竜の恋人

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異世界生活スタートです。

ポーション(リカルト•クラレス)

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入ってきたのは、呼び出したルーカスだ。
緑色っぽい髪に、紫色の瞳の穏やかそうな雰囲気だが、結構なやり手だ。
見た目だけで判断すると痛い目に遭う。
まぁ、良い奴なんだけどね。
面倒見もいいし、教え方もいい。
この研究所の後継者と考えてるぐらいだ。

「あ~、ユーリ、こいつはここの薬草研究所の職員で、ルーカルと言う」

とりあえず、紹介は大切だ。
何か察してるな?うん。たぶん考えている通りだ。
まぁ、任せるぞ!一瞬『面倒!』みたいな顔しない。
お前が頼りだ。任せた!
一瞬の表情は誰も見てないぞ。
大丈夫。

「えっと…ルーカス•バルトスと言います。薬草研究所の職員をしていて、常日頃ポーション製作や新たなポーション開発研究をしたりしています。」

よしよし!

「初めまして、こちらの近くにある、シュタルク領主様にお世話になっている、ユウリ•アキモトと言います。ユウリと呼んでください。」

「ユーリさんですね。よろしくお願いします。」

そう言って、にこやかに笑顔で返事してた。
もうバッチリだ。
これで心配事が減ったよ。

彼女もいい笑顔だ。
うん。大丈夫。


「ルーカス。明日から彼女はここの職員として研究所に入ってもらう事になった。でだ、お前、ユーリの面倒を見てやってくれ。」
「えっ?所長??」

おや?逃げるつもりか?あまいね!

「何だ?この前助手が欲しいってぼやいてただろ?ちょうど良いじゃないか。そう言うわけでヨロシク!」

そう言いながら、少しの威圧感満載の笑顔でルーカスの肩を叩いた。

「ユーリ、ルーカスがしっかり面倒見てくれるから大丈夫だ。困ったらルーカスに頼る事。それか、俺のところにいつでも来ていい。」

来なくてもいいぞ。
もっとめんどくさい事が起こりそうだしな…
でも、めんどうは…みるよ俺も…
ルーカスの視線が一瞬痛い。
わかってるって。

「はい。ありがとうございます。」

よし、うまく行った。
彼女のこの笑顔では断れないだろう。
クククッ…

「はぁ…………分かりました。じゃ、ユーリ、明日からヨロシク。白衣とかその他準備しておくよ。あと、薬草園の手入れとかも手伝ってもらって、後々仕事としてやってもらうから、それなりの格好で来て」

そう言って、『まだ仕事が残っているから…』と部屋を出て行った。

「あいつはとっても優秀で面倒見が良いから大丈夫。明日から一人で来てくれ。」
「はい。よろしくお願いします。」

そう言って、しばらく雑談をした後、彼女は出て行った。
さて、後は…
この書類の山か…
研究所の窓から見送る。
うん。頑張りたまえ!
応援するよ。
俺も頑張るよ…色々とな…


この国、この世界の都合で振り回されている彼女達の一人だ。
せめて彼女は俺たちが守らないとな。
頼まれているのもあるし…

肩をコキコキいわせながら、今後のことも考えて…
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