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異世界生活スタートです。
ポーション
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自分用の机とか、作業場が準備されていたのには驚いた。
いろんな道具もある。
机には、紙?皮で作られた感じの紙だ。
厚手で、硬そう。
「植物から作られた紙もあるけど、ちょっとお高いんだ。値段がね。特別なモノにしか使われない。書きずらいかも知れないけど、これを使って」
「植物の紙あるんですか?」
「ん?あるよ。特殊な魔法を発動させるモノに使う事が多いんだけどね。特殊なインクを使って紙に描くって言ったほうがいいかな。この皮でできた紙。引っかかりそうな所があるだろ?こんな所で失敗したらまたやり直しだからね。そのためによく使われてる。」
「そうなんですね」
確かに、ペン先を引っ掛けたら…失敗するか…
やり直しは大変そうだ。滑らかな紙の方が良いよね…
なるほど…
「さて、とりあえずは、皆んなが良く作るポーションでも作ってみようか」
「ポーション?(ゲームとかの)回復薬ですか?」
「そうそれ。エルフ族が得意とする薬も効果はあるんだけど、効果の速さはポーションの方が上なんだ。ただ、ポーションは誰でも簡単に作れる訳ではないんだ。魔力を注いで作る方ね。『ヒト族』の魔力はどの種族でも適応出来るんだけど、他種族のは、適応が難しいんだ。合わないと気分が悪くなったり、激痛がしたりね。」
「そうなんですね~~」
そういえば、『番』がどうとか言ってたな。
なら、その『番』とかいうのなら、他種族でも魔力を注いでも大丈夫って事?
「それに、ポーションを作るには魔力操作とか、適性?いや、魔力量かな?そんな感じのモノもいるんだ。低級の物は作れても、上級のが作れないみたいな感じで。で、今回は初歩の低級を作ってみよう」
そう言って、鍋みたいな物に水を注ぎ、火をつけた。
そして、数種の薬草を取り出して…
「この薬草を使うんだ。量はこのくらい」
『まずは見てて』と言って、沸騰した鍋に薬草を二つ入れた。そして手をかざしゆっくりとかき混ぜ出した。
手をかざして、もしかして『魔力』とかを注いでいるの?
見えないけど…
アニメとかなら、光とか何かの描写で注いでますよって感じだけど、見えない。
ただ、鍋の中の薬草が…消えた。
何で消える?
溶けたのか?
ふつう、溶けないよね…
「魔力を注いで、薬草が消えたら見てごらん。色が変わっただろ?これで完成。後は冷めるのを待って、瓶に移す。」
「魔力って、どうやって注ぐんですか?っていうか、流し方がわかりません。私にも魔力ある??」
こてんと首を傾げてしまう。
『ヒト族』の魔力がどうとかいう前に、私にあるかどうかもよくわからない。
薬草に興味があって、ここでお手伝いというか、仕事させてもらおうと思っただけだから…
今更ながら、ファンタジーだ。
いろんな道具もある。
机には、紙?皮で作られた感じの紙だ。
厚手で、硬そう。
「植物から作られた紙もあるけど、ちょっとお高いんだ。値段がね。特別なモノにしか使われない。書きずらいかも知れないけど、これを使って」
「植物の紙あるんですか?」
「ん?あるよ。特殊な魔法を発動させるモノに使う事が多いんだけどね。特殊なインクを使って紙に描くって言ったほうがいいかな。この皮でできた紙。引っかかりそうな所があるだろ?こんな所で失敗したらまたやり直しだからね。そのためによく使われてる。」
「そうなんですね」
確かに、ペン先を引っ掛けたら…失敗するか…
やり直しは大変そうだ。滑らかな紙の方が良いよね…
なるほど…
「さて、とりあえずは、皆んなが良く作るポーションでも作ってみようか」
「ポーション?(ゲームとかの)回復薬ですか?」
「そうそれ。エルフ族が得意とする薬も効果はあるんだけど、効果の速さはポーションの方が上なんだ。ただ、ポーションは誰でも簡単に作れる訳ではないんだ。魔力を注いで作る方ね。『ヒト族』の魔力はどの種族でも適応出来るんだけど、他種族のは、適応が難しいんだ。合わないと気分が悪くなったり、激痛がしたりね。」
「そうなんですね~~」
そういえば、『番』がどうとか言ってたな。
なら、その『番』とかいうのなら、他種族でも魔力を注いでも大丈夫って事?
「それに、ポーションを作るには魔力操作とか、適性?いや、魔力量かな?そんな感じのモノもいるんだ。低級の物は作れても、上級のが作れないみたいな感じで。で、今回は初歩の低級を作ってみよう」
そう言って、鍋みたいな物に水を注ぎ、火をつけた。
そして、数種の薬草を取り出して…
「この薬草を使うんだ。量はこのくらい」
『まずは見てて』と言って、沸騰した鍋に薬草を二つ入れた。そして手をかざしゆっくりとかき混ぜ出した。
手をかざして、もしかして『魔力』とかを注いでいるの?
見えないけど…
アニメとかなら、光とか何かの描写で注いでますよって感じだけど、見えない。
ただ、鍋の中の薬草が…消えた。
何で消える?
溶けたのか?
ふつう、溶けないよね…
「魔力を注いで、薬草が消えたら見てごらん。色が変わっただろ?これで完成。後は冷めるのを待って、瓶に移す。」
「魔力って、どうやって注ぐんですか?っていうか、流し方がわかりません。私にも魔力ある??」
こてんと首を傾げてしまう。
『ヒト族』の魔力がどうとかいう前に、私にあるかどうかもよくわからない。
薬草に興味があって、ここでお手伝いというか、仕事させてもらおうと思っただけだから…
今更ながら、ファンタジーだ。
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