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異世界で愛を呟かれ
異世界で愛を呟かれ
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臨時執務室の前でやっとどうにか降ろしてもらい、一緒に部屋に入る。
「えらく早いね。確かに早いに越した事はないが…」
そう言ってニコニコしながら何とも言えないと言う感じで声をかけられた。
「急ぎだからな」
そう言って、書類を渡すと、スルスルと広げられて確認された。
「やっぱりこっちか…」
ピクッと眉を動かしてそう呟くと。
「了承した。この私、ジャディール•アステードの名をかけて受理する。」
そう言うと、書類が一瞬炎に巻かれた様に見えた。
そして、それはスーッと空間に吸い込まれる様に消えていった。
どう言う事なんだ??
「ふふっ、王族直で名の下に受理した場合、直ぐに記載されて保管されるんだよ。さっきのは魔法で受理されて記載転送されたんだ。今頃は特別保管場所に記載報告されているよ。とにかくおめでとう。」
「えっ?婚約…だよね…」
「そうだ。婚約だよ」
何だか婚約契約書と言いながら、違うものの様な説明で、アルに確認すると、いつもより強い口調で直ぐにそう返事が返ってきた。
「えっ…うんそう、婚約…だな。そういう事にしといてやる」
最後の方の殿下の言葉には…
「まぁまぁ、とにかくおめでとう。後はこっちに任せて、そっちは任せた。」
「あぁ…(余計な事は言うなよ!!)」
それだけ言うと、腰に腕を回されて、速攻で部屋から連れ出された。
何か納得いかないんだけれど…
でも、隣のアルは機嫌が良さそうで、ニコニコしていた。
「じゃ、今日はこれでおしまい?」
こんなに早く受理されたのなら、今日はもうする事ないよね…
そう思ったんだけれど、急にアルがかがんでまた私の脇と膝下に手を入れて持ち上げられた。
「ひゃっ!!」
びっくりして変な声が出た。
「ちょっと、びっくりするでしょって、何処に連れて行くつもり??」
自室とは違う方向に運ばれていく。
おかしい。
私の部屋は向こうであって、こっちじゃ無い。
「あっ、アル。私の部屋は、向こう。こっちじゃ…」
いきなり唇を塞がれて抗議の言葉を飲み込まれた。
「ん~~~~~~~っ」
唇が離れたと同時に、プファッと大きく息を吸い込んだ。
何とも言えない色が灯った瞳で見つめられて、もう一度重なる。
酸欠で頭がくらくらしそうだ…
そんな行為をされながらも、スタスタと歩く速度は変わらず…と言うか、少し加速している様に思うのは私だけでしょうか??
「えらく早いね。確かに早いに越した事はないが…」
そう言ってニコニコしながら何とも言えないと言う感じで声をかけられた。
「急ぎだからな」
そう言って、書類を渡すと、スルスルと広げられて確認された。
「やっぱりこっちか…」
ピクッと眉を動かしてそう呟くと。
「了承した。この私、ジャディール•アステードの名をかけて受理する。」
そう言うと、書類が一瞬炎に巻かれた様に見えた。
そして、それはスーッと空間に吸い込まれる様に消えていった。
どう言う事なんだ??
「ふふっ、王族直で名の下に受理した場合、直ぐに記載されて保管されるんだよ。さっきのは魔法で受理されて記載転送されたんだ。今頃は特別保管場所に記載報告されているよ。とにかくおめでとう。」
「えっ?婚約…だよね…」
「そうだ。婚約だよ」
何だか婚約契約書と言いながら、違うものの様な説明で、アルに確認すると、いつもより強い口調で直ぐにそう返事が返ってきた。
「えっ…うんそう、婚約…だな。そういう事にしといてやる」
最後の方の殿下の言葉には…
「まぁまぁ、とにかくおめでとう。後はこっちに任せて、そっちは任せた。」
「あぁ…(余計な事は言うなよ!!)」
それだけ言うと、腰に腕を回されて、速攻で部屋から連れ出された。
何か納得いかないんだけれど…
でも、隣のアルは機嫌が良さそうで、ニコニコしていた。
「じゃ、今日はこれでおしまい?」
こんなに早く受理されたのなら、今日はもうする事ないよね…
そう思ったんだけれど、急にアルがかがんでまた私の脇と膝下に手を入れて持ち上げられた。
「ひゃっ!!」
びっくりして変な声が出た。
「ちょっと、びっくりするでしょって、何処に連れて行くつもり??」
自室とは違う方向に運ばれていく。
おかしい。
私の部屋は向こうであって、こっちじゃ無い。
「あっ、アル。私の部屋は、向こう。こっちじゃ…」
いきなり唇を塞がれて抗議の言葉を飲み込まれた。
「ん~~~~~~~っ」
唇が離れたと同時に、プファッと大きく息を吸い込んだ。
何とも言えない色が灯った瞳で見つめられて、もう一度重なる。
酸欠で頭がくらくらしそうだ…
そんな行為をされながらも、スタスタと歩く速度は変わらず…と言うか、少し加速している様に思うのは私だけでしょうか??
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