兄様達の愛が止まりません!

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悪役令嬢回避

新しい家族

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目が覚めたら、えっと…
目の前には可愛らしい寝顔の兄が…
私、抱き枕ですか?ものすごく温かかったですが…
良い匂いもしてました。兄が入浴後に何かつけられているのか…それともメイドたちが衣服に香りをつけているのか…
それとも、単なる本人の…

思わずゴソゴソしてしまい…
目の前の麗しい兄の瞼が震えて、綺麗な瞳が…私の顔を映した。

「ふふふっ、おはよう。よく眠れた?」
「えっ…えっと…眠れまちた…」

また噛んだ。まちたって何?

「可愛い。」

そう言って、ちゅっとリップ音をつけて頬にキスされた。

「おはようのキスだよ。僕の大切な妹に。レイン。」
「レイン?」
「そう、レイン。君の愛称。僕とアシュでつけたんだ。可愛いだろ?」
「アシュ…アシュレイ兄様と?」
「そう、でも、アシュレイ兄様では堅苦しいのは嫌だって多分言うよ。だから、アシュ兄様っ呼んであげて。僕の事は、ギル兄様だ。どう?」

そう言ってウインクするその御尊顔も…
これが双子の兄から流れてきていた情報の「推し」と言うものの…
兄の中では「準推し」だった?確か。でも私の中では…推しだろう。
双子であるから、好きなものなどの趣向はよく似ている。
全部が同じではない。微妙に違ったりするからだ。

兄の中の「推し」は、確か…もう一人の兄となったアシュレイ兄様…アシュ兄様だ。

「ギ…ギル兄様…」
「ん?何?」
「えっと…おはようのキスは…」
「あぁ、頬にするものだよ。さぁ、レインも僕にして。」

そう言って頬を寄せてきた。
もう恥ずかしいけれども~~~~。

「えい!」って勢いで兄の柔らかく滑らかな頬にキスをした。
顔がぶつかる勢いで、だけど注意はした。ぶつかったらお互い痛いもの…

リップ音はさせなかったけれど、ちょっとだけ勢いよくしちゃった…

「うん、初々しいな。可愛い。おっと、ちょうど二人も起きたようだ…」

双子の兄はアシュ兄様の腕の中から身体を起こしてこっちを見て…固まっている。
アシュ兄様は微笑んで…

「ほらエル。兄様達もおはようのキスしてるだろ?だから僕にもして。で、二人にもね。」

私達を見て、自分達を見てと忙しそうにしていた兄は…

「おっ、おはようございます。アッ…アシュ兄様。」

そうどもりながら言って、頬に挨拶のキスをおくっていた。
兄は既にアシュ兄様からキスされていたようだ。
で、もちろん私も兄も挨拶のキスをおくりあった。

「これは家族だけにするものだよ。特に僕達兄弟妹同士は特にね。わかった?」

そう言って二人に新たな兄が笑顔で言うものだから、私たち二人はブンブンと頭を上下に振って頷いた。
これは逆らってはいけない…そんな感じだと悟ったのだった。



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