34 / 109
悪役令嬢回避
嫌な予感
しおりを挟む
父様から、今日は特別だから、少しお洒落しておいでと笑顔で言われた。
そう、朝食の席でだ。
この所お忙しい父様。いつもお仕事で朝早くから出かけたり、夜遅くまで書類に追われているらしかったのだけれど…
「お洒落ですか?」
「レインだけお洒落したら良いんですよね。僕はいつもの…」
「何を言っているんだい?エルもお洒落するんだよ。この前母様から素敵な服を作ってもらったんだろう?報告は受けているよ。父様は二人の可愛らしい姿を楽しみにしているよ。さて、今日は昼食前に戻ってくる。予定は午後の三時だ。皆んなも準備をよろしくな。」
そう言うと、食事を終えた父様は急いで出かける準備をして出て行った。
いくら急いで食べようと思っても間に合わず…
「大丈夫。今日は見送りは不要と言っていたから、気にしなくて良いよ。ほらゆっくりとお食べ。」
そう言っていつもの如く兄のお世話になってしまう。
来年には兄は学園。「もう自分の事は自分で!」と訴えてみたら、悲しそうな顔をされた。
もう、大型犬の耳と尻尾が項垂れてる感じだ。
流石にこれはまずいと、「ならもう少しだけ…」って言ったら、ものすごく良い笑顔になっていた。
「僕も、レインと同じように自立を…」
「僕の楽しみを取ってしまうの?兄様は悲しいよ~。」
うん、向こうでもやっている。
この二人の兄は私達二人を構い倒したいようだ。
それも、甘々で…
今までそんな経験が…亡くなった父様がいた時にはそうだったんだろうけれど、もうあまり覚えていない。
両親が亡くなったのは二歳ぐらいの時。肖像画はほとんど壁から外されて、何処に行ったのかわからないぐらいだった。
唯一は、密かに持っていたペンダントの中。
その中に家族の写真が入っていた。
生まれた時のと、二歳のお誕生日記念だろうか?
奪われないように エレインが隠してくれていたんだ。
夜寝る前以外は見ないように。でないと奪われてしまうかもしれませんからねって。
私とエルだけに隠し場所を教えてくれていた。
私達の寝室にあるクローゼットの中のとある場所。
ちょっとだけ隠せる場所があって、パッと見にはわかりづらい場所だったんだ。
エレインに連れられて隠れていた時は、私とエルの首にネックレスとしてかけてくれていた。
今も私達の胸元にそれがある。
父様達も大切に持っていなさいって言ってくれたんだ。
「ん?どうしたの?」
「ううん。なんでもない。」
「何でもないように見えないけれど…兄様にお話しして欲しいなぁ~」
そう言って両手を包み込まれて懇願された。
今、とても大切にされているのに、亡くなった両親の事を思い出したなんて言ったら…
嫌われるだろうか…
ついつい俯いて唇を噛む。
「ダメだよ。噛んじゃ。血が出てしまう。」
そう言って、そっと兄様の指が私の唇に触れた。
驚いて、ポカンと口を開けて兄様の方を見てしまった。
「ほら、血が少し滲んじゃった。」
そう言ってペロリと舐められたと思ったら、ふわっと身体が浮き上がる。
そう、兄様に抱き上げられたんだ。
「「僕達の可愛いお姫様と王子様はそんな顔をしたらいけないよ。ほら笑顔。笑って。」」
「にっ、兄様、こそばさないで~~~。」
エルはアシュ兄様にこそばされて、暴れていた。兄様のお膝の上で。
私は兄様のお顔が側に来て、ちゅちゅっとキスされてしまうから~
「兄様。わかったから。ちょっと亡くなった父様や母様の事を思い出してしまったの。今の父様や母様達にも大切にされているのに…そんな事を思ってしまってって…。」
ついつい下を向いてしまう。でも、兄様に上を向けさせられた。
「そんな事を心配していたの?良いんだよ。亡くなったご両親の事を思い出しても。僕達にとっても大切な人だ。叔父様には遊んでもらったこともあるけれど、それ以上にレインやエルをこの世に生まれて来れるようにしてくれたんだ。感謝しかないよ。だけど…そうだな~。そのネックレス。チェーンがもう古くなってしまってて切れそうだ。ちょうど僕達が準備したネックレスがあるから、それを受け取って欲しいなぁ。今使っている写真が入っているロケットペンダント。をそのネックレスのチェーンに一緒に通してくれたら嬉しいんだけど、どう?」
そう言ってそっと下ろされたのは、ソファーの上ではなくて、ソファーに座る兄様のお膝の上だった。
兄様はポケットから小さな可愛らしい箱を取り出して、そこからネックレスを見せてくれた。
ロケットペンダントと同じ銀製?ちょっと色が違うし、キラキラ感も違う。
「これは特別製なんだ。銀製ではなくてね。銀製も良いんだけど、くすんだりしてしまうだろ?後、切れにくいようにもしているし、もちろん皮膚がかぶれたりもしないよ。ここの留め具も変わっていてね。可愛い石が飾られてるんだ。小さいけどね。このペンダントトップもほら、このロケットと一緒にしても違和感なく使えるだろ?」
そう言って、いつの間に外されたのか、胸元にあったロケットペンダントが外され、さらにロケットの部分をチェーンからも外されて、新しいネックレスに通された。そしてそれを首にかけてもらい、留め具を留めてくれる。少し温かく感じたけれど、何でだろう?
