オメガ転生。

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これが例の⁈

さてさて…

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この世界には、『オメガ』や『アルファ』というものがある。
前世の時に、よく流行っていた設定ものだ。

『オメガバース』とか言っているのもあった。

生物学的にな性として、男女がある。雄雌とも言うけどね。
それとは別の性として、『アルファ:α』『ベータ:β』『オメガ:Ω』が存在し、女性及び男性のオメガでも妊娠可能。
そして、女性のアフルァは男性のオメガを妊娠させることも可能……だったはず。

仲の良かった友人が物凄く詳しくて、よく力説していたが、私の場合は、読んで、見て楽しむ感じだったから、そこの感じの設定は、『ふ~ん。そうなんだ…』程度でしかない。

でもって、この世界においては…確か……
いや、もしかしたら、違うかもしれないし、取り敢えず確認してからにしよう。
たまたまの偶然ということもあるし……

そう、妖や、神的なもの。魔族や神族的なものが、『アルファ』や『ベータ』が多く『オメガ』は少ない。人族は『アルファ』はいるが、ごく一部的なもので、『ベータ』や『オメガ』がどちらかといえば多い。かと言って、比率から言うと、一番多いのはやはり『ベータ』であり、『アルファ』『オメガ』の順になる。

私が知っているストーリーの世界だと、こうなるわけだけど…

体調も戻り、屋敷の本棚から確認のため数冊取り出して呼んでみた。
今週いっぱいは自宅療養を言い渡されているけど、ベットの生活は体力回復にはならないからとお願いして、屋敷内は自由にさせてもらった。

ただ、時間制限は課せられてしまったんだけど……


数冊読んでみて、ため息しか出ない…
どの本を読んでも、やはり知っていた内容とほぼ同じだった。

妖は、子を成す為に、人を拐い子を成した。その理由は……とか、神が人を…とか。
それらの理由が、やはりこの『オメガバースの特徴』が絡んでいるようだ…みたいな事が書かれていた。

これはもう、受け入れるしかないのだろう。
だって、この世界での常識となっているだろうからね…

なら、自分はどうやって…そして、どう妹を護り、導けば良いのだろうか…

とにかく、知ってる知識をフル動員して、フラグを折りまくるしかない!!

今からできる事をとりあえず脳内会議にかけながら、忘れないようにノートに記録していった。

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