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侍女の方だろう。白いティーポットから温かいお茶を注ぎ、それぞれの前に置いてくれた。
その後、スッと背後に下がり、部屋から出ていった。
勧められるまま、一口飲む。
だって、緊張して口の中カラカラなんだもの…
落ち着きたいのもあるし…
姉はじっとカップを見つめていたが、何か決意したようにとりあえず一口飲んでいた。
さすがにゴクゴクと一気には飲めないよ…
そんな雰囲気だもの…
「さて…」
そう言って、目の前の人は自己紹介をしてくれた。
目の前の人は、この国の皇太子だそうだ。
どうりで偉そうだ…
と言うか、一般庶民の学生がそんなお偉いさんと会う事はまずないから、どう対応したら良いかわからない…
大人しくしておこう…
下手に『不敬罪』とか言われても困る。
向こうは『拉致犯』であってもだ…
この世界。古代にかなり発展したみたいたが、自然災害や戦争などの破壊行為などのせいでか、現在人々が住んでいると思われる島や土地など以外はほぼ海に沈んでしまっているらしい。
彼らが言う『瘴気』や『魔獣』『悪魔』と言うのが、自然災害とか、破壊行動によるものだと推測したんだ。
まるでゲームやアニメとかの設定みたいだ…
彼らが言う古代遺跡がいろんな場所で発見され、神話や伝承されている内容ともほぼ合っているため、間違いないだろうとの事。
で、現在、今いる場所は、大きな大陸の大陸中央を位置する『ヒト族の国』
神を祀る神殿とかある神都市を含めているとか…
その周辺を囲むように
東側は『獣人の国』
西側は『妖精の国』
南側の『竜の国』
北側は『魔人の国』
と言われているらしい。
『獣人』『竜人』『妖精』『魔人』…
頭が痛くなりそうだ…
もろ異世界…
どの国も、国にある種族だけが住んでいるわけではないようで、その国に多く住んでいる種族であり、治めている者がその種族のようだ…
『竜の国』は竜人が国を起こしていて、竜人が治めているだけ?
うん、深くは考えたらダメだ。訳がわからなくなる。
他もそんな感じで、住んでるのは、この国ならヒト族が多いが、竜人も妖精族や魔人族。獣人族も住んでいる。
性別は男女あるが、婚姻は男女問わず同性•別種族間でも可能。
ただ、『竜人』と『獣人』には『番』という特別な感覚があるらしい。
寿命は種族で違うけど、『番』の場合は長寿の種族の相手が亡くなるまでとの事だった。
で、今回呼び出した理由が、この世界では、数百年かに一度瘴気が桁外れに多くなる事があるらしい。
古代文明が消えたのは、瘴気が増えた理由は今回端折られたが、その瘴気が多く拡大し、凶暴な魔獣が増えたとか。
それを引き金に、悪魔が世界の扉からやって来た。
混沌の時代だ…
この世界は『光と闇」の神が作った世界であったが、その『悪魔』により滅亡に向かってしまった。
人々は神に祈り、現れたのが『聖女』であった。
神の代行者である『聖女』の力により、瘴気を抑え、『悪魔』の力が抑えられたことにより、扉の向こうに押し返す事が出来たとか…
しかし、数百年に一度の周期で瘴気が増え、また『扉』が開く脅威が訪れるようになった。
人々がその脅威に苛まれていた時、神は『聖女』を使わす方法を伝えた。
この世界とは別の世界からやって来る『聖女』
神代行者としてやって来る者を護り、助け、脅威を避けるようにと神託を残して…
そして、その脅威が現実に広がり始めた…
白と赤の二色の月がお互い満月となり輝く時、その者を呼び出す…
ヒト族の神殿内に秘匿された術式を展開して、来ていただいたのだと説明された…
ただ、聖女は常に一人。
黒髪の黒い瞳の女性は、この世界で聖女のみとされていたらしい…
時々魔力の多い者として生まれたヒト族の男性は、髪と瞳が『黒』となる事があるが、それ以外では、魔力の多い者として髪や瞳のみ『黒』となる。
だから、今回二人も現れ、しかも、二人ともが伝承されてきた聖女と同じ姿というのも、問題だと説明された。ただ、聖女は常に一人。