「これは特殊で、僕の魔力でしか外せないようになってるんだ。だから無くすこともないし、奪われることもない。お風呂の時にも、つけたままで大丈夫なように魔法を刻印してるしね。このロケットペンダントにも、元々そんな魔法が付与されてるみたいだったから。ほらここに刻印があるだろう?」
ロケットペンダントを開けると、両親の写真と自分の小さかった時の…で、指さされた場所に確かに小さな刻印が見えた。
「ほら、ロケットと新しいペンダントトップもいい感じだろ?チェーンだって違和感なく可愛らしい感じになってる。」
確かに…可愛らしいお花に蔓がまるで模様のようになっている。
お花の石は紅色。兄様の瞳の色だ。蔓の葉の部分には水色の雫のような感じで…もしかして、私の瞳の色?
「気に入ってくれた?」
「はい。ありがとうございます。」
「ふふふっ、後、ちょっとだけロケットをいらうね。これは四つ写真が入るんだ。ここにね。で…」
兄が触って見せてくれたのは、ちょっと刻印がある辺りを触れると、二枚写真を入れれる場所があった。そこに、兄様はこの間撮った家族写真と、兄様と私の写真の二枚を入れた。
写真自身白黒ではあるが実在する。貴重な物ではあるけれど。
一般的には絵姿を特殊魔法で小さくして入れてるらしい。
その辺りの事はつい最近知ったんだ。家族で記念写真を撮ろうって父様が言い出した時に。
「家族写真は、もう一人の家族が増えたら差し替えようね。楽しみだ。」
兄は、兄様は私がこの前話した事に対して大丈夫だと言うようにそう言ってくれたのだろう。
新しい家族と写真が撮れる。妖精のイタズラで、その子はいなくなる事はないよって。
思わず涙が溢れ出て止まらなかった。
そう、朝食の席でだ。
この所お忙しい父様。いつもお仕事で朝早くから出かけたり、夜遅くまで書類に追われているらしかったのだけれど…
「お洒落ですか?」
「レインだけお洒落したら良いんですよね。僕はいつもの…」
「何を言っているんだい?エルもお洒落するんだよ。この前母様から素敵な服を作ってもらったんだろう?報告は受けているよ。父様は二人の可愛らしい姿を楽しみにしているよ。さて、今日は昼食前に戻ってくる。予定は午後の三時だ。皆んなも準備をよろしくな。」
そう言うと、食事を終えた父様は急いで出かける準備をして出て行った。
いくら急いで食べようと思っても間に合わず…
「大丈夫。今日は見送りは不要と言っていたから、気にしなくて良いよ。ほらゆっくりとお食べ。」
そう言っていつもの如く兄のお世話になってしまう。
来年には兄は学園。「もう自分の事は自分で!」と訴えてみたら、悲しそうな顔をされた。
もう、大型犬の耳と尻尾が項垂れてる感じだ。
流石にこれはまずいと、「ならもう少しだけ…」って言ったら、ものすごく良い笑顔になっていた。
「僕も、レインと同じように自立を…」
「僕の楽しみを取ってしまうの?兄様は悲しいよ~。」
うん、向こうでもやっている。
この二人の兄は私達二人を構い倒したいようだ。
それも、甘々で…
今までそんな経験が…亡くなった父様がいた時にはそうだったんだろうけれど、もうあまり覚えていない。
両親が亡くなったのは二歳ぐらいの時。肖像画はほとんど壁から外されて、何処に行ったのかわからないぐらいだった。
唯一は、密かに持っていたペンダントの中。
その中に家族の写真が入っていた。
生まれた時のと、二歳のお誕生日記念だろうか?
