竜の恋人

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運命が回る

運命が回り出す

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「では、ここまでは宜しいですか?次にあの扉から出てきた者は、先程神アルメルアと同等の神と言いました。神にもこちらの世界で言う『番』を持つ者がおります。夫婦神がそうです。単なる双子神もいれば、単神もいますがね。双子神はよく似た相手の『番』がいて、夫婦神になる場合もあれば、双子神のままもしくは単神で世界を作り上げ、もしくは破壊構築。破壊のみもあります。見守る神ももちろんいます。やり過ぎたら上位神に報告する義務が発生しますから。ちなみに亡くなった神は、元は夫婦神の一人。相手が少し問題がありまして単神となり、亡くなってカケラを残したようです。まぁ特殊例で、また再生されるかもしれませんが…それは良いとして、今回、神アルメルアの双子神シルメールを捕えるために、今回の大扉になるようにしたと考えられます。ほら、神は自分勝手ですからね。マスターが創作されていたゲームというもののシナリオですか?それはこの世界からの影響だと思いますよ。マスターはこの世界に必要なお方ですからね。私も探すのに苦労しました。」

「えっと?神の都合で今回の事が起こったと?」
「まぁ、都合だけではありまええんが、ほぼそうです。」
「ディアブロが僕を探していたって?」

「はい。私は時間軸やあらゆる次元、世界を行き来してえる者の一人ですから。私の様な神は意外と多いのですよ。で、マスターの前世の世界に干渉させて頂きまして…」


息子が頑張って制作していたらしいそれに随時した、小説とかアニメとか言っていたか?ゲームもどうとか言っていた。それらはこの世界の影響下でディアブロが干渉してきたと…そして息子を見つけ出して…転生という形で連れてきた。そう言いたいのか?

何とも言えない気がした。

「マスター。確かに私は過去も未来も行き来はできますが、この時間軸での世界は特別なモノなのです。詳しくは言えませんが…マスターの行動一つで大いに作用されると考えていただければと…」

よくわからないけれど、この後は息子次第って言いたいのか。
今生きているこの世界をどうするのか…
息子一人では多いなプレッシャーがかかり、かなりの困難をきたすだろうと、私やエドワード殿下にも、そしてジャディール殿下に同席させて説明したのか…
なんというか…

「では、この魔道具は機能を停止させますね。停止完了。録画を再生して見聞きできますが、一部妨害もさせて頂きましたので。よろしくお願いしますね。」

そう言って魔道具をエドワード殿下に手渡していた。

その後テーブルも全て片付けられて、止まっていた時間が動き出したのだった。
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