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異世界で愛を呟かれ
異世界で愛を呟かれ
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器用に運び込まれた部屋は、私が使っていた部屋とは違ったが、室内は同じ感じに配置されていた。
ただ、ベットは大きめだと思うぐらいだ。
そして、もう一つ違うのは、この寝室に、以前の寝室になかった扉。
あれは何だろうか…
「今日からここがユウリの部屋だ。ちなみに隣は私の部屋。」
「へっ??」
そっとベットに下ろされて、上から抱きしめられる。
頬に唇に首筋にと唇が触れて
「オレ達は婚約者同士だから、部屋が隣なのは当然だ。あのドアの向こうがオレの部屋だから、いつでも入ってきて良いよ」
そう爆弾宣言をされた。
この世界では、婚約したら隣同士大丈夫なんですか?
これって、お貴族様の夫婦部屋って感じじゃないですか!?
混乱が止まらない。
確かに、ずっと一緒の約束は…した。
プロポーズと思われる言葉も嬉しく受理したけれど…
サインもしたよ。
さっき、アルの母国であるアステード王国王弟殿下であるジャディール•アステード殿下に直接受理されて、今頃はもう、お国の保管庫にしっかり保存されてるって言っていた。いたんだけど……
ふふふっと良い笑顔で笑うアル。
そっと私の上から体を避けてくれたけれど、拘束は続いているのか上手く身体が動かせない。
そっと髪を一房取られてチュッてキスされた。
うん、恥ずかしい……
「これからよろしく。ユウリ。もう絶対に離さないし、逃さない。」
思わず獲物を狙う様に舌なめずりする色香に当てられて、どうして良いかわからない~~
コンコンとドアがノックされて『失礼します』と救世主の声が聞こえて…
私の側にいたアルの姿が消えた。
向こうの部屋から文句を言っているアルの声が聞こえてくる。
「ユーリ様。大丈夫ですよ。さぁ、少し飲まれますか?」
そう言って差し出されたのは温かい紅茶。
差し出してくれたのは…ふくよかな優しい雰囲気の女性。
そう、私の専属侍女としてついてくれているエルザさんだった。
と言う事は…
「大丈夫ですよ。向こうでケイト達が相手をしておりますから。この後入浴をされて、夕食まで寛がれますか?」
そう言われてコクコクと頷いたのだった。
ただ、ベットは大きめだと思うぐらいだ。
そして、もう一つ違うのは、この寝室に、以前の寝室になかった扉。
あれは何だろうか…
「今日からここがユウリの部屋だ。ちなみに隣は私の部屋。」
「へっ??」
そっとベットに下ろされて、上から抱きしめられる。
頬に唇に首筋にと唇が触れて
「オレ達は婚約者同士だから、部屋が隣なのは当然だ。あのドアの向こうがオレの部屋だから、いつでも入ってきて良いよ」
そう爆弾宣言をされた。
この世界では、婚約したら隣同士大丈夫なんですか?
これって、お貴族様の夫婦部屋って感じじゃないですか!?
混乱が止まらない。
確かに、ずっと一緒の約束は…した。
プロポーズと思われる言葉も嬉しく受理したけれど…
サインもしたよ。
さっき、アルの母国であるアステード王国王弟殿下であるジャディール•アステード殿下に直接受理されて、今頃はもう、お国の保管庫にしっかり保存されてるって言っていた。いたんだけど……
ふふふっと良い笑顔で笑うアル。
そっと私の上から体を避けてくれたけれど、拘束は続いているのか上手く身体が動かせない。
そっと髪を一房取られてチュッてキスされた。
うん、恥ずかしい……
「これからよろしく。ユウリ。もう絶対に離さないし、逃さない。」
思わず獲物を狙う様に舌なめずりする色香に当てられて、どうして良いかわからない~~
コンコンとドアがノックされて『失礼します』と救世主の声が聞こえて…
私の側にいたアルの姿が消えた。
向こうの部屋から文句を言っているアルの声が聞こえてくる。
「ユーリ様。大丈夫ですよ。さぁ、少し飲まれますか?」
そう言って差し出されたのは温かい紅茶。
差し出してくれたのは…ふくよかな優しい雰囲気の女性。
そう、私の専属侍女としてついてくれているエルザさんだった。
と言う事は…
「大丈夫ですよ。向こうでケイト達が相手をしておりますから。この後入浴をされて、夕食まで寛がれますか?」
そう言われてコクコクと頷いたのだった。
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