奪われないように エレインが隠してくれていたんだ。
夜寝る前以外は見ないように。でないと奪われてしまうかもしれませんからねって。
私とエルだけに隠し場所を教えてくれていた。
私達の寝室にあるクローゼットの中のとある場所。
ちょっとだけ隠せる場所があって、パッと見にはわかりづらい場所だったんだ。
エレインに連れられて隠れていた時は、私とエルの首にネックレスとしてかけてくれていた。
今も私達の胸元にそれがある。
父様達も大切に持っていなさいって言ってくれたんだ。
「ん?どうしたの?」
「ううん。なんでもない。」
「何でもないように見えないけれど…兄様にお話しして欲しいなぁ~」
そう言って両手を包み込まれて懇願された。
今、とても大切にされているのに、亡くなった両親の事を思い出したなんて言ったら…
嫌われるだろうか…
ついつい俯いて唇を噛む。
「ダメだよ。噛んじゃ。血が出てしまう。」
そう言って、そっと兄様の指が私の唇に触れた。
驚いて、ポカンと口を開けて兄様の方を見てしまった。
「ほら、血が少し滲んじゃった。」
そう言ってペロリと舐められたと思ったら、ふわっと身体が浮き上がる。
そう、兄様に抱き上げられたんだ。
「「僕達の可愛いお姫様と王子様はそんな顔をしたらいけないよ。ほら笑顔。笑って。」」
「にっ、兄様、こそばさないで~~~。」
エルはアシュ兄様にこそばされて、暴れていた。兄様のお膝の上で。
私は兄様のお顔が側に来て、ちゅちゅっとキスされてしまうから~
「兄様。わかったから。ちょっと亡くなった父様や母様の事を思い出してしまったの。今の父様や母様達にも大切にされているのに…そんな事を思ってしまってって…。」
ついつい下を向いてしまう。でも、兄様に上を向けさせられた。
「そんな事を心配していたの?良いんだよ。亡くなったご両親の事を思い出しても。僕達にとっても大切な人だ。叔父様には遊んでもらったこともあるけれど、それ以上にレインやエルをこの世に生まれて来れるようにしてくれたんだ。感謝しかないよ。だけど…そうだな~。そのネックレス。チェーンがもう古くなってしまってて切れそうだ。ちょうど僕達が準備したネックレスがあるから、それを受け取って欲しいなぁ。今使っている写真が入っているロケットペンダント。をそのネックレスのチェーンに一緒に通してくれたら嬉しいんだけど、どう?」
そう言ってそっと下ろされたのは、ソファーの上ではなくて、ソファーに座る兄様のお膝の上だった。
兄様はポケットから小さな可愛らしい箱を取り出して、そこからネックレスを見せてくれた。
ロケットペンダントと同じ銀製?ちょっと色が違うし、キラキラ感も違う。
「これは特別製なんだ。銀製ではなくてね。銀製も良いんだけど、くすんだりしてしまうだろ?後、切れにくいようにもしているし、もちろん皮膚がかぶれたりもしないよ。ここの留め具も変わっていてね。可愛い石が飾られてるんだ。小さいけどね。このペンダントトップもほら、このロケットと一緒にしても違和感なく使えるだろ?」
そう言って、いつの間に外されたのか、胸元にあったロケットペンダントが外され、さらにロケットの部分をチェーンからも外されて、新しいネックレスに通された。そしてそれを首にかけてもらい、留め具を留めてくれる。少し温かく感じたけれど、何でだろう?
「これは特殊で、僕の魔力でしか外せないようになってるんだ。だから無くすこともないし、奪われることもない。お風呂の時にも、つけたままで大丈夫なように魔法を刻印してるしね。このロケットペンダントにも、元々そんな魔法が付与されてるみたいだったから。ほらここに刻印があるだろう?」
ロケットペンダントを開けると、両親の写真と自分の小さかった時の…で、指さされた場所に確かに小さな刻印が見えた。
「ほら、ロケットと新しいペンダントトップもいい感じだろ?チェーンだって違和感なく可愛らしい感じになってる。」
確かに…可愛らしいお花に蔓がまるで模様のようになっている。
お花の石は紅色。兄様の瞳の色だ。蔓の葉の部分には水色の雫のような感じで…もしかして、私の瞳の色?
