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異世界生活
異世界生活
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現れたのは可愛らしい女の子とも男の子とも思えた。
しかも、羽が生えてる。
「こんにちは。」
そう声をかけるとニコニコしてくれた。
うん。可愛い。
妖精とかそんな感じなんだろうか?
「私は、秋本優里。ユウリだよ。あなたの名前は?」
私の方を指さして『ユーリ?』つて聞いて来た。
そうそうと頷いてみる。
もう一度、『あなたの名前は?』と聞いてみたけれど、それには返事がなかった。
もしかして、名前がないの?
そう思って聞いてみたら、『ないよ~』つて、可愛らしく答えられた。
そうなの?って、首を傾げてみたら、同じように首を傾げられた。
うん、可愛い。
また私の周りを飛び回る。
「付けて、お名前。私にちょうだい」
そう言って飛び回る姿が可愛らしくて、『ルシルはどう?』って言ってしまった。
「ルシル?うん。私ルシル~。ユーリとお友達~」
うん。緩い返答がまた可愛らしい。
「ルシルはどこから来たの?」
「ルシルは森から来たんだよ~。ユーリ、来てたよね。少し時間かかったけど、追いかけて来た~」
追いかけて?それは少し怖い気もしたけれど、可愛らしい容姿に、ついつい許してしまった。
「ルシル、森の妖精。ユーリの友達。よろしくね」
「うん、よろしく。ルシル、ちょっと気になるんだけど、聞いても良い?」
「い~よ~。何~」
「ルシルって、男の子?女の子?」
ここ。気になってるんだよね。気になる。可愛いけど。
「ん~どっちでもないし、どっちでもあるよ」
「どう言うこと?」
妖精は性別って無いのだろうか?
「えっとね。特に性別無いの~ユーリはどっちが良い?」
そう聞かれたら、どっちでも良い気がする。
「んっとね。今は女の子にしとくね」
そう言うと、可愛さが倍増した。
髪を二つに括っているのも可愛らしい。
「ルシル、ユーリとお友達。ユーリのお手伝いするね」
そう言うと、私の肩に留まった。
重さは感じない。
留まった感じはあるんだけど、不思議だ。
「ユーリ、明日ポーション作る?ルシルお手伝いするね」
うん。可愛い。
もい、癒されてしまう。
さっきまでの悩みは飛んでしまった。
そういえば、以前先輩から話されていたことがある。
リリアンの花畑など、自然豊かな場所に現れる小さな光の粒子のように見えるモノ。
それは人の周りなど、魔力を多く持つものの周りを飛び交って、魔力を奪ったりすると。
もしかして、それ?
「ん~、今ユーリが思っているのとはちょっと違うかも。それは、低級の妖精だね~。妖精とか、精霊に姿がよく似てるけど、違うよ~」
違ったんだ…
しかも、羽が生えてる。
「こんにちは。」
そう声をかけるとニコニコしてくれた。
うん。可愛い。
妖精とかそんな感じなんだろうか?
「私は、秋本優里。ユウリだよ。あなたの名前は?」
私の方を指さして『ユーリ?』つて聞いて来た。
そうそうと頷いてみる。
もう一度、『あなたの名前は?』と聞いてみたけれど、それには返事がなかった。
もしかして、名前がないの?
そう思って聞いてみたら、『ないよ~』つて、可愛らしく答えられた。
そうなの?って、首を傾げてみたら、同じように首を傾げられた。
うん、可愛い。
また私の周りを飛び回る。
「付けて、お名前。私にちょうだい」
そう言って飛び回る姿が可愛らしくて、『ルシルはどう?』って言ってしまった。
「ルシル?うん。私ルシル~。ユーリとお友達~」
うん。緩い返答がまた可愛らしい。
「ルシルはどこから来たの?」
「ルシルは森から来たんだよ~。ユーリ、来てたよね。少し時間かかったけど、追いかけて来た~」
追いかけて?それは少し怖い気もしたけれど、可愛らしい容姿に、ついつい許してしまった。
「ルシル、森の妖精。ユーリの友達。よろしくね」
「うん、よろしく。ルシル、ちょっと気になるんだけど、聞いても良い?」
「い~よ~。何~」
「ルシルって、男の子?女の子?」
ここ。気になってるんだよね。気になる。可愛いけど。
「ん~どっちでもないし、どっちでもあるよ」
「どう言うこと?」
妖精は性別って無いのだろうか?
「えっとね。特に性別無いの~ユーリはどっちが良い?」
そう聞かれたら、どっちでも良い気がする。
「んっとね。今は女の子にしとくね」
そう言うと、可愛さが倍増した。
髪を二つに括っているのも可愛らしい。
「ルシル、ユーリとお友達。ユーリのお手伝いするね」
そう言うと、私の肩に留まった。
重さは感じない。
留まった感じはあるんだけど、不思議だ。
「ユーリ、明日ポーション作る?ルシルお手伝いするね」
うん。可愛い。
もい、癒されてしまう。
さっきまでの悩みは飛んでしまった。
そういえば、以前先輩から話されていたことがある。
リリアンの花畑など、自然豊かな場所に現れる小さな光の粒子のように見えるモノ。
それは人の周りなど、魔力を多く持つものの周りを飛び交って、魔力を奪ったりすると。
もしかして、それ?
「ん~、今ユーリが思っているのとはちょっと違うかも。それは、低級の妖精だね~。妖精とか、精霊に姿がよく似てるけど、違うよ~」
違ったんだ…
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