水音がし、それを啜る音と感触で…
何度も高みに上げられて、意識を手放した…
『この子、どうなったの?』
『美味しそう…』
そう言って、小さな妖精が周りを飛び交う。
『ダメですよ。今、妖魔のマーキングを浄化しただけです。そして…』
『はい。私の契約者としました。この不思議な…綺麗な魂…私の…』
『そうですね…この者は、貴方と今浄化し一時的に解除した…先にマーキングした者、2人の…でしょうね』
背後から抱きしめていたものは、前にいるものに意識を失ったものを渡す。
『私が浄化し、契約したのですから、妖魔がまたマーキングしても、今後も触れる事ができるでしょう』
『はい。ありがとうございます』
そう言いながら、愛おしいその者に自分のマントを巻き付けて素肌を隠し抱きしめた。
『僕達、頑張った?』
『いい子?褒めて』
『食べていい?』
そう言って飛び交う妖精を、優しく払う動作をする。
コロコロと転がりながら、遊んでもらっているように喜んでいる。
『この子はダメですよ。それと、連れてきてくれてありがとう』
『お礼言われちゃった』
『褒められた』
『きゃ~~』
そう言いながら、離れて見ていた精霊王達の元に飛んで行った。
さぁ、愛しいこの子を私の……連れて行こう。
さらに抱き込んで、その場を離れた。
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