オメガ転生。

文字の大きさ
上 下
220 / 302
学園生活

そんな事が  ※

しおりを挟む
暖かく、少し硬めではあるが安心感のある肌触りのものに包まれて、ついつい頬ずりをしてしまう。
うん、すごく良い夢だ。なんて良い夢…

包まれていたものが、急に圧迫し出した。
少し苦しいかも…

なんだか温かくて柔らかいものが、頬や首筋を通り、鎖骨の辺りに滑り落ちていく。
ツキッとした痛みも感じたが、こそばゆい…

身を捩って逃れようと身を捩ると、それはまるで……

「ん…………ふん…ん~~~~~~」

目が覚めたよ。今十分に覚めた。
なんで上に乗って押さえ込んでるのかな?この人は!!

「おはよう。そんな可愛らしい顔をして睨んでも効果はありませんよ。煽っているのですか?」
「煽ってなんか…ん…そこダメ~~~」

朝からの生理現象で立ち上がっているものを、服の上から擦り上げられた。

「やだ…やめ…」
「ふふっ、身体はそう入ってはいませんよ。ここは一度抜いておいた方がいいでしょう。健全な証拠ですから」

そう言って、一気に下穿きもろとも脱がされた。
上半身は服の前が半開きで乱れ、下は…
どう考えても変な格好だろう!!

両手を片手でまとめ上げられ、足元中心に陣取っている人は、さらに器用に両足を広げてきた。

「そんな所、見ないで~~」
「ふふっ、可愛らしい。それに、甘い雫が滲んできていますよ。勿体ない」

口を開け、そこから舌を伸ばされ、突き、舐め、口いっぱいに頬張られた。

「うん。やはり美味しいですね。番いの蜜は、妖にとっては最高の甘露です。滋養強壮にもなりますしね…まぁ、一番は、愛しい者の可愛らしい姿を独占し、さらに愛でれる事ですが…」

ツツツッ~っと後ろのつぼみまで舌が這わされ、突かれる。

「変に…なる…ん~~~」
「大丈夫ですよ。最後まではしません。今はまだ我慢します。ですが、可愛らしい表情が見たいので…」

そう言って指が入ってきた。
くるくると縁を描くように入ってきたかと思えば、引っ掻くような動作や、擦り上げるような動作で、僕の反応を見るのはやめて欲しい……

「はぅ!!」

ある一点を擦り上げられ、反応してしまう。
これが誘発となり、ヒート状態になったらどうしてくれるんだ!!

「翔のいい所見つけました。他にも見つけていきましょうね。ふふっヒートを懸念してるのですか?大丈夫ですよ。私が上手く落ち着かせあげますから、安心して乱れてください!」
「昨日は壊れ物って~~」
「えぇ、だから大事に癒しながら可愛がってるでしょ?番い同士の体液は癒し効果もあるのですよ。というより、癒しを施す媒体効果かも知れませんがね」

そう言って、さらに身体を撫で回され、翻弄されていった。

起きたら、教会での異世界に閉じ込められたような現象に関して、そして、それをおこなった理由や行った人がどうなったかを聞こうと思ったのに、誤魔化されてる感じがするのはなんでだ!!!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

Ωだったけどイケメンに愛されて幸せです

空兎
BL
男女以外にα、β、Ωの3つの性がある世界で俺はオメガだった。え、マジで?まあなってしまったものは仕方ないし全力でこの性を楽しむぞ!という感じのポジティブビッチのお話。異世界トリップもします。 ※オメガバースの設定をお借りしてます。

【完結】選ばれない僕の生きる道

谷絵 ちぐり
BL
三度、婚約解消された僕。 選ばれない僕が幸せを選ぶ話。 ※地名などは架空(と作者が思ってる)のものです ※設定は独自のものです

婚約破棄?しませんよ、そんなもの

おしゃべりマドレーヌ
BL
王太子の卒業パーティーで、王太子・フェリクスと婚約をしていた、侯爵家のアンリは突然「婚約を破棄する」と言い渡される。どうやら真実の愛を見つけたらしいが、それにアンリは「しませんよ、そんなもの」と返す。 アンリと婚約破棄をしないほうが良い理由は山ほどある。 けれどアンリは段々と、そんなメリット・デメリットを考えるよりも、フェリクスが幸せになるほうが良いと考えるようになり…… 「………………それなら、こうしましょう。私が、第一王妃になって仕事をこなします。彼女には、第二王妃になって頂いて、貴方は彼女と暮らすのです」 それでフェリクスが幸せになるなら、それが良い。 <嚙み痕で愛を語るシリーズというシリーズで書いていきます/これはスピンオフのような話です>

子を成せ

斯波良久@出来損ないΩの猫獣人発売中
BL
ミーシェは兄から告げられた言葉に思わず耳を疑った。 「リストにある全員と子を成すか、二年以内にリーファスの子を産むか選べ」 リストに並ぶ番号は全部で十八もあり、その下には追加される可能性がある名前が続いている。これは孕み腹として生きろという命令を下されたに等しかった。もう一つの話だって、譲歩しているわけではない。

溺愛アルファの完璧なる巣作り

夕凪
BL
【本編完結済】(番外編SSを追加中です) ユリウスはその日、騎士団の任務のために赴いた異国の山中で、死にかけの子どもを拾った。 抱き上げて、すぐに気づいた。 これは僕のオメガだ、と。 ユリウスはその子どもを大事に大事に世話した。 やがてようやく死の淵から脱した子どもは、ユリウスの下で成長していくが、その子にはある特殊な事情があって……。 こんなに愛してるのにすれ違うことなんてある?というほどに溺愛するアルファと、愛されていることに気づかない薄幸オメガのお話。(になる予定) ※この作品は完全なるフィクションです。登場する人物名や国名、団体名、宗教等はすべて架空のものであり、実在のものと一切の関係はありません。 話の内容上、宗教的な描写も登場するかと思いますが、繰り返しますがフィクションです。特定の宗教に対して批判や肯定をしているわけではありません。 クラウス×エミールのスピンオフあります。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/504363362/542779091

被虐趣味のオメガはドSなアルファ様にいじめられたい。

かとらり。
BL
 セシリオ・ド・ジューンはこの国で一番尊いとされる公爵家の末っ子だ。  オメガなのもあり、蝶よ花よと育てられ、何不自由なく育ったセシリオには悩みがあった。  それは……重度の被虐趣味だ。  虐げられたい、手ひどく抱かれたい…そう思うのに、自分の身分が高いのといつのまにかついてしまった高潔なイメージのせいで、被虐心を満たすことができない。  だれか、だれか僕を虐げてくれるドSはいないの…?  そう悩んでいたある日、セシリオは学舎の隅で見つけてしまった。  ご主人様と呼ぶべき、最高のドSを…

嫌われ者の長男

りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....

オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜

トマトふぁ之助
BL
 某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。  そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。  聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。

処理中です...