黒髪の黒い瞳の女性は、この世界で聖女のみとされていたらしい…
その後、スッと背後に下がり、部屋から出ていった。
勧められるまま、一口飲む。
だって、緊張して口の中カラカラなんだもの…
落ち着きたいのもあるし…
姉はじっとカップを見つめていたが、何か決意したようにとりあえず一口飲んでいた。
さすがにゴクゴクと一気には飲めないよ…
そんな雰囲気だもの…
「さて…」
そう言って、目の前の人は自己紹介をしてくれた。
目の前の人は、この国の皇太子だそうだ。
どうりで偉そうだ…
と言うか、一般庶民の学生がそんなお偉いさんと会う事はまずないから、どう対応したら良いかわからない…
大人しくしておこう…
下手に『不敬罪』とか言われても困る。
向こうは『拉致犯』であってもだ…
この世界。古代にかなり発展したみたいたが、自然災害や戦争などの破壊行為などのせいでか、現在人々が住んでいると思われる島や土地など以外はほぼ海に沈んでしまっているらしい。
彼らが言う『瘴気』や『魔獣』『悪魔』と言うのが、自然災害とか、破壊行動によるものだと推測したんだ。
まるでゲームやアニメとかの設定みたいだ…
彼らが言う古代遺跡がいろんな場所で発見され、神話や伝承されている内容ともほぼ合っているため、間違いないだろうとの事。
で、現在、今いる場所は、大きな大陸の大陸中央を位置する『ヒト族の国』
神を祀る神殿とかある神都市を含めているとか…
その周辺を囲むように
東側は『獣人の国』
西側は『妖精の国』
南側の『竜の国』
北側は『魔人の国』
と言われているらしい。
『獣人』『竜人』『妖精』『魔人』…
頭が痛くなりそうだ…
もろ異世界…
どの国も、国にある種族だけが住んでいるわけではないようで、その国に多く住んでいる種族であり、治めている者がその種族のようだ…
『竜の国』は竜人が国を起こしていて、竜人が治めているだけ?
うん、深くは考えたらダメだ。訳がわからなくなる。
他もそんな感じで、住んでるのは、この国ならヒト族が多いが、竜人も妖精族や魔人族。獣人族も住んでいる。
性別は男女あるが、婚姻は男女問わず同性•別種族間でも可能。
ただ、『竜人』と『獣人』には『番』という特別な感覚があるらしい。
寿命は種族で違うけど、『番』の場合は長寿の種族の相手が亡くなるまでとの事だった。
で、今回呼び出した理由が、この世界では、数百年かに一度瘴気が桁外れに多くなる事があるらしい。
古代文明が消えたのは、瘴気が増えた理由は今回端折られたが、その瘴気が多く拡大し、凶暴な魔獣が増えたとか。
それを引き金に、悪魔が世界の扉からやって来た。
混沌の時代だ…
この世界は『光と闇」の神が作った世界であったが、その『悪魔』により滅亡に向かってしまった。
人々は神に祈り、現れたのが『聖女』であった。
神の代行者である『聖女』の力により、瘴気を抑え、『悪魔』の力が抑えられたことにより、扉の向こうに押し返す事が出来たとか…
しかし、数百年に一度の周期で瘴気が増え、また『扉』が開く脅威が訪れるようになった。
人々がその脅威に苛まれていた時、神は『聖女』を使わす方法を伝えた。
この世界とは別の世界からやって来る『聖女』
神代行者としてやって来る者を護り、助け、脅威を避けるようにと神託を残して…
そして、その脅威が現実に広がり始めた…
白と赤の二色の月がお互い満月となり輝く時、その者を呼び出す…
ヒト族の神殿内に秘匿された術式を展開して、来ていただいたのだと説明された…
ただ、聖女は常に一人。
黒髪の黒い瞳の女性は、この世界で聖女のみとされていたらしい…
時々魔力の多い者として生まれたヒト族の男性は、髪と瞳が『黒』となる事があるが、それ以外では、魔力の多い者として髪や瞳のみ『黒』となる。
だから、今回二人も現れ、しかも、二人ともが伝承されてきた聖女と同じ姿というのも、問題だと説明された。ただ、聖女は常に一人。
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