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未来のために
決着
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妹の家族も家族全員が揃ったけれど、このテント内の部屋はまだまだ余裕がった。
どれぐらい頑張って作ったんだろうね。
これは余り外に出せない。
下手したら…うん、危険な使われ方したらいけないからね。
「母上?どうされましたか?」
「うん、この魔道具は余り外に出せないなってつくづく感じたところよ。」
「あぁ、これはかなり特殊で、魔法陣も機密だし、そこに込める魔力量多いしも魔石とかも特殊だから誰それと作れませんよ。大丈夫です。」
「そうなの?」
「そうです。父上の協力あってこそです。魔法陣を刻んだのは父上ですからね。僕も頑張ってみたんですけれど、途中で失敗したりして…魔法陣は一気に書き上げる必要性がありますからね。まぁこれよりも性能を落として縮小版にすれば僕でも頑張って作り上げれます。頑張ってですよ。そうなれば普通の魔術師・魔導士には難しいですね。せいぜい百人中一人か二人ぐらいでしょうか?」
それなら大丈夫そうだ。
うん、我が子ながら研究オタクは夫に似たんだろうとつくづく思った。
それから両家で話し合って洞窟内に潜入する人数を絞った。
女帝である長女は、最初は城で留守番予定だったけれど、夫に権限を一任してこっちに来た。
だけどもこの国にとって重要人物だ。よって文句を言っていたけれど我が夫であるエドワードからせめてテント内で留守番を言い渡された。
不測の事態の場合、指示出す者が必要だと言って。
前皇帝である夫、父親からそう言われたら、うん引き下がってくれた。
うん、さすが我が娘だ。
賢いし、カッコいい。しかも超可愛い。
ふふふふっ
「大丈夫ですか?」
そう言って冷えた水をカルロスに渡しているのはディアブロだ。
前回にも姿を現せていた男。そして、私たちと共に英霊として活躍していた。
その男が本当に、あの時と違ってかいがいしく世話をしている。
ディアブロによく似た子供も…
ディアは本当によく似ている。何か関係があるのかな?
あの時甥っ子が契約してしまったディア。
何故か二人が同一人物の気がして仕方なかった。
「マスターのお相手様は大丈夫ですよ。もう少ししたら追いかけてこられるでしょう。」
「神にマスターと呼ばれるのはどうかなぁ~」
「マスターはマスターです。私にとっては唯一の主人。いついかなる場合でもお側に控えさせていただきます。神とかは関係ございません。」
「関係ありません。」
ディアブロとディアの二人がふんぞり返ってそう答える。
何とも言えない感じで、ついつい『ぷっ』と吹いて大笑いしてしまった。
カルロスも同じ。他の面々もだ。方を震わせて笑いをこらえている者数名。
笑っているカルロス見て、皆んなで穏やかな表情で見つめていた。
未来視で見た物の中に、カルロスが斬られるシーンがある。
カルロスが書いていたノートにもそう記載されていた。
もしかしたら矯正力とかで斬られるかもしれないけれど…でも…
うん、絶対に皆んなが幸せになるルートを掴み取ってみせる。
絶対に上手く行かせるんだからね!!
話し合いが終わり、各部屋で休む事にした。
振り向くと視線の先に、妹の側にいた銀髪の侍女がカルロスに声をかけていた。
あの時に協力してくれたシルバーと名乗る女性。
彼女は信用できるから…
「あぁ、大丈夫。子飼いの者が影からついている。何かあれば報告に来る。」
それを聞いてとりあえ安心して二人で部屋に入って休む事にした。
うん、疲れたよ。
どれぐらい頑張って作ったんだろうね。
これは余り外に出せない。
下手したら…うん、危険な使われ方したらいけないからね。
「母上?どうされましたか?」
「うん、この魔道具は余り外に出せないなってつくづく感じたところよ。」
「あぁ、これはかなり特殊で、魔法陣も機密だし、そこに込める魔力量多いしも魔石とかも特殊だから誰それと作れませんよ。大丈夫です。」
「そうなの?」
「そうです。父上の協力あってこそです。魔法陣を刻んだのは父上ですからね。僕も頑張ってみたんですけれど、途中で失敗したりして…魔法陣は一気に書き上げる必要性がありますからね。まぁこれよりも性能を落として縮小版にすれば僕でも頑張って作り上げれます。頑張ってですよ。そうなれば普通の魔術師・魔導士には難しいですね。せいぜい百人中一人か二人ぐらいでしょうか?」
それなら大丈夫そうだ。
うん、我が子ながら研究オタクは夫に似たんだろうとつくづく思った。
それから両家で話し合って洞窟内に潜入する人数を絞った。
女帝である長女は、最初は城で留守番予定だったけれど、夫に権限を一任してこっちに来た。
だけどもこの国にとって重要人物だ。よって文句を言っていたけれど我が夫であるエドワードからせめてテント内で留守番を言い渡された。
不測の事態の場合、指示出す者が必要だと言って。
前皇帝である夫、父親からそう言われたら、うん引き下がってくれた。
うん、さすが我が娘だ。
賢いし、カッコいい。しかも超可愛い。
ふふふふっ
「大丈夫ですか?」
そう言って冷えた水をカルロスに渡しているのはディアブロだ。
前回にも姿を現せていた男。そして、私たちと共に英霊として活躍していた。
その男が本当に、あの時と違ってかいがいしく世話をしている。
ディアブロによく似た子供も…
ディアは本当によく似ている。何か関係があるのかな?
あの時甥っ子が契約してしまったディア。
何故か二人が同一人物の気がして仕方なかった。
「マスターのお相手様は大丈夫ですよ。もう少ししたら追いかけてこられるでしょう。」
「神にマスターと呼ばれるのはどうかなぁ~」
「マスターはマスターです。私にとっては唯一の主人。いついかなる場合でもお側に控えさせていただきます。神とかは関係ございません。」
「関係ありません。」
ディアブロとディアの二人がふんぞり返ってそう答える。
何とも言えない感じで、ついつい『ぷっ』と吹いて大笑いしてしまった。
カルロスも同じ。他の面々もだ。方を震わせて笑いをこらえている者数名。
笑っているカルロス見て、皆んなで穏やかな表情で見つめていた。
未来視で見た物の中に、カルロスが斬られるシーンがある。
カルロスが書いていたノートにもそう記載されていた。
もしかしたら矯正力とかで斬られるかもしれないけれど…でも…
うん、絶対に皆んなが幸せになるルートを掴み取ってみせる。
絶対に上手く行かせるんだからね!!
話し合いが終わり、各部屋で休む事にした。
振り向くと視線の先に、妹の側にいた銀髪の侍女がカルロスに声をかけていた。
あの時に協力してくれたシルバーと名乗る女性。
彼女は信用できるから…
「あぁ、大丈夫。子飼いの者が影からついている。何かあれば報告に来る。」
それを聞いてとりあえ安心して二人で部屋に入って休む事にした。
うん、疲れたよ。
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