オメガ転生。

学園生活

やばいです(雅貴)

「何故この時にこの瓶が出てくる？」
「意味わかんなくね？？」
「うん。私もそう思ったんだけどね。ほら、決起集会みたいな？飲んでないとやってらんないし…」
『飲んでないとやってらんない』には共感できる気がする。

この国皇帝を馬鹿にしてる？この国の事馬鹿にしてる？
そんな気もしてくる。

だが、実際に起こってしまった事をどうこう言っても仕方がない。
というか、神殿が関係してるのなら、そっちをしっかり掌握してもらわないとな…

この男は実際はかなりきれ者だ。
そう見えないようにしてるのも知ってはいるが…
きっと、何らかの情報を手に入れて、まとめて片付ける気だろう。
あの国も含めて…

幼馴染の男と顔を見合わせて大いに溜息をついた。
私達も巻き込んで『一気に片付けるから、協力しろよ！』みたいな目的もあって持って来たんだろうなぁ～～

「仕方ねぇなぁ…飲むか」
「そうですね。そして、一気に片付けましょう」
「ふふっ、期待してるよ。あっちは押さえ込んどくから」

向こうが下手に動かないように、この国にいいように釘刺すんだろうなぁ～～


そんな事を考えながら、男三人で朝まで飲み明かした。

側からみたらただの飲み会。その実は…三人にしかわかりえない…