オメガ転生。

学園生活

そんな事が(沙霧)

「もしかしたら、また狙われているのかもしれないね」
「そうだね。まぁ、彼の方々なら本人が気がつかないうちに処理されるだろうし…と言っても、絶対に安全とは言い切れないよね」
「多分、影の者達も付いてるだろうし…でも、神殿の者か…面倒くさいね」

二人で大きなため息をつく。
ある程度は想定していたけれど、それをうわまる事が起きそうで恐ろしい。
いっその事こと、さっさと結ばれてくれたらいいのにと思うよ。
まだ学生だからと、あくまで仮でしかしていないのだから…

でも、今回のことで、かなりの危険が考慮されるのであれば…するだろうなぁ…

妖と人との婚儀は可能だが、少し特殊だ。
しかも、妖のランクによってや、種別によっても多少違ってくるのだが…
まぁ、それは置いておいて、人族の貴族というか、皇族の婚儀の場合と少し似ていると言えば似ているところもある。

恥ずかしいかもしれないけど、その儀式の必要性がきっとわかってもらえる…はずだ。

「とりあえず、今日は休もう」
「そうだね」

二人で抱き合って眠る。
それによって、お互いの妖力を循環させ、癒されれるのだ。
兄弟だからというのもあるかもしれないが…
とりあえずは、これで明日に臨もう！！