オメガ転生。

学園生活

そんな事が

「さぁ、ここで休んでいてくださいね。決して無理はしないように」

そう言ってベットに押し込まれた。
豪華ではあるが、決して華美過ぎない、落ち着きのある部屋に、同じように素敵な家具が置かれていた。
そして…ベット、広すぎない？

ニコニコ上機嫌な雅貴さんは、侍従やメイドなどに指示を出していた。

「少し用事がありますので、眠って休んでください」
「眠くは…」

頬を撫でられ、視線が重なる。
こんなに見られたら恥ずかしい…でも、綺麗な瞳だなぁ…
あれ？瞼が重い…

身体がベットに沈み、意識も深く…




「翔…」

そう言って、頬に唇にと愛おしさを堪能し
スッと立ち上がる。

「それなりのモノをさせていただきますよ…」

全てを凍らせるほどの冷気を一瞬見せ、愛おしい者を残し、その部屋を後にした。