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学園生活
そんな事が
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そーっと、そして迅速に来た道を戻り目的の人物。そう、友人達を探す。
「翔、どこに行ってたの?って、どうしたの?」
そう言って、驚きながらも、自分の髪や衣服についていた葉などを取り除いてくれた。
あの場でパタパタと払い除けるわけにいかず、また、慌てていたのもあって、そのままになっていた。
あらら…
「一体どこに行ってたら、こんなに。もう!」
ぶつぶつ小言を言うが、かなり心配をかけたみたいだ…なんて言ってはおれない!!
「実は…」
そう言って、見た事、聞こえてきた事と場所などを話し相談した。
「それはもう、警邏や軍とかに相談だと思う。知り合いがこの近くだから、自分が言って来るよ」
「僕も…」
「いゃ、翔達はそこの喫茶店で待っていて。大丈夫だから」
「そうだね。僕らは妖でもあるから、僕らの方が適任だと思うよ。怪我したら大変だし、アルファであっても捕らえよる話が出てるのなら、人より妖の方が適任だよ」
確かに、軍や警邏には妖の方が多いと聞く。人が職してないのではないんだけど…
適材適所みたいな感じがあるのかもしれない…
夕霧君と沙霧君に説得され、渋々頷く。
「翔君。僕の掌に手を重ねてもらえる?」
「ん?」
「翔君の見た映像を見せてもらうよ。見たこと、聞いた事だけ思い浮かべてくれる?」
言われた通りにする。
少し掌が淡く光ったと思ったら、すぐに消えた。
「じゃ、行って来るよ」
「僕は現地に言って見張っとくよ。何か動きがあれば伝えるね」
二人がそう言い合い頷いてそれぞれの目的地に走っていった。
「僕も行った方が…」
「ダメ。二人を信じて待っていましょ」
そう止められ、不満に思えるけど、待つことにした。
「翔、どこに行ってたの?って、どうしたの?」
そう言って、驚きながらも、自分の髪や衣服についていた葉などを取り除いてくれた。
あの場でパタパタと払い除けるわけにいかず、また、慌てていたのもあって、そのままになっていた。
あらら…
「一体どこに行ってたら、こんなに。もう!」
ぶつぶつ小言を言うが、かなり心配をかけたみたいだ…なんて言ってはおれない!!
「実は…」
そう言って、見た事、聞こえてきた事と場所などを話し相談した。
「それはもう、警邏や軍とかに相談だと思う。知り合いがこの近くだから、自分が言って来るよ」
「僕も…」
「いゃ、翔達はそこの喫茶店で待っていて。大丈夫だから」
「そうだね。僕らは妖でもあるから、僕らの方が適任だと思うよ。怪我したら大変だし、アルファであっても捕らえよる話が出てるのなら、人より妖の方が適任だよ」
確かに、軍や警邏には妖の方が多いと聞く。人が職してないのではないんだけど…
適材適所みたいな感じがあるのかもしれない…
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「翔君。僕の掌に手を重ねてもらえる?」
「ん?」
「翔君の見た映像を見せてもらうよ。見たこと、聞いた事だけ思い浮かべてくれる?」
言われた通りにする。
少し掌が淡く光ったと思ったら、すぐに消えた。
「じゃ、行って来るよ」
「僕は現地に言って見張っとくよ。何か動きがあれば伝えるね」
二人がそう言い合い頷いてそれぞれの目的地に走っていった。
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「ダメ。二人を信じて待っていましょ」
そう止められ、不満に思えるけど、待つことにした。
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