オメガ転生。

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学園生活

そんな事が(雅貴)

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「はぁ…そうですね。そちらの言い分もごもっともです。ですが、罪を犯しても聖女として今まで皆様に尽くしてきた者です。ですので…」

聖職者であり、国家とまた違うと言いたいのか…
これだから……
だが、それで引き下がるわけにいかない。
ここで神殿にでの制裁で終えてしまえばい、今後も同様な、いゃ、それ以上の犯罪を犯した場合でも、前例があるからと隠匿される恐れがある。

イライラしながら、どうするべきか、考えを巡らせる。
無意識だが妖力が漏れてしまい、室温が下がっていくのは許してもらおう…

「閣下のおっしゃる事は多いに理解しました。はぁ~~高槻祭司長」
「はい」
「この方々を天空牢へご案内してください」
「よろしいのですか?あそこは…」
「構いません。現在の聖女の処罰を確認していただき、その上で引き渡しが必要と思われたら、引き渡す事としましょう。ただし…」

教皇は一度姿勢を正し、こちらを見据え

「聖女である彼女を極刑に処す事は神に仕えてきた者に対して、ひいては神への冒涜と考えますので、その辺りはご配慮ください」

向こうが引き渡しも、こちらから見た状態によっては止む無しと考えるから、こちらも配慮しろということか…
まぁ、本当は極刑に持ち込みたい気持ちもあるが、あの力だ。飼い殺しのように生かしておいても良いだろう。もしかしたら、配下の者に提げ渡すのも良いかもしれない。
配下の者であれば、相手は聖女とは言えオメガだ。アルファである配下の者の番い地なる可能性もあるだろう…
ならない場合もあるが…まぁ、その時はその時で考慮すれば良い。
国家機密で必要時その力を使えば良いのだから、犯罪者であれば、命ずれば拒否は出来ないだろうし…

「わかりました。では、案内を…」
「天空牢は特殊な牢であり、高位聖職者犯罪用でもありますので…」
「わかりました。では、私とこの者2人を護衛件で同席させます。よろしいですね」

少し妖力を強めて威圧する。
天空牢は聖職者特有のであり、神域に近い神力が満ちていると聞いた事がある。
高位妖でなければ、辛いかも知れない…
我が従者や部下達はある程度は大丈夫ではあるが、それを押して全員で行くのは、神殿側としては否なのだろう…

「わかりました。ではこちらへ」

促され部屋を出た。
背後の部屋から大きな物音を感じたが、まぁ良いだろう…


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