オメガ転生。

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学園生活

そんな事が(夕霧*沙霧)

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そしていざ当日。
我が君がご自宅から出られて駅に向かって行くのを確認し、同じ汽車に乗り込む。
この汽車内で出会えても良いし、神戸で驚きの出会いでも良いはずだ。
まぁ、汽車内から会えば少しストーカーのようで、驚かれ、警戒されても困る。
クラスメイトであり、密かに護衛してるんだ。
一族頭首である雅貴様と婚姻されれば、実は…と明かしても良いかもしれないが、今はまだ許可が降りていない。
それに、我が君の身の安全が第一でもあるし…

いくら番である我が君がいるとはいえ、頭首である雅貴様のお側にいたいと熱い視線を送られる方々はいる。
それも、人もいれば妖もだ。
基本、番が見つかれば諦める事が多いのだが、人と妖では多少考え方が違ったりする。
妖でも、一部、例え番いがいても、強い伴侶を欲する者がいて、相手の番いを殺害したり、害したりする者もいた。
ペットのように愛玩したいからと奪い去る者もいたという。
よって、妖でも人でも自分の番いを手に入れるため、護るために強くなければいけないのだ。また、それに従属する一族の者も、一族総出で番いを護必要が出てくるんだ。

今回は、我が君やそのご友人の希望で首都から離れる。そう、番であるとは雅貴様から我が君が離れるから、特に注意が必要だ。
他国よりもはるかに安全な我が国ではあるが、何も犯罪ごとが起こらないわけではないのだから…

そうこうすれば、もうすぐで下車目的地につく。汽車内でこちらからは我が君達を確認できたが、向こうからは気づかれてはいないようだった。
うん。これはこれで良いだろう。
次の神戸駅で偶然を装って、その後同行だから、気合を張らないとな。

お互いもう一度確認しあった。
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