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未来のために
そして…
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月日はどんどん流れていった。
聖女である愛は妹の屋敷に入り、そこからアカデミーに入った。
カルロスの友人であるスレインの婚約者である事も周知して入ったから、誰も彼女に手出しはしない…と言うか、できなかった。
何せ、彼女達はこの世界の元神の転生らしい。
なら、手出しはできないよね…
と思ったんだけど、因縁のせいか、別の神からちょっかいはかけられたらしい。
その辺りは神々が対応していったから、こちらには大きな被害は無かったんだけれど…
そして、我が家に新たな生命…そう、子供が増えた。
まぁ、夫との長くも短い期間があったから、仕方ないかと受け止めた結果だ。
双子の子供達も可愛らしく、子供と孫が同じ歳という何とも言えない事態ではあったけれども、幸せであったからよしとしよう。
「こんな所でどうした?」
夜風に当たりながら庭園を歩き、そっと空を見上げていた時、夫に背後から抱きしめられる。
「色々あったなって…」
「そうだね…」
夫がそっと抱きしめてきて、私の顎を持ち上げ、優しく啄む。
「君がこの世界に来て、私と共に歩んでくれる事に感謝しているよ。愛している…」
「私も…愛してる。この先何が起ころうと、一緒に…」
抱き合う二人を上空の二つの月が優しく見守っていた。
Fine
聖女である愛は妹の屋敷に入り、そこからアカデミーに入った。
カルロスの友人であるスレインの婚約者である事も周知して入ったから、誰も彼女に手出しはしない…と言うか、できなかった。
何せ、彼女達はこの世界の元神の転生らしい。
なら、手出しはできないよね…
と思ったんだけど、因縁のせいか、別の神からちょっかいはかけられたらしい。
その辺りは神々が対応していったから、こちらには大きな被害は無かったんだけれど…
そして、我が家に新たな生命…そう、子供が増えた。
まぁ、夫との長くも短い期間があったから、仕方ないかと受け止めた結果だ。
双子の子供達も可愛らしく、子供と孫が同じ歳という何とも言えない事態ではあったけれども、幸せであったからよしとしよう。
「こんな所でどうした?」
夜風に当たりながら庭園を歩き、そっと空を見上げていた時、夫に背後から抱きしめられる。
「色々あったなって…」
「そうだね…」
夫がそっと抱きしめてきて、私の顎を持ち上げ、優しく啄む。
「君がこの世界に来て、私と共に歩んでくれる事に感謝しているよ。愛している…」
「私も…愛してる。この先何が起ころうと、一緒に…」
抱き合う二人を上空の二つの月が優しく見守っていた。
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