「気に入ってくれた?」
「はい。ありがとうございます。」
「ふふふっ、後、ちょっとだけロケットをいらうね。これは四つ写真が入るんだ。ここにね。で…」
兄が触って見せてくれたのは、ちょっと刻印がある辺りを触れると、二枚写真を入れれる場所があった。そこに、兄様はこの間撮った家族写真と、兄様と私の写真の二枚を入れた。
写真自身白黒ではあるが実在する。貴重な物ではあるけれど。
一般的には絵姿を特殊魔法で小さくして入れてるらしい。
その辺りの事はつい最近知ったんだ。家族で記念写真を撮ろうって父様が言い出した時に。
「家族写真は、もう一人の家族が増えたら差し替えようね。楽しみだ。」
兄は、兄様は私がこの前話した事に対して大丈夫だと言うようにそう言ってくれたのだろう。
新しい家族と写真が撮れる。妖精のイタズラで、その子はいなくなる事はないよって。
思わず涙が溢れ出て止まらなかった。
47
お気に入りに追加
245
あなたにおすすめの小説

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………
naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話………
でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ?
まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら?
少女はパタンッと本を閉じる。
そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて──
アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな!
くははははっ!!!
静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。

悪役令嬢カテリーナでございます。
くみたろう
恋愛
………………まあ、私、悪役令嬢だわ……
気付いたのはワインを頭からかけられた時だった。
どうやら私、ゲームの中の悪役令嬢に生まれ変わったらしい。
40歳未婚の喪女だった私は今や立派な公爵令嬢。ただ、痩せすぎて骨ばっている体がチャームポイントなだけ。
ぶつかるだけでアタックをかます強靭な骨の持ち主、それが私。
40歳喪女を舐めてくれては困りますよ? 私は没落などしませんからね。

侍女から第2夫人、そして……
しゃーりん
恋愛
公爵家の2歳のお嬢様の侍女をしているルイーズは、酔って夢だと思い込んでお嬢様の父親であるガレントと関係を持ってしまう。
翌朝、現実だったと知った2人は親たちの話し合いの結果、ガレントの第2夫人になることに決まった。
ガレントの正妻セルフィが病弱でもう子供を望めないからだった。
一日で侍女から第2夫人になってしまったルイーズ。
正妻セルフィからは、娘を義母として可愛がり、夫を好きになってほしいと頼まれる。
セルフィの残り時間は少なく、ルイーズがやがて正妻になるというお話です。


家出したとある辺境夫人の話
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』
これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。
※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。
※他サイトでも掲載します。

【完結】婚約破棄寸前の悪役令嬢に転生したはずなのに!?
21時完結
恋愛
現代日本の普通一般人だった主人公は、突然異世界の豪華なベッドで目を覚ます。鏡に映るのは見たこともない美しい少女、アリシア・フォン・ルーベンス。悪役令嬢として知られるアリシアは、王子レオンハルトとの婚約破棄寸前にあるという。彼女は、王子の恋人に嫌がらせをしたとされていた。
王子との初対面で冷たく婚約破棄を告げられるが、美咲はアリシアとして無実を訴える。彼女の誠実な態度に次第に心を開くレオンハルト
悪役令嬢としてのレッテルを払拭し、彼と共に幸せな日々を歩もうと試みるアリシア。

次期騎士団長の秘密を知ってしまったら、迫られ捕まってしまいました
Karamimi
恋愛
侯爵令嬢で貴族学院2年のルミナスは、元騎士団長だった父親を8歳の時に魔物討伐で亡くした。一家の大黒柱だった父を亡くしたことで、次期騎士団長と期待されていた兄は騎士団を辞め、12歳という若さで侯爵を継いだ。
そんな兄を支えていたルミナスは、ある日貴族学院3年、公爵令息カルロスの意外な姿を見てしまった。学院卒院後は騎士団長になる事も決まっているうえ、容姿端麗で勉学、武術も優れているまさに完璧公爵令息の彼とはあまりにも違う姿に、笑いが止まらない。
お兄様の夢だった騎士団長の座を奪ったと、一方的にカルロスを嫌っていたルミナスだが、さすがにこの秘密は墓場まで持って行こう。そう決めていたのだが、翌日カルロスに捕まり、鼻息荒く迫って来る姿にドン引きのルミナス。
挙句の果てに“ルミタン”だなんて呼ぶ始末。もうあの男に関わるのはやめよう、そう思っていたのに…
意地っ張りで素直になれない令嬢、ルミナスと、ちょっと気持ち悪いがルミナスを誰よりも愛している次期騎士団長、カルロスが幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いしますm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる