竜の恋人

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未来へ

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それから数ヶ月後、いつもの日常に戻りかけた時、姉からの伝達魔法陣が届いた。

姉達の婚姻式も私達の婚姻式も無事に終わって、お互いに幸せになろうねって約束して、時には連絡しあってまた会おうとも約束した。特別性の伝達魔法陣も交換しておいたんだ。

「優里、元気にしてる?実はね…」

そう言って録音されていた内容に驚きと喜びを感じた。
どうも姉は妊娠したらしい。

『何だかバタバタしてて、体調悪いなって思ったら、妊娠してたよ。私と優里、お互い双子だし、よく似た頃合いに相手が見つかったから、もしかしたらそっちもって事ない?もしそうだったら凄いね。』そんな事も書かれて…


ちょっと待て、えっと…

思わず考えて…
身に覚えがあり、そう言えば…

側にいた侍女がどうしたのかと側に来た。
思わずそっと相談すると…
そこから大騒ぎが起こった。

大急ぎで医師が呼ばれて、ベットに閉じ込められた。
屋敷中の者達がソワソワし、夫であるアルが医師に呼ばれて…

うん、私も妊娠していたよ。
もう、屋敷中がお祭り騒ぎ。
今がこんな感じで、この後どうなるのかとても心配になった。

アルから真綿で包む様に大切にされ過ぎて、侍女長に怒られている姿も楽しく拝見した。
うん、幸せだ。

この世界にきて、いろいろな事があり、まだ不安な事もあるけれど…

そう言えば、あの男はまだ…

いゃ、今は考えるのはやめておこう。
不安はお腹の子供に悪いと思うから…

そう考えて、意識を切り替える事にした